【くえりさんの視聴ドラマの口コミ・感想・評価一覧】

  • SPEC ~警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿~ 第1話

    4.5
    • 出演者 4.5
    • ストーリー 4.0
    • 演技 4.0
    • 映像 4.0

    無駄に恐れてた

    名作の評価が高いドラマはやっぱり面白い!
    キャラクター同士の緊張感が心地よく、
    相関図にも無駄がないと感じました。
    脚本もグイグイ来るし、シーンのテンポも小気味いい。

    加瀬亮さんと戸...
    続きを読む 名作の評価が高いドラマはやっぱり面白い!
    キャラクター同士の緊張感が心地よく、
    相関図にも無駄がないと感じました。
    脚本もグイグイ来るし、シーンのテンポも小気味いい。

    加瀬亮さんと戸田恵梨香さんの演技力なんでしょうか、
    ツボを狙いすぎて失敗した作品を見せられた時に感じる独特の気恥ずかしさも、あまり感じずに済みました。
     ↑
    正直言うとこの感じが怖くて見られなかったドラマです。
    でも取り越し苦労だったようです。もっと早く見ればよかった。

    後半ドタバタとSF要素、しかも裾野が広そうな陰謀感が
    ドサっと広がり、興味倍増。

    クセのある漢くさい俳優たちが数多くひしめく中で、
    戸田恵梨香の餃子くささと有村架純のあざとさが
    貴重な甘みになっている点にも好感。

    第二話も楽しめそうです。
  • 腐女子、うっかりゲイに告る 第8話

    4.5
    • 出演者 4.5
    • ストーリー 4.0
    • 演技 4.5
    • 映像 3.5

    コウモリは卑怯なのかな



    コウモリは卑怯なのかなぁ...

    獣の鋭い牙も
    鳥の堅いクチバシも持たないコウモリは
    どうしようもなく弱くて、
    弱いからそうして生き残るしかできなかった。

    それでもコウ...
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    コウモリは卑怯なのかなぁ...

    獣の鋭い牙も
    鳥の堅いクチバシも持たないコウモリは
    どうしようもなく弱くて、
    弱いからそうして生き残るしかできなかった。

    それでもコウモリは、卑怯って言われてしまうのかなぁ

    *本編より


    ジュンの、年の離れた恋人・マコトさんのセリフ.

    かつてジュンと同じように同性愛者であることに悩み、しかしジュンと違って、女性と結婚し家庭をもつ道を選んだマコトさん。
    「同性愛者はできそこない」と言われた時代、彼はコウモリとして生きるよりなかった。
    三浦さんという理解者を得て救われたジュンとは、その点でも大きく異なる。

    岐路にあって互いの生き方の違いが浮き彫りになるなか、己の人生を省みるマコトさん。

    「妻を助けるよ」

    谷原章介の落ち着いたふるまいと声が、しんみりと胸を締め付ける。
    コウモリとして生きてきた年月がじわりと伝わって来る。

    ドラマを通して、妻子ある身でジュンと不倫している、いわばよくわからない存在だったマコトさんのキャラクターと意味が、最終話にして明かされた貴重なシーン。

    マコトさんは、ジュンがなれなかった者であり、
    同時に、なることを選ばなかった者なんだろう。
  • 腐女子、うっかりゲイに告る 第3話

    4.0
    • 出演者 4.0
    • ストーリー 4.0
    • 演技 3.5
    • 映像 3.5

    ジュンが三浦に惹かれる理由

    「三浦さんにとって普通の恋人の定義って何なのかな?」
    「私が思う普通の恋人は、丁寧に挨拶しあえる恋人かな」
    「なにそれ?」
    (中略)
    「普通じゃないかな?
    じゃあもうなんか普通なんかじ...
    続きを読む 「三浦さんにとって普通の恋人の定義って何なのかな?」
    「私が思う普通の恋人は、丁寧に挨拶しあえる恋人かな」
    「なにそれ?」
    (中略)
    「普通じゃないかな?
    じゃあもうなんか普通なんかじゃなくていいや
    普通じゃなくていいから、私は安藤くんとそういう恋人になりたいな」

    ゲイである主人公・ジュンは“普通”の恋愛をしようと、女性である三浦と交際を始める。
    だがそれはひとつのチャレンジ。ジュンにとって「普通」は目標だ。だから定義が知りたい。

    普通の恋愛とは何なのか?

    この問い自体がすでに普通ではない。普通の人は普通を疑わない。だから普通なのだ。

    一方、三浦はまさに普通の象徴。

    複雑なジュンの内面に対し、時に暴力的にすらうつる「普通の」女の子は、しかし、ジュンの根深い悩みへの答えをもってもいる。
    上のやりとりでさらりと提示された
    「普通なんかじゃなくていい、私はこうありたい」
    という意志。
    普通でなければならない、という思いが強いジュンからすると、あまりに遠く、そして眩しい言葉だ。

    ここまで、どうしてジュンが三浦を選んだのか正直謎だったが、少しわかってきた気がした。
  • 腐女子、うっかりゲイに告る 第2話

    4.0
    • 出演者 4.0
    • ストーリー 4.0
    • 演技 3.5
    • 映像 3.5

    “普通” が痛々しい

    三浦「何考えてるかわかんないときもある」
    リョウヘイ「あるある、でも何かは考えてるし、考えすぎてる
    で、きっと考えすぎちゃうのは、ジュンくんが優しいからなんだと思う
    ジュンくんのそういうと...
    続きを読む 三浦「何考えてるかわかんないときもある」
    リョウヘイ「あるある、でも何かは考えてるし、考えすぎてる
    で、きっと考えすぎちゃうのは、ジュンくんが優しいからなんだと思う
    ジュンくんのそういうところ、好きなんだ」


    デートの最中、ジュンの表情が冴えないことをボヤく三浦さん。
    それを受けてリョウヘイは三浦に、ジュンの性格を伝えて励ます。
    リョウヘイはジュンの幼馴染。なんどもキン○マを “揉みしだいた” 間柄だ。

    ジュンの優しさを三浦に説くリョウヘイは、実は三浦に恋している。
    自分自身の気持ちを押し殺し三浦の恋心を応援するリョウヘイが、実は一番優しい。

    恋の相手と親友を思いやるリョウヘイ。
    ゲイであることを隠し、三浦の思いをどう受け止めるか葛藤するジュン。
    ジュン自身も、リョウヘイの、三浦への気持ちに気づいている。

    男二人の葛藤をよそに、観覧車の頂点で告白する三浦の、直裁な愛情表現が痛々しい。

    その告白にキスで応えたジュン。
    「普通のもつ暴力」を飼いならそうとするジュンの戦いが始まる。
  • 腐女子、うっかりゲイに告る 第1話

    4.0
    • 出演者 4.0
    • ストーリー 4.0
    • 演技 4.0
    • 映像 3.5

    自分も腐側だった

    F「真に恐れるべきは、人間を簡単にする肩書きさ」
    (中略)
    F「人間は、自分が理解できるように、世界を簡単にして分かったことにするものなのさ」
    ジ「物理の、『ただし摩擦はゼロとする』みたい...
    続きを読む F「真に恐れるべきは、人間を簡単にする肩書きさ」
    (中略)
    F「人間は、自分が理解できるように、世界を簡単にして分かったことにするものなのさ」
    ジ「物理の、『ただし摩擦はゼロとする』みたいな?」
    F「いいセンスだ」

    Mr.Fahrenheitと主人公ジュンとのメールのやりとり。

    二人はゲイだ。
    マイノリティ故の困難を生活のはしばしで感じているからこそ、敏感になれることがある。

    世間的に「当たり前」とされているものごとへの違和感。
    少数者は、その当たり前に同一化されないものがあることを知っているが、多数派はそんなことを想像すらしない。したとしても、どこか別世界の出来事だと思っている。このあたりの事情を鋭く突いた会話だと感じた。

    素朴で単純な、当たり前とみなしている認識のなかに、実は少数者を押しつぶす暴力が潜んでいる。それは意図して行使される暴力ではないだけに残酷だ。

    ここに登場するヒロインは腐女子で、この暴力的な認識を前提に、別世界のおとぎ話として同性愛をとらえ、その上にのっかってキャッキャと楽しんでいる。たいへん皮肉で痛烈な設定。それでも主人公のジュンは怒りをぶつけるわけでもなく、淡々と時間が流れていく。

    見ていてけっこうしんどい。タイトルから想像したよりもずっとヘビー。軽めのタッチを想像した自分自身も腐側だったのだろう。
  • ちりとてちん 第1話

    4.5
    • 出演者 4.5
    • ストーリー 4.5
    • 演技 4.5
    • 映像 4.0

    信頼の布陣!安心感が嬉しい

    名作と評価が高い朝ドラ、未視聴だったため見始めました。

    なんだろうこの安心感。
    流れるようなオープニングに、和のテイストのアニメーション。

    子役の二人の嫌味のなさもさることながら、...
    続きを読む 名作と評価が高い朝ドラ、未視聴だったため見始めました。

    なんだろうこの安心感。
    流れるようなオープニングに、和のテイストのアニメーション。

    子役の二人の嫌味のなさもさることながら、
    両親は松重豊と和久井映見という信頼の布陣。
    2007年の作品だが、二人ともほとんど変わりなく見えるのはさすが。

    優しくてチャキっとした芸者上がりの祖母に江波杏子。
    そしてそして、最初に立ちはだかる職人気質の祖父は米倉斉加年だ。
    こういう俳優さんがいてくれたことがドラマを面白くしたんだな、
    と少々寂しさも感じつつ、どんな演技を見せてくれるのかとワクワクもする。
    若き京本政樹がチャラい伯父役なのも嬉しい。

    面白いことを約束されたかのようなこのキャスティングの妙。

    この初回を見る限り構成も無駄がなく、ひとつひとつのシーンが違和感なく効いている感じ。

    少し前評判に影響されすぎてるかもしれないが、とりあえず期待しかない。
  • トクサツガガガ 第3話

    4.0
    • 出演者 4.5
    • ストーリー 4.0
    • 演技 4.0
    • 映像 4.0

    成功の要因はリスペクト

    「仲間づくりは、狩りです」
    妖艶な女幹部と化した吉田、今回も倉科カナさんは仕上がっていた。

    その手先としてヲタ仲間づくりを画策する仲村だったが、容易にはいかない。そもそもヲタクになるには...
    続きを読む 「仲間づくりは、狩りです」
    妖艶な女幹部と化した吉田、今回も倉科カナさんは仕上がっていた。

    その手先としてヲタ仲間づくりを画策する仲村だったが、容易にはいかない。そもそもヲタクになるには一種の素質が必要なのではなかろうか。ターゲットのユキちゃんさんには、その片鱗は全く見られない。

    えてして仲間=“ツイカセンシ” は、敵なのか味方なのかわからない、謎のツワモノとして現れる。その点、仲村の前に立ちはだかる北代さんの、取りつくしまのない絶壁具合が素晴らしい。演技力もあるのだろうが木南晴夏さんのキャスティングは成功しすぎていて怖いくらいだ。

    一方、ダミアン君の脳内ストーリーも健気でよかった。
    こういう心情を描けるのは作者自身に特撮への深いリスペクトがあるからだろう。特撮には詳しくない自分だが、「ジュウショウワン」や「救急機エマージェイソン」といったネーミングや、サブタイトル、ポスタービジュアルなど細かな設定の端々に、中途半端を許さないこだわりを感じる。

    視聴者を惹きつける要素として、また、内容が重くなりすぎない装置としてサブカル要素を援用するのは常套手段となっているが、そこに愛情と敬意が欠けていると、作品は大失敗すると思う。この点本作は大成功ではないかな。
  • トクサツガガガ 第2話

    4.5
    • 出演者 4.0
    • ストーリー 4.0
    • 演技 4.5
    • 映像 4.0

    倉科カナ大勝利

    特ヲタであることをひた隠し、社会生活を送る商社OLの仲村。
    自分の本性は知られたくないが、ありのままの自分を表現できる仲間も欲しい。そんな切ない願いが、ついに叶えられる。

    思い切って初参...
    続きを読む 特ヲタであることをひた隠し、社会生活を送る商社OLの仲村。
    自分の本性は知られたくないが、ありのままの自分を表現できる仲間も欲しい。そんな切ない願いが、ついに叶えられる。

    思い切って初参戦したヒーローショーで仲村は、密かに思いを寄せていた“トライガーのキミ”=吉田と偶然出会う。
    はにかみながら隣の席に座り、距離感を探りながら次第に打ち解けていく描写がなかなか細かい。

    周囲は子ども、あるいは子連ればかり。大人の女性はこの二人だけ。疎外された状況の中、お互いそれぞれに異なる思い・状況を背負いつつ二人は隣り合っている。「友達ができた」と手放しで喜ぶ仲村に対し、年齢差を思い知らされて自嘲気味に笑う倉科カナ。その複雑な表情がいい。意外なハマリ役だ。

    だがジュウショウワンの話題になれば二人の距離は一気に吹き飛び、それが必然、とばかりに意気投合。隠れ特ヲタを孤独に続けてきた古参兵の一言一言が、カノの凍った心に突き刺さる。

    クライマックスで“ものごっつい”カメラをやおら取り出し、
    「いいシーンを狙ってもダメです、とにかくガシガシいかないと!」
    とシャッターを切りまくる倉科の豹変ぶりには笑わされた。

    エンディング、最後列からカメラを向ける二人が向き合って微笑み合うシーンは、このドラマの最もあたたかいシーンだと思う。
  • ラッパーに噛まれたらラッパーになるドラマ 第2話

    2.5
    • 出演者 2.5
    • ストーリー 1.5
    • 演技 2.5
    • 映像 2.0

    ラップにもコメディにも失礼

    - 愛に憧れながら死んだ婦警、
    - 自分を守ろうと犠牲になった父親、
    - 新しい仲間たちの異常な三角愛、
    - ゾンビ化した妻を愛する手巻き寿司の男
    さまざまな愛の形&人間の裏表を思い知っ...
    続きを読む - 愛に憧れながら死んだ婦警、
    - 自分を守ろうと犠牲になった父親、
    - 新しい仲間たちの異常な三角愛、
    - ゾンビ化した妻を愛する手巻き寿司の男
    さまざまな愛の形&人間の裏表を思い知ったヒロインがゾンビ彼氏とラップ対決。

    しかし付け焼き刃の作文では全く刺さらず、まんまと一蹴されてしまう。
    しかし手書きのメモを捨て去って、腹の底からあらわれた彼女の叫びが奇跡を呼ぶ。

    まあまあ、ありがちな展開ではあるが、それでも料理の仕方によってはもっともっと面白くできたように思う。

    せっかくラップ要素を入れたので、コメディーであることに甘んじるのではなく、もっと突っ込んで欲しかった。
    クライマックスのヒロインの心の叫びが浅く、奇跡を呼ぶには説得力に欠けていた。

    例えば小芝さんが、キレッキレの茨城弁で洗練されたラップを見せたら、かなりよかったのではないかな。女優・小芝風花ならそういうのでも、何とかしてくれたような気がする。

    よくなる要素はあったと思うだけに、脚本・演出の敗北が痛い。
    ラップにもコメディにも失礼な形になってしまったと思う。

    星は小芝さんが可愛いから。
  • ラッパーに噛まれたらラッパーになるドラマ 第1話

    2.5
    • 出演者 2.5
    • ストーリー 2.5
    • 演技 2.5
    • 映像 2.0

    いろいろ惜しい

    ゾンビ映画のフレームにラッパー要素をねじこんで、無理無理にコメディーに仕立てた意欲作(?)
    小芝風花の茨城弁が可愛い。

    でも数分で飽きてしまったのは、ラップへのこだわりが足りていないから...
    続きを読む ゾンビ映画のフレームにラッパー要素をねじこんで、無理無理にコメディーに仕立てた意欲作(?)
    小芝風花の茨城弁が可愛い。

    でも数分で飽きてしまったのは、ラップへのこだわりが足りていないからだと思う。
    出てくるリリックがもっとイケていたら全然違う風合いのドラマにできただろうと思うと、とても惜しい。

    ラップが蛇蝎のごとく嫌われている設定には違和感を感じるが、そこは田舎においては「ラッパー化 = 社会的な死(ゾンビ)」ということにしたかったのかも知れない。

    ラッパーと化した彼氏は社会的に死んだも同然で、交際には値しない存在になってしまった。でもヒロインの胸のなかにはまだ彼への思いが残っている。
    危険があっても探しに行かずにはいられないほど、まだ彼の抜け殻(ゾンビ)に惹かれるのはなぜか? そこにヒロインがひと皮剥けるきっかけがある、というのは、わかるような気がするのだけれど。

    ブラザートムさんの音楽性を生かすシーンがまったくなかったのも残念。
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