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35歳の少女 第10話
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もしかしたらあたしたちはみんな
いつか胸を張ってこう言えるのを
願いながら、生きているのかも知れない
「これがあたしだ」
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物語のラストを締める望美のセリフ.
望美はアナウンサーへの活路を見出し、妹、父、父の家族、そして結人たちそれぞれも同じように元来の望みに向かって歩みだす.みんなの「これが私だ」が実現したというわけだ.
その意味では、25年間眠り続けて時間を奪われてしまった望美も、25年の間に現実にすり減らされてきた他の登場人物たちも、同じ状況と言えるのかも知れない.みんな25年ぶりに自分の人生の時計の針が進み始めたのだから.
この幸福な大団円は望美の目覚めなしには...