ハリセンとのだめの絡みがすき
漫画をドラマ化したもので、
のだめ役を上野樹里さん、千秋役を玉木宏さんが演じていました。
もちろん漫画みたいに細かくはなかったのですがしっかり重要な部分とかは再現されていて漫画よりも楽しく見ることができました。上野樹里さんたまきさんのコンビもすごく良かったし、その他のキャスティングもあっていて面白かったです。
上野樹里さんが野田恵ことのだめを演じていますが、原作マンガのイメージ通りというか、のだめは彼女しかいないと断言できるほど、完璧な芝居です。千秋役の玉木宏も素晴らしいです。のだめのような天才というか自由人というか、本能や才能だけで生きる人間が、本当の意味で音楽を愛するということや、表現するということを知ったり、千秋のように才能に恵まれても努力を重ねる意味を教えてくれるドラマです。出演者も素晴らしく、水川あさみさんや瑛太さんなど、後に活躍し続ける才能がそろっているところも見どころです。
名作。友人の強力なおすすめによって半信半疑で見たら、まさに名作ですっかりハマった。
主人公の造形が意外でいいですよね。普通音楽大学、音楽に邁進する話っていったら
あんなにずぼらでだらしない子にしないもの。
それに対して相手役の千秋は絵に描いたような(実際に描いてある)音楽の天才。この組合せが良かった。
何よりドラマが良かったのは、音楽の部分に高いクオリティを揃えて来たこと。
音楽シーンもたっぷり見せているし、そのレベルも高い。そこに裏打ちされた音楽ドラマだからこそ厚みが出たと思います。
こういう細部に説得力が宿るんですよね。創作物は。
のだめちゃんが可愛い。のだめちゃんの部屋は汚部屋だけど、千秋先輩が綺麗好きでパパっと片付けてくれて、たまにしか洗わない髪のシャンプーをしてくれたり、料理をしてくれたりと憧れの先輩とのだめちゃんのコントみたいに笑える関係表現が最高に楽しいです。
しかし、ただ笑えるだけではなく、ピアノという音楽に対しての才能は計り知れないものを持っていて、その感性音楽性も専門的に表現されていて、ピアノを極める事の難しさ、苦悩をも描かれていて、楽しさと専門性両方楽しめるドラマです。今では主役級の俳優さんも沢山出ていて、豪華な配役で目を見張ります。