4.0
出演者 4.0
ストーリー 4.0
演技 4.0
映像 4.0
アライブ がん専門医のカルテ 第5話
今回は、病気とは関係のない部分について深く考えてしまった回だった。
「謝罪」とは、なんて難しい行為なんだろう。
医療過誤による親の死を抱えて生きてきた薫が、大人になって自分自身が医療過誤を起こしてしまう。この望まぬリフレインがまずとても悲しい。
謝罪することで自分が救われたいと思っていないか?
謝罪することで相手をさらに傷つけてしまう可能性はないか?
真実を他人の口から知らされることで相手に不誠実だと思われてしまうのではないか?
薫も悩み、一度は言葉を飲み込んでいたのに一転。自身が医療過誤を起こされた遺族側の視点へ立ったとき、相手からの謝罪の「言葉」を望んでいたことにも気がついてしまう。
そうして真実を心に話すに至ったけれど、心にしてみれば薫の事情や感情の動きなど知るよしもなかった訳で……。突然驚くような事実を浴びせられ、相手への信頼が砕けてしまったことには変わりないもんね。
謝罪とは、言葉で謝ったら終わりってもんでもない。
とにかくあの記者、なんか知ってるなら早よ言って!