【くえりさんの視聴ドラマの口コミ・感想・評価一覧】

  • 半沢直樹2 第4話

    4.0
    • 出演者 4.0
    • ストーリー 3.5
    • 演技 4.5
    • 映像 4.0

    半沢直樹の水戸黄門化

    半沢直樹シーズン2は、シーズン1を継承しているようでいて、実はまったく性質が違うドラマになった、と言ってみたい.

    前作は経済サスペンスと、それにまつわる人間模様を描いたドラマに違いない.
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    続きを読む 半沢直樹シーズン2は、シーズン1を継承しているようでいて、実はまったく性質が違うドラマになった、と言ってみたい.

    前作は経済サスペンスと、それにまつわる人間模様を描いたドラマに違いない.
    今作も同様の構えをとってはいるけど、見ている自分の視線が全然違っている.
    自分の目が求めているのは、絶対的な窮地を脱する半沢直樹の活躍ではなく、その半沢の活躍によってギャフンと言わされるおっさんたちの “悔しがり” やあたふたぶりの演技・顔芸になっている.正直、半沢が勝つに決まっている経済要素は、私のなかではすでに、大和田や伊佐山、その周辺の小物たちの顔芸のためのお膳立てに過ぎないものになってます.

    ストーリーはシリアスだけど、大和田が出るとニヤニヤしてしまうし、伊佐山が悪態をつけば後々どんな表情でそれを回収するのかとワクワクしてくる.半沢直樹2はそんなドラマになってきてる.

    それもこれも、香川照之が成し遂げてしまったことなのでしょう.シーズン1のあまりに印象的なあのシーン.今回もオマージュされたあのシーンは、今後さまざまな新しい敵役たちによって、繰り返しオマージュされるのではないかとすら感じてて、それはそれで面白いと思う自分もいるのです.
  • MIU404 第7話

    4.5
    • 出演者 4.5
    • ストーリー 4.5
    • 演技 4.5
    • 映像 4.0

    緊密な脚本が心地いい

    最初から最後まで息つく暇なく怒涛の展開.気づくとエンディングになってるという脚本が凄い.

    今話だけでもいくつものストーリーが縒り合わされていて、しかもそれぞれの登場人物に奥行きがある.それ...
    続きを読む 最初から最後まで息つく暇なく怒涛の展開.気づくとエンディングになってるという脚本が凄い.

    今話だけでもいくつものストーリーが縒り合わされていて、しかもそれぞれの登場人物に奥行きがある.それに加えて、全体を通して散りばめられた伏線も強い引きになっていて、とりわけさわやかに暗躍する菅田クンが不気味で強い.

    これだけ欲張るととっちらかってしまいそうだが、小気味好いリズムで、それぞれがわかりやすく入ってくるところに本当に感心してる.

    切り取る世相にも刺激される.トランクルームは、おじさんにとっては要らないものの置き場所だが、少女たちにとっては自分たちのもっとも大切なものをしまっておく心の支えになっている。

    「なんでここにいるんだろう
    いつまでこうしてるんだろう
    いらないものを置いておく
    この箱の中でただ存えて
    意味があるんだろうか」

    「つかここにいらないものなんておいてないよね」
    「宝物、置いてあります」

    このやりとりが印象的だった。
  • 妖怪シェアハウス 第2話

    3.5
    • 出演者 3.5
    • ストーリー 3.0
    • 演技 3.5
    • 映像 3.5

    陰陽師が気になる

    今回も軽快で面白かった.
    ポップすぎるキクちゃんとセクシーすぎるイワちゃんのとりあわせが可笑しい.

    クズ男を懲らしめるストーリーが連続しているところをみると、このドラマ全体のテーマなのか...
    続きを読む 今回も軽快で面白かった.
    ポップすぎるキクちゃんとセクシーすぎるイワちゃんのとりあわせが可笑しい.

    クズ男を懲らしめるストーリーが連続しているところをみると、このドラマ全体のテーマなのか、それとも単なる偶然なのか?

    この後の展開への伏線もいろいろ出て来た.
    今回の敵役・スター編集者に対して情のあるところを見せたパワハラ編集長.澪の気づかないところでいいところを見せていて、只者ではない感がにじむ.こういうのはグっとくるね.

    只者ではない、といえばアラナミ八幡の神主・ユズルくん.シェアハウスの大家さんなのになぜか妖怪たちのご機嫌をとっている.それも今に始まったことではないようだ.加えて、それとなく澪に釘をさし、護符まで授けた行動の意味は?

    さらに気になるのは、ヘビやムカデすら入ってこれないほどの結界を張れた凄腕陰陽師の祖父や、放蕩に出てしまったという父親.
    いったいどんな展開が待っているのか楽しみ.
  • 妖怪シェアハウス 第1話

    3.5
    • 出演者 4.0
    • ストーリー 3.5
    • 演技 3.5
    • 映像 3.5

    風花ちゃんの毛量

    コメディからシリアスまでこなせる小芝風花さんと、
    セクシーなあざとキャラの松本まりかサマの共演が楽しい.

    冒頭、小芝さんのボロボロシーンでひと笑い.
    毛量多いな、と妙なところで感心.
    ...
    続きを読む コメディからシリアスまでこなせる小芝風花さんと、
    セクシーなあざとキャラの松本まりかサマの共演が楽しい.

    冒頭、小芝さんのボロボロシーンでひと笑い.
    毛量多いな、と妙なところで感心.
    ラストの白目で卒倒するシーンも
    体当たり感があって、好感度が高まる.

    フーカリアンとしては小芝さんを見るドラマだと思っていたのが、
    前半の松本まりかの存在感の凄いのに圧倒された.
    勝ち負けじゃないけど
    - この脚本、松本びいきが過ぎる
    - 風花ちゃんがんばれ
    などと思ってしまった.

    考えてみると小芝さんにないものを
    もってるキャラが松本さんと言えるのかも知れない.

    さて、どうやってヒロインが妖怪のシェアハウスと出会う?
    という、放送前に思っていた興味は初回できれいに片付いた.

    あとは、なぜ妖怪たちがシェアハウスで暮らしているの?
    という点が気になってる.

    ぬらりひょん+酒呑童子+座敷童
    シェアするにはオールスター過ぎる.
    そのうち触れられるのだろうか?
    それぞれのキャラクターを掘り下げながら
    展開していって欲しい.
  • 私の家政夫ナギサさん 第3話

    4.0
    • 出演者 4.0
    • ストーリー 4.0
    • 演技 4.0
    • 映像 4.0

    ナギサさん、有能すぎ

    「やればできる子」

    そんな呪いを親からかけられている子どもは少なくない。
    子どもは基本的に、親の期待に応えようとしながら育つ。
    そこで身につけた行動パターンは独り立ちした後も続き、
    ...
    続きを読む 「やればできる子」

    そんな呪いを親からかけられている子どもは少なくない。
    子どもは基本的に、親の期待に応えようとしながら育つ。
    そこで身につけた行動パターンは独り立ちした後も続き、
    時にそれは呪いとなって子どもを苦しめてしまう、、こともある。

    メイはまさにそんな存在。
    長女で努力家。大好きなお母さんの言葉を
    そのまま自分に染み込ませている。
    そんな姉を、次女は冷静に見ている。
    ナギサさんはその次女からのプレゼントだ。

    仕事に家事にがんばりすぎたメイは結局倒れてしまい、
    番組終盤ではついにナギサさんとの本契約に至る。
    次女の思惑どおりにことは進んだことになる。
    なかなかの軍師ぶりだ。

    子どもを苦しめている問題は、親自身が抱えてる問題でもある。
    今回のナギサさんは母親が抱える悩みまでも溶かしてしまった。
    娘を癒し、返す刀で母をも癒すナギサさん、有能すぎる。
  • 女子グルメバーガー部 第1話

    3.5
    • 出演者 4.0
    • ストーリー 3.0
    • 演技 3.0
    • 映像 3.5

    径より高いハンバーガー

    日向坂ではちょっとおバカな妹キャラの佐々木美玲さんが、なんと初回のエスコート役。失恋してやけ食いに走ろうとする年若のヒロインをグルメバーガーに誘う。

    意外なキャスティングだったけど、赤いコ...
    続きを読む 日向坂ではちょっとおバカな妹キャラの佐々木美玲さんが、なんと初回のエスコート役。失恋してやけ食いに走ろうとする年若のヒロインをグルメバーガーに誘う。

    意外なキャスティングだったけど、赤いコートで颯爽と風を切る姿はなかなか様になっていた。活躍の場がどんどん広がっててすごい、って完全にファン目線だが、同じ思いでこの初回を見た人は少なくないと思う。

    本筋の感想だけど、これけっこうヤバい。そこが狙いだと言ってしまえばそれまでだけど、絶対ハンバーガー食べたくなるやつ。しかもそのあたりのファストフードチェーンのやつじゃだめ。手作りハンバーガーは旨いし、その旨さを知っているとこの誘惑にはなお抗えない。

    ちょっとアレかな、と感じたのはバーガーをかぶりつくシーン。
    径より高さのほうに尺があるグルメバーガーを若い女性に食べさせ、その横顔を撮るという流れは定番になるのだろう。

    正直、うまそうではあるけれども、これっていったいどうやって食べるの? 的な疑問は視聴者誰もが感じるだろう。かぶりつきシーンはその解答になるだけに外せない。
    ただ、なんだかね、、、ファンとしてはね。
  • MIU404 第3話

    4.0
    • 出演者 4.0
    • ストーリー 3.5
    • 演技 3.5
    • 映像 3.5

    メロンパンの車はレギュラー化?

    二人の台詞回しのテンポがよくて知らず知らず引き込まれる。イヤミな感じがせず、自然にキャラクターが浮かび上がってくるのがいい。
    へんに小洒落たセリフをいじって狙うと痛い感じになるが、このドラマは...
    続きを読む 二人の台詞回しのテンポがよくて知らず知らず引き込まれる。イヤミな感じがせず、自然にキャラクターが浮かび上がってくるのがいい。
    へんに小洒落たセリフをいじって狙うと痛い感じになるが、このドラマは安心して見ていられる。

    冷静な志摩(星野源)がやんちゃな伊吹(綾野剛)をリスペクトしていることがじわりと伝わってくるのもいい。
    今回はそれを表す明瞭なセリフもあって嬉しかった。

    MIUチーム全体の信頼感を際立たせているのが、ムカつく発言を繰り返すエリート九重(岡田健史)。コンサバな見た目のため抜擢されたのかも知れないが、大事な役なのでがんばって欲しい。声がもう少し通るといいね。

    終盤に全部をもっていった感のある菅田将暉。まだ役名も明らかになっていないけど、赤い革ジャンが似合いすぎ。ラスボス的存在になるのかな。
    星野&綾乃のバディを一人で十分に受け止められる存在感がすごい。


    「連帯責任なのよ」の女校長、むっちゃ感じ悪かった。生徒たちがオイタに走ったのもこの校長のせいなんじゃないかと思う。
    先回りしてのシュレッダー、なんか聞いた話だな。
    学校=隠蔽体質のイメージは一般に広まってるけど、実際どうなんだろう。

    メロンパンの車はレギュラーになったのだろうか。目立ちすぎて犯人の高校生たちにも二度目は見破られていた。これで菅田将暉を追うのは無理そうだが、、、?
  • 私の家政夫ナギサさん 第1話

    4.0
    • 出演者 4.0
    • ストーリー 4.0
    • 演技 4.0
    • 映像 4.0

    期待大!

    明るくコミカルなトーンのなか、
    時代の空気をとらえたテーマが展開されていて
    惹きこまれた。

    演出があの『凪のお暇』のスタッフと知って納得。

    キャリアか家庭か、という択一は
    生き...
    続きを読む 明るくコミカルなトーンのなか、
    時代の空気をとらえたテーマが展開されていて
    惹きこまれた。

    演出があの『凪のお暇』のスタッフと知って納得。

    キャリアか家庭か、という択一は
    生き方が多様化している今もまだ
    形を変えて存在している。

    というより、昔よりこじれた形で
    存在しているのかも知れない。

    本作のヒロインも、キャリア志向全盛期の
    世代である母親の価値観を
    無自覚に受け入れたことで、潜在的に苦しんでいる。

    仕事のために手に取ったコミックの中の

    我が生涯にいっぺんの悔いなし

    がコツンと引っかかったのは示唆的。
    きっとこのヒロインは自分の人生を自分の頭で考えたことがないのだ。
    ただ、親の期待に応えようと、やみくもに努力している。

    その価値観とまっこう対立するナギサさんの存在が
    今後、このあたりの問題を掘り下げていくことに
    なるんだろう。

    キーマンの大森南朋さんの演技に全体の成否が
    かかっていると思うけど、安心感は十分あって、
    楽しめるドラマになりそうと期待してる。
  • SUITS/スーツ 第5話

    3.5
    • 出演者 3.0
    • ストーリー 3.5
    • 演技 3.0
    • 映像 3.0

    三人の落伍者

    この話には三人の落伍者が登場する。

    - 甲斐に逆恨みするトラック運転手、
    - 甲斐の音楽友達でもあるハイヤーの運転手、
    - 借金取りに追われる磯村勇斗

    この三者に対する甲斐の態度...
    続きを読む この話には三人の落伍者が登場する。

    - 甲斐に逆恨みするトラック運転手、
    - 甲斐の音楽友達でもあるハイヤーの運転手、
    - 借金取りに追われる磯村勇斗

    この三者に対する甲斐の態度が、ひとつの価値観を描いている。

    トラック運転手は落伍者である上に根性まで腐っていて、どうしようもない存在だ。甲斐は彼を完膚なきまでに屈服させる。

    ハイヤーの運転手は自分を貫いたため音楽業界にいられなくなった。彼は収入の点では庶民だが、魂は尊い。甲斐は使用人である彼に対して敬語で話し、また、屈託無い笑顔を見せる。

    何度同情しても更生しない磯村勇斗は、性根が腐りかけている。
    甲斐は彼と距離をとるよう、鈴木に強く推奨する。それが磯村自身の魂を守ることにもなる、と信じている。

    初見では
    [全てをもつアッパークラス・甲斐」vs「性根まで腐った庶民]
    という対立構図が際立っていたため、どう見たらいいのかよくわからなかったが、読み解いて見ると上のような構成が浮かんできて、なるほどと思えるところもあった。

    当初わかりにくかったのは、甲斐を演じているのが織田裕二だからなのかも知れない、などとも思った。
  • SPEC ~警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿~ 第5話

    4.0
    • 出演者 4.0
    • ストーリー 4.0
    • 演技 4.0
    • 映像 4.0

    ここからガチ

    ここまで謎めいていた全体の流れがギュっ、とひきしまった印象。

    戸田恵梨香と城田優の関係、左腕を釣っている理由とニノマエとの因縁が描かれた。
    そうかな、と推測していたけれど、実際に映像とし...
    続きを読む ここまで謎めいていた全体の流れがギュっ、とひきしまった印象。

    戸田恵梨香と城田優の関係、左腕を釣っている理由とニノマエとの因縁が描かれた。
    そうかな、と推測していたけれど、実際に映像として見せられると衝撃だ。しかも指輪をからめるという残酷。脚本の執拗さを感じる。

    流れが変わったことは戸田と加瀬亮との信頼関係が固まってきたことからもわかる。
    「私情は禁物です、でも、『はい』」というセリフが二度あった。戸田恵梨香ならではの演技力。

    きわめつけは “ゴリさん” 。
    ここまでだらしない窓際キャラだった竜雷太が、高圧的な上層部をガツンと跳ね返し、部下の二人を守ったシーンはかっこよかった。キメるところはキメる。それでこそ往年の刑事ドラマスター。ここから未詳はガチだと伝わってくる。最後の遺体安置所でのシーンもよかった。...ただ、糖尿病が気になる^^;
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