薫のガンの再発が先週発覚し、心がガン国際センターへ移籍するか薫の病気に共に向き合うかの選択が迫られていた。「アライブ」は、そのどちらにもキチンと向き合い、手にする。
どちらかを選ばなければいけない状況というのは生きていく上で何度も訪れる場面であるし、こと女性となると「仕事か○○か?」と選択を迫られることも多い中、心は薫と一緒に病気に向き合うことも、新天地で新しい仕事でスキルを磨くことも、周りの協力を得てどちらも成し遂げる。
今までのドラマや映画では「何かを得るためには何かを捨てる」という、割とストイックな姿勢が「よし」とされ描かれてきた。または、声高に「私は全部諦めない!」的...
今回は「生きがい」について問われる回でした。登場人物それぞれに生きがいがあり、薫の生きがいは医師として働く事、心の生きがいは薫の闘病に一緒に向き合っていく事、患者の橘の生きがいは娘の結婚式(破談になってしまったが)。
しかしそれぞれにその生きがいの障壁となるものがある…
劇中の「生きがいって何よりも効く薬だからね」というセリフはとても刺さるものがありました。
このドラマは本当に描写が丁寧で、ここ最近のドラマではなかなか見なかったタイプのドラマでした。
視聴率が伸びなかったのが残念…本当に色々考えさせられるドラマなのでもっと多くの人に見てもらいたかったです。
今期1、そして今まで...
前から注目していた、萩原利久くん。さすが。
やはり上手だな〜と感じた1話でした。
ラストまできちんと萩原利久くんのことについて描かれていなかったところは少し残念だったかな〜。
藤井隆さんとのエピソードのところは泣かずにはいられませんでした。
アライブは話が重たいって思う人もいるかもしれませんが、患者の気持ちも医師側の気持ちもきちんと描かれていて、脚本演出も丁寧で、私は完成度の高いドラマだと思っています。
萩原利久くんのエピソードがもう少しラストまで描かれていたら満足度5でした。
高畑淳子さんの演技が本当に素敵。感服。
岡崎紗絵、もう少し頑張れ。
ガン。それは個人が頑張って乗り越えられるかどうかの問題。
確かにその通りだと思う。本人が抗がん剤治療などの辛い治療を続けることが出来なければ、治るものも治らない。だから個人が頑張りきれるかどうかにかかってる部分もある。でも、その本人が辞める決断を下さない為には周りの力添えが必要であるということも言えていると思う。それをこの回では言ってくれたと思う。
癌は個人戦じゃない。集団戦だ。
瞳先生に癌が再発してそれをおんころ先生と共に戦うって話がオチなのか?
医療訴訟の問題はどこへ消えた?
前回の口コミで高畑淳子さんの演技の素晴らしさについて触れましたが、第9話ではさらにその上をいく圧巻の演技。
もう「素晴らしい」よりも格上の表現が見つからずに、なんと賞賛の気持ちを表していいのかわからないくらい感動させられました。
そして、1時間ずっとティッシュを握り締めながら見守りました。
第1話で高畑さんが演じる民代さんが登場した時から、もしかしたらこういう局面を迎えるのかもしれないと予想していたし覚悟はしてたんですけどねぇ(泣)
前回、手術後の抗がん剤治療を拒否して「残りの人生、自分のやりたいことをやりたい」と笑顔で病院を後にした民代さん。
行きたかった海外旅行...
後半の藤井隆さんが演じる光野先生のシーンでは、思わず頭の中にさだまさしさんの「道化師のソネット」が流れてしまいました・・・。
ここまでの8話、どの回も胸にアツイものが込み上げてくるとても素晴らしい内容。
今回のストーリーでは、笑顔がどれほどかけがえのないものかを教えてもらえたような気がします。
毎回のことなのですが、このドラマは何人かの患者さんのエピソードを描いても巧く1つに絡まり合っていて、観終わった後の清々しさが気持ちいい。
もちろん内容は辛かったりする時もありますが、必ず何か心に思うことを残してくれるドラマでもあります。
小児がんを患い、幼い頃から入退院を繰り...
ついに、薫先生が心先生に真実を告白。
それを聞いた心先生の、「消えて」の一言。
辛いというより、悲しい展開だった第5話。
でも、不思議と「きっとこの2人は大丈夫」という気持ちで見守ってしまいました。
このドラマは登場人物の心情をとても丁寧に描写しているので、ここまで観てくれば心先生の人の良さと優しさは充分に理解できています。
薫先生にしても、勇ましく強いように見えても脆さもあったりと、とても人間味のある人物。
その2人の「患者のためにベストを尽くす」という共通の志が、このまま終わってしまうはずはないでしょう。
第5話では、親権を争っているシングルマザーの患者のた...
なんと言ってもラスト。
薫先生がなぜ今まで心先生に『私に出来ることがあったら言って。なんでもするから。』
って言ってきたのか。
薫先生は、心先生の夫を殺してしまったことに対する返しのつもりだったが、心先生は、そうは捉えない。
『なんで、近づいてきたの?監視するため??』
その言葉に、薫先生は必死に誤解をとこうとする。でも、聞いてても言い訳にしか聞こえない。心先生なら尚更そう思っただろう。
まず、言う機会が何回もあったものの、隠し続けてきた。心先生には、その意味が分からなかった。
最後に放った言葉、、、
『なんでもしてくれるって言ったよね。私の前から消えて』。
今クール、医療ドラマが多い上に、映画館に行けば1本は予告に入る癌ものなのであまり期待はしていなかったんだけれど、いい意味で裏切られた。
構成自体は毎話ゲスト患者が登場というよくあるパターンなのだけれど、難解な症例にあたってバディを組むふたりが手術を成功させる……というのがメインと思いきや、ラストにかけて、サスペンス化。
木村佳乃さん、こういう役をやると本当に上手い。
全話通じての鍵は木村さんと松下さんの関係になっていくんだろうけど、それとは別に独立した患者の話もいい話。1話は「夫婦」がひとつのテーマになっているので、松下さんが演じる主人公から見た夫婦のあり方も興味深い。