5.0
出演者 5.0
ストーリー 5.0
演技 5.0
映像 4.5
アライブ がん専門医のカルテ 第3話
3話にして未だに正体を告げられない梶山先生。
一生もう支えて生きていくつもりなんじゃなかろうかと思い始めた3話は、これまでにも増して重かった。
がんっていうのは終末とセットな部分も未だにあって緩和医療や延命の区切り、何度となく家族や本人に決断を迫ってくる。
心先生が事故の日に告げた言葉は、日常あるあるだと思う。どこの家族でも一度はもめそうな喧嘩。
それが人生最後の喧嘩だなんて思ってないから言えることでもあって。
未来がない相手とは喧嘩なんてできない。だって喧嘩って、よくなる未来のためにするものだから。
心先生は悪くない。たまたまそんな喧嘩をした日に事故が起きて、それが最後の会話になってしまった。
だから幻でもきっとそれが見えたのは旦那さんの意志があったと信じたい。心先生には未来があるから。旦那さんは重荷は軽くしてあげたいものだと思うのよ。
来週は更に重くなるってもう奈落にまっしぐらなんですが、看取ること、看取りの遺族の先まで描く話って案外少ないと思う。
このドラマはそれだけでも見る価値がある。きっと誰もが通る道でもあるから。