【拓郎さんの視聴ドラマの口コミ・感想・評価一覧】

  • おっさんずラブ 第5話

    5.0
    • 出演者 5.0
    • ストーリー 5.0
    • 演技 4.5
    • 映像 4.5


    OL見るなら5話見ずに死ぬな。

    それが5話。
    おっさんずラブの真骨頂。
    聖典。
    テンコ盛り。

    思えばリアタイ時の私はここらへんから精神に異常をきたし始めたように感じる。
    ...
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    OL見るなら5話見ずに死ぬな。

    それが5話。
    おっさんずラブの真骨頂。
    聖典。
    テンコ盛り。

    思えばリアタイ時の私はここらへんから精神に異常をきたし始めたように感じる。

    見てください。
    レビューとして一番言いたいのはソコです。

    3話あたりから「こりゃはるたんは田中圭、一世一代の当たり役だな」と思い始め、5話でそこに林遣都=牧凌太が加わった。
    当たり役と当たり役の大コラボ。

    ストーリーはといえば、物語はいよいよ佳境で神シーンの連発。
    見ながらTVの前で ゥグっとか ンアっとか変な声1番出たのも5話(あと6話)である。

    (このちょっと前にこのドラマが“全7話”だということがわかって、沼内が大混乱に陥ったのも懐かしい…皆 当然の如く“全10話なんでしょ”と思ってたよね…えっ?終わる??あと2話で終わるのコレまじか???っていう阿鼻叫喚は凄まじかった…)

    とにかくふたりの全てが
    可愛い切ない嬉しい切ない面白い
    切ない愛おしい愛おしい愛おしい

    そして最後は言葉にならない大爆発。

    ちなみに個人的に譲れない(別に譲られなくても構わないと思いますが)神シーンといえば

    ・冒頭BH
    ・はははくさい
    ・かっ、彼氏なの?彼女なの?
    ・メシ行こうか(伝説の足ドン)
    ・お願いしますお願いします
    ・いろいろ着てみますか
    ・イヤだイヤじゃねえ
    ・恥ずかしい存在なんですか
    ・まぁ、うん
    ・世間はいつだってうるさいです
    ・元気出せワカモノ
    ・俺、頑張ります
    ・恥ずかしくないから
    ・帽子ポン
    ・ウフフキャキャキャ
    ・俺たち付き合ってます

    …全部かよ。


    当たるドラマには当たる理由というのがいろいろあって、例えば設定だったり演出だったりセリフの面白さだったり時局の流れだったり。何かがバチっとハマった時にドラマはやっと「当たる」んだと思う。

    そしてその中でも、そのドラマに誰が出てるかっていうのはすごく大きな要素で、それがさらに「当たり役」となれば、そのドラマが当たる重要なファクターになる。コレを同時に2人抱えたおっさんずラブはそういう意味でも強かった。(黒沢武蔵まで入れたらトリオだもんな…)

    田中圭はこれまでもカッコ良かったし可愛かった。図書館戦争の小牧教官には痺れたし、タラレバの丸井はこれ以上なくあざと可愛かった。私もいいな、とは思った。
    でも堕ちはしなかった。

    だがしかし。
    この“ポンコツだけど、誠実で、放っておけない”春田創一は、違った。
    おそらく春田創一という役は、田中圭が演じてきた人物の中で最も、そして圧倒的に中の人の素に近い。その春田という役の“期せずして滲み出るポンコツっぷりとその可愛らしさ”が、田中圭自身の個性と魅力をその奥からグバァッと引っ張り出し、物語と俳優個人の個性との強烈なマリアージュを生んだ。凄いことだと思う。きっとこれが一世一代の当たり役ってヤツなんだろうな…そう思った。

    その可愛らしさと、さらにその奥から滲み出てきた雄(オス)みが絶妙のバランスを生んで“当たり役・はるたん”がニワカに、燦然と、圧倒的に輝きを放ち始めた5話。

    同じことが牧凌太=林遣都の側にも“切なみといじらしさ”という要素の中で起こっていて、そのコラボがまた嵐を呼ぶという構造もあるワケだが、その全てが集約されたのがラスト近く、「オレ、頑張りますから」からの「全っ然恥ずかしくないから」からの帽子ポンからの追いかけっこウフフあははシーンではないかと思う。

    未見の方が読んでもなんのこっちゃかもしれません。すみません。
    でも大事なトコなんです。

    この辺りに関して細かく言いたいことは一冊の本にしたいほどありますが、コレを論じてると日が暮れるのでとりあえず、

    お願いだから見てください。

  • SOTUS

    4.5
    • 出演者 5.0
    • ストーリー 4.0
    • 演技 4.0
    • 映像 3.5

    深いぜ!熱いぜ!タイ沼へようこそ!


    某ドラマ垢で親しくしていただいたTwitterの相互さん皆から「アナタは絶っっ対に好きだから是非見るように」と強く、熱く、繰り返し勧められ、ならばと何気なく見たその足でドッポシはまりました。...
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    某ドラマ垢で親しくしていただいたTwitterの相互さん皆から「アナタは絶っっ対に好きだから是非見るように」と強く、熱く、繰り返し勧められ、ならばと何気なく見たその足でドッポシはまりました。

    物語はタイの大学を舞台に繰り広げられる熱くて爽やかでキュンとくる青春群像劇。タイドラマを見たのは初めてですが、俳優さんたちが皆想像以上にピュアで可愛くカッコ良く、ガチで魅力的なのにちょっと驚きました(失礼)。
    大学生が皆制服を着てるので当初高校が舞台かと勘違いしたり、細かな習慣の違いが意外だったりという違和感もありますが、タイの人たちの気質は日本人に近いのか、心情の描き方はとてもしっくりと無理なく見られます。

    所作やセリフの端々に勤勉で礼節を重んじ、隣人を大切にするタイの文化が感じられるのも新鮮で魅力的。でも世界中やっぱりワカモノはそこで悩むよね!っていうあるあるが微笑ましくストレートに描かれてもいます。

    メインになるカップルが男の子同士なので“BLドラマ”として騒がれていますが、そういう視点を抜きにしても充分に見応えのある丁寧なつくりのドラマ。もちろん萌え萌えきゅんきゅん(どっちかってぇと“ギュンギュン”レベル)には事欠きません。私は今既に「コロナ明けたらタイに行きタイ」レベルまでタイの魅力に取り憑かれています。

    ただ、事前に「1、2話はトンチキな場面も多いのでそこは堪えて見るように」と皆から指導(?)された通り、日本で言ったら前時代的な新入生シゴキの場面などもあるので、そーゆーの全面的に無理!という方は要注意。
    ただし、この一番厄介なシゴキチームのリーダーが実は当ドラマの圧倒的ヒロインであり、その恐ろしさイヤミったらしさは後日 青天井ブチ抜きの破壊的な可愛さいじらしさへと変貌していくので(そしてその変容っぷりがこのドラマの一番の見どころでもあるので)是非そこはグッと堪えて薄目で見続けていただければ恭悦至極に存じます。

    (意味わからんと思われるでしょうが、私もそうでした。そこは騙されたと思って見ていただきたい。後悔はさせません)

    個人的には文化的な部分も含めてそこ(先輩後輩の関係やシゴキの場面)の要素も面白かったです。

    とにかくまずは主人公の新入生・コングポップ(Kong=Singto Prachaya)と、もうひとりの主人公、3年生のSOTUSリーダー・アーティット先輩(P'Arthit= Krist Perawat)。
    このふたりに刮目して見ていただきたい。
    まー、とにかく魅力的。
    圧倒的に魅力的。

    美しい。
    可愛い。
    カッコいい。
    いじらしい。
    切ない。
    エロい。
    とにかくメインアクターとしてこれ以上ない全ての要素がこのふたりには凝縮されています。
    因みにこの主人公ふたりのカップルはこのドラマで大ブレイク。その人気はこのあと続編「SOTUS S」、単発完結編「Our Skyy」へと増幅していったのみならず、Krist&Singto としてアーティスト活動でも大成功を収め、そのファンミーティングは今も世界中で行われています。

    ともあれ、
    トンチキしごきを乗り越え(それも後から萌えポイントに変貌するんで)、せめて3話。
    3話まで見進めていただければ、間違いなくアナタの心に深く刻まれる名作ドラマです。

    是非!!!!!!!



  • おっさんずラブ 第6話

    5.0
    • 出演者
    • ストーリー
    • 演技
    • 映像


    5話6話になるともう1分たりとも見逃せないことになってきてた「おっさんずラブ」。

    この辺まで来ると、状況はもう 前回予告の阿鼻叫喚→必死の考察→更にそのナナメ上を行かれる展開 という流...
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    5話6話になるともう1分たりとも見逃せないことになってきてた「おっさんずラブ」。

    この辺まで来ると、状況はもう 前回予告の阿鼻叫喚→必死の考察→更にそのナナメ上を行かれる展開 という流れにも、 は!?どゆこと!?っていう各種爆弾のブッ込み波状攻撃にも、視聴者がいちいち細かく反応してらんないくらいのジェットコースターっぷりを呈していた。
    上げて落としてまた上げての急旋回っぷりに見てるコッチはもうヘトヘトのズタボロだ。(だけどやめらんない)

    特に6話はマジで 詰めっこっみっ過ぎなんですよっ!ってくらい押し込められてる物語の熱量がデカいので、見る側はマジで疲弊するし、それと並行して沼の深度は増していく。

    それまでにも薄々感じてはいたものの、6話を見ながら確信したのは、「あ、この脚本&製作陣は、視聴者を置き去りにすることを恐れてないんだな」って点。

    ここまでにカマされた放置プレイや肩透かしは多々あった。
    2話終わりのデコチュー後1週間、あんなに心配したのに3話アタマで牧くんシレッと春田家に帰ってるし、待てど暮らせどATARUくんの正体は明かされないし。

    そもそも“ゴミ箱キック”“そんなこと俺が一番分かってます”から“武川さんちにお世話になろうと思って”まで、牧くんと武川さんの2人がどんな立ち位置でどう絡んでたのかすら明らかにはされていない(なのに突然激しく土下座かましてくるマサムネ…大人な主任をここまで翻弄する牧くんの小悪魔ぶりが推察されて胸が震えたよね…)。

    加えて、すわ!終盤に向けての分水嶺!?と緊迫した5話終わりのはるたん決死のカミングアウト(民絶叫)も6話アタマで牧くんに簡単にいなされ、物語は粛々と進むのだ。
    え?あ?今のもう終わり?
    行間に想像の余地あり過ぎじゃね??
    っていう展開の、如何に多かったことか。

    でも今思えばこの「説明しないし、媚びない」って姿勢と、物語の寛容に満ちた世界観、そこに行間を楽しむ民の盛り上がりが絶妙に噛み合っちゃってたんだな、これが。
    脚本の姿勢が別にそれを意図したものではなく、単に“スッカスカじゃん!(by 某制作陣)”なものだったということはのちに判明するんだけども、それはそれとして、決して悪いことではなかったと私は思っている。特にこの6話では、テンポ、バランス共に奇跡のハマり方をしてたんです。そう、この時点では!

    ともあれ、テンコ盛りの6話は忙しい。

    倒れる牧くん。
    彼氏はるたんの必死の餅粥看病。
    尊い!
    これが尊いということなんですね神様!
    続く蝶子さん、聖母の献身。
    武川主任来襲で明らかになるまさかのマサムネ呼び。崩れ落ちる民の群れ。
    ちずちゃんのド天然宣戦布告で牧くん至高の切なみ観音菩薩。
    極め付けははるたん帰宅からの可愛いワチャワチャと絶品悶絶冷蔵庫ちゅー。
    ありがとうコスモ石油。

    カップルとして交わされる、そこからの実家絡みの2人の会話なんぞは、今となっては涙無くしては見られない隠れた名場面である。(いや隠れてはいない)

    そこから先も、さぞや家族との間で葛藤があったんでしょ!ね!悩める青少年・牧くん!と身構えたコチラの握り拳を見事に無駄にした「仲良くて良かったわぁ」な牧家くらいまでは良かった。微笑ましかった。ジェットコースターも上りの眺めは爽快だったんである。

    2人しみじみキャッキャの帰り道、
    そこにかかってきたちずちゃんの呼び出し電話から急降下は始まる。

    阿鼻叫喚とはこのことである。

    ここからの詳細は略す。
    書けない。
    私には書けません。

    参考までに【阿鼻叫喚】。
    …非常な辛苦の中で号泣し、救いを求めるさま。非常に悲惨でむごたらしいさま。地獄に落ちた亡者が、責め苦に堪えられずに大声で泣きわめくような状況の意から。
    …「阿鼻」は仏教で説く八熱地獄の無間地獄。現世で父母を殺すなど最悪の大罪を犯した者が落ちて、猛火に身を焼かれる地獄。「叫喚」は泣き叫ぶこと。一説に八熱地獄の一つの大叫喚地獄‥釜ゆで地獄 の意。
    (三省堂「新明解四字熟語辞典」より)

    かの“三文字殺人”に圧殺された無辜の民の魂は、この後1週間一滴の水を求めて地獄を彷徨うことになる。

    嗚呼、思い出す。
    6話放送後7話までの“あの1週間”。

    仕事は何一つマトモに進まず、
    高速道路で事故りかけ、
    家では何故か普段目もくれないサッシの角を楊枝でほじくるまで掃除をした。
    夕食は一汁五菜の豪華ディナーを作り続け、
    家族全員に今までなかったほど優しくなれた。

    何故???

    わからない。

    そうせずにおれなかったのです。

    ただただ1日30時間牧凌太のことを考えて生きました。
    冗談も誇張も抜きで3キロ痩せました。

    迫り来る最終回・7話放送のその前夜、疲弊し尽くし余りの憔悴に耐えかねた私は、
    遂に一生やらないと心に誓っていたTwitterに手を出し、人生初の青い鳥アカを作るに至るワケだが、ここから先はまた別途…

    まだドラマ未見で今からこの作品を見てみよっかなとかいう方がおられるとしたら、
    これだけは伝えたい。

    引き返すなら6話を見る前です。

    おっさんずラブの沼は、

    深い。


    (続く)


  • おっさんずラブ 第4話

    5.0
    • 出演者
    • ストーリー
    • 演技
    • 映像

    超名作⁉︎の予感!モリモリ第4話


    正直、3話終了時の“次回予告”以降1週間、
    頭の中には例の「バックハグ 」のことしかなく、GW明けの仕事には差し障りまくるわ、いわんや家事になんぞ一切手がつかず家も荒れ放題。いつ来る?どう...
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    正直、3話終了時の“次回予告”以降1週間、
    頭の中には例の「バックハグ 」のことしかなく、GW明けの仕事には差し障りまくるわ、いわんや家事になんぞ一切手がつかず家も荒れ放題。いつ来る?どういう流れでいつ来るんだっ???(꒪皿꒪)とそのことばっかり考えながら見始めた気がする第4話。
    2018年5月12日の放送でした。

    だがしかし、いざ始まってみるとそこにブッこまれてくる コーーーンンンンなマサムネ(この初見当時はまだ“武川主任”とお呼びしておりましたね)の奇行の数々、破壊神の降臨、薄ら寒いちずちゃんとの彼氏彼女ごっこ&テーブル下の手繋ぎからの春田勘違い〜!、
    そして牧くんのデキるヤツっぷりが遺憾無く発揮されたわんだほう買収事件に、そこからの“あげないよ”大暴発。(「爆発」じゃないですよ。敢えての「暴発」。ここで視聴者【まだ民という名称すらなかったこの頃w】全員1回死んでますからね😇)

    は〜。

    濃いな、4話!

    名場面と名台詞しかねーじゃん!

    気が付けばこの怒涛の展開の中で1度バックハグのことはキレイさっぱり頭の中から消えてたよね、とりあえず。そんでもって考えてたのは「牧くんが…牧くんがキレイ!」ばっかだった…多分…(「そんなこと俺が一番分かってます」に至ってはもう神々しい域に達していた…多分…)

    そういえばこの時CMの間ずっと考えてたことを思い出す。
    林遣都という俳優について。

    いや…林遣都ってたくさんこれまでにもドラマやら映画やら見て来てたよね私?
    なんでこの存在に気が付かなかった私?
    なんなら良く間違ってたよね…
    林遣都と池松壮亮と染谷将太…
    区別ついてなかったよね私?(←実話)
    大ポンコツ、私!!!!

    本編スタート。

    とにかくモリモリ過ぎた4話、
    話の中身は濃過ぎるは展開は早すぎるは
    コッチの感情と心臓はついていくのに必死。
    このテンコ盛り展開の中で牧とマサムネの繋がりに“なんで俺動揺してんだ!”となり、ちずちゃんに“一緒に寝るぅ?”を無視され、部長にちゃんとお別れを告げたはるたん…ホンマお疲れやったな…。
    振り返れば、フラフラしたヤツだな!と怪訝に思いつつも、牧くんの美しさ同様このはるたんの可愛さにはハマらずにおれなかった。
    ケイタナカ天晴れ。そして部長に気持ちをちゃんと伝える、あの断り方は100点満点!と思ったよね。

    こうしてみると本当に良く出来てた4話。
    脚本も演出も、そして勿論演者の皆さんの演技も最高で、今思えば既にこの段階ではるまきのトリコだったな私。名作やでこのドラマ!って家族に叫んだのも4話終了後だった気がする。うん。

    そしてラスト、
    Revivalが流れ始め、ぶちょーが泣き、完全に流れに飲み込まれた私が はぅ〜〜んとなったところに…きました!謎のイイ身体!?😳

    はるたん「なんで武川さんなんだよ」か〜ら〜の、牧くん「元カレなんですよ」

    そして

    「行くなって!」

    ンギャアアア!!!!!!!!
    忘れとったわ!
    これやん!
    ここでバックハグ !
    破壊力!!!!!

    そしてたたみかける次回予告
    「付き合ってください」

    えっ!?
    付き合ってって言った!?
    牧くん今 付き合ってって言った!?
    しかもはるたん「はい」って言った!?

    悶絶。

    阿鼻叫喚。

    そして今録画したばかりの4話と予告をコマ送り含め1000000回再生しつつ、
    一睡も出来ずに5月の夜は更けてゆく…

    はい。恐ろしい回でした。

    (結局このあとドラマ終了時まで心安らかに眠れた土曜日なんてなかったんですけどね…😇✨)



  • ダブル・ファンタジー

    3.5
    • 出演者 4.0
    • ストーリー 3.5
    • 演技 3.5
    • 映像 3.5

    良い子は見ちゃダメ!最高のケイタナカ


    だからね、
    ケイタナカにクズ男やらせちゃダメなんだって。

    丸井良男(東京タラレバ娘)も基本そうなんですけどね。
    岩井センパイよ。
    妻子持ちのパッと見キチンと良識あるいい男がさ、き...
    続きを読む
    だからね、
    ケイタナカにクズ男やらせちゃダメなんだって。

    丸井良男(東京タラレバ娘)も基本そうなんですけどね。
    岩井センパイよ。
    妻子持ちのパッと見キチンと良識あるいい男がさ、きゅるんとまんまるいピュアッピュアな目で下からシッポ振って見上げて来るわけですよ。アナタが悪いんですよと言わんばかりのウルウルな視線でさ。

    ダメでしょう。
    これ、クズがクズにならないでしょう。
    アレ?これ実は凄くいいオトコなんじゃね?
    私、実はマジ愛されてるんじゃね?ってね、なるでしょうよ。
    ダンナと2人の子持ちの私がアレ?ってなるんですよ実際。お年頃のムスメさん達がこんなケイタナカ見て「ああっ!こんな人と出逢いたい!」なんてマズい癖持っちゃった日にゃあ、苦労して蝶よ花よとこれまで育ててきたお父さんお母さんは瀧の涙ですよダメダメです。

    ホンマ、ケイタナカのクズ男はタチが悪い。

    やってること言ってることがどんだけサイテーで自己チューで唾棄すべき中身であっても あ、うん、ごめんね、それ私のこと好きだから言ってくれてるんだよね、ってなっちゃうんだよ!女子が!なんで!?ケイタナカだからだよ!!!

    見てご覧なさいよ。これドラマの流れで言うと明らかにコナかけて来てるのは岩井センパイの方からなのに、最後どっからどう見ても センパイ!いや〜ん!可哀想な人〜!私が慰めてあげたぁい💓ってテンションで終わってんじゃん。ピルピル震えながら寒そうな目で“あっためてくんないの?”って言ってるごとき涙目。
    いや!お前そもそもやってることがクズなんだからな!なんだその目は!可愛ええやないか!恐い!ケイタナカ恐い!!!

    …落ち着け私。
    ほんと、ケイタナカ史上、中の人の人間タラシっぷりが最もよろしくない発露の仕方してるのが丸井良男であり岩井センパイなんじゃないだろうか(最上に褒めてる)。タチ悪い。ほんとタチ悪い(繰り返すが褒めてる)。

    考えてもご覧なさい。

    ベッドの中でだけタメ語になる、先輩なのに日常敬語のケイタナカ。

    ゆるふわパーマの前髪の奥から熱を帯びたウルウルの瞳で見つめてくる、物腰柔らかな、仕立ての良いスーツ着た大人のケイタナカ。

    ネクタイを噛んで解く激アツ雄み大爆発のケイタナカ。

    禁止だ禁止!全部禁止!

    という訳で良い子は絶対に見ちゃいけない作品です。特にお年頃のムスメさん方には絶対見せないように親御さん方はバリア張っといてください。ムスメさんの人生が間違った方向に行かないという保証が出来ません。

    何故ならそれがケイタナカだからです!

    以上!


  • 美丘-君がいた日々-

    3.5
    • 出演者
    • ストーリー
    • 演技
    • 映像


    10年前の作品を初見。
    今の感覚でキャスティング見ると えっ!吉高由里子と林遣都???って違和感がまずアリアリだけど、実際見てみると、キラッキラの少年チワワと小悪魔吉高の相性は悪くない。
    ...
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    10年前の作品を初見。
    今の感覚でキャスティング見ると えっ!吉高由里子と林遣都???って違和感がまずアリアリだけど、実際見てみると、キラッキラの少年チワワと小悪魔吉高の相性は悪くない。

    実を言うと “原作・石田衣良のヒューマンラブストーリー” ってところから当初は結構違和感があったのだが(私の中の石田衣良はなんたってIWGP=池袋ウエストゲートパークとかアキハバラ@DEEPの人なもんで)、
    物語自体はお涙頂戴に寄り過ぎることなく、生きるとは、というテーマを淡々とシャープに描き出した良作だと感じた。

    まだ10代、デビュー後数年の遣都氏は、硬いし、融通がきいてないし、何より標準語の言い回しがまだ板について無くて不自然。時に棒立ち。技量に勝る吉高嬢のグイグイくる感じに、後ずさったりアドリブもきかなかったりっていう硬直っぷりが目に見えるレベルでダダ漏れてしまっている。
    ただ逆に、役柄的にそれがハマるシチュエーションでもあったのが幸いで、未熟で応用が効かず流され易い、でもピュアで真っ直ぐな太一くんがそこにはちゃんと存在していた。
    キャスティングの妙である。

    オロオロばっかり泣いてばっかりの(そして泣きの演技もまだまだ青い)太一くんは、無駄に“大丈夫!”“俺がついてる!”を連発しながら、弾丸特急美丘ちゃんの風圧にクルクルと翻弄されまくる。
    その太一くんの狼狽(同時に、演技における中の人の戸惑い)は本来こちらにドキドキハラハラをもたらさなければならないものの筈なのに、10年後、確固たる実力を身につけた俳優・林遣都を知っている今、その拙さはことさらに感慨深く、なんなら余裕を持って満喫出来る類のものになっている。
    しみじみ思うのである。
    ココからあれこれ揉まれて、悩んで、今の場所まで辿り着いたんだなぁ遣都くん。偉かったねぇ遣都くん。頑張ったねぇ遣都くん。
    うんうん。

    ドラマの見方としては完全に間違っている。
    笑。

    役者の成長を味わう見方といえば、
    このドラマには登場人物の皆を支える精神的支柱・高梨医師として谷原章介氏が出演されている。辛抱遠慮、揺るぎなく落ち着いたオトナの魅力。甘い低音ボイスも心地よい、このドラマの“辛くなったらオレの背中を見ろ”的存在(言ってない)の高梨先生なんだけど、
    その昔この彼が、私が知る限り史上最強の棒読みイケメン「道明寺司」だったことなんて、若い世代の視聴者は知らないんだろ〜なあ。知らないよね〜。
    出てたんですよ。花男。90年代の映画版なんですけどね。ヒロイン・つくし=内田有紀、花沢類は藤木直人。
    オニのように可愛かったなあ、内田有紀。
    そしてビッッッックリするくらいヘタだったなぁ、谷原章介。

    もう完全に“顔面だけでキャスティングしたやろ⁉︎”っていう噴飯ものの棒読み学芸会演技で、実際私は当時付き合ってた彼氏と一緒にこの作品を見ていて「あんまりやろ!」と声に出して叫んでしまい、どうどうと両肩を抑えて宥められた経験がある。
    まさかその彼がここまで生き残って、しかも作品に安心感と安定感をもたらす演技派に落ち着こうとは当時夢にも思っとりませんで。
    人間って、成長出来るんだな、頑張ったんだな、偉いな、と、高梨先生が出てくるたびに思ってしまう。これもドラマの見方としては間違ってるけども。笑。

    母親役の真矢みきがまんま真矢みきで、親友グループの勝地涼がひゃ〜、チャレえ〜、って勝地涼で。当時20歳そこそこの吉高由里子は、ウィ〜!👍なノリはそのままに激しく重い葛藤を見事に表現し切った圧巻の演技力。
    特出したとこはないけど(ハッキリ言うw)視聴後感は爽やか。締める所をキッチリ締めた安定感ある作品です。

    あっ、ひとつだけ。
    “ビーフシチューが得意な良妻賢母”設定の真矢みきさんですが、これ絶対生まれてこのかたお米といだこととかないでしょ?っていう調理シーンが大好きでした。
    是非見てください。
    米をといでる真矢みき。

    現場からは以上です😊。




  • 図書館戦争 BOOK OF MEMORIES

    5.0
    • 出演者 5.0
    • ストーリー 5.0
    • 演技 4.5
    • 映像 4.0

    エンタメ大作!小牧教官カッコええ!


    映画『図書館戦争 LIBRARY WARS』続編『図書館戦争 THE LAST MISSION』の公開直前、特別企画として放送されたドラマ『ブック・オブ・メモリーズ』。

    いわゆる2本の...
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    映画『図書館戦争 LIBRARY WARS』続編『図書館戦争 THE LAST MISSION』の公開直前、特別企画として放送されたドラマ『ブック・オブ・メモリーズ』。

    いわゆる2本の映画を繋ぐスピンオフドラマなわけだけども、これがどうしてどうして、本編にも負けず劣らず、なんなら個人的には図書館戦争シリーズの中でもこの作品がブッチギリで好き!ってくらい面白いドラマなんである。

    なんたって原作(小説『図書館内乱』)の中でもサイコーにエモい小牧教官と毬江ちゃんエピ。
    もともと有川浩作品が大好きで、図書館戦争についても 何ぃ?映画化だとう?変なモンこさえやがったら許さへんでェてやんでェ!な入口から入った私が、このスペシャルドラマまで見終わった頃には 実写化サイコー!フゥー!!な手放し降参状態になってるくらいだからクオリティは相当に高いと思っていただきたい。(この脚本を担当したのが かの野木亜希子氏と知って しかり!と膝を打ったのは 逃げ恥にどハマりしただいぶ後のことでした)

    そもそも、「正化(せいか)時代の日本」というパラレルワールド、国家によるメディア検閲が正当化された社会が舞台で、主人公・郁(榮倉奈々)が「知る自由」や「本を読む自由」を守るための図書館自衛組織“図書隊”の隊員である って設定だけでもエモいのに、そこに
    ・聴覚障害のある女子高生・中澤毬江(土屋太鳳)と教官・小牧幹久(田中圭)の恋
    ・精神と読書の自由、そこから得る喜びとは。人権とは。国家とは。
    っていう硬軟入り乱れた怒涛の萌えポイントがてんこ盛り。

    主人公の人生を変えた運命の人・堂島教官(岡田准一)はジゴクのようにカッコいいし(ここでは敢えて低身長が活かされてるのも激萌え。あの常人並外れたアクションはどゆことだ)、
    のちにおっさんずラブという運命のドラマで世紀のポンコツイケメン・春田に堕ちることになる私にとっては、その前段階「小牧教官カッコええ!この人が田中圭なんや!」という認識を初めて持つに至った記念すべき作品でもあるのである。
    (因みに私はこの作品を観るまで 田中圭と小出恵介の区別がついていなかった)

    図書館隊タスクフォースと「メディア良化隊」との激しい攻防戦はドラマの域を超えて“うそやん😨”レベルのアクションだし、ここまで破天荒なありえん設定なのに切実な社会派ドラマとしてもリアリティに溢れていることなどなど、この作品の凄さを上げて行ったらキリがない気がする。

    このドラマで初めて田中圭を田中圭として認識し、「小牧教官💓💓💓」となった私としては

    ①良化隊に突然身柄を拘束され、理不尽な尋問(ほとんど拷問)を受ける小牧教官
    …床に転がされ意識も虚ろな田中圭のダダ漏れる色気!

    ②図書隊に救い出されて毬江ちゃんと再会のハグをした小牧教官のラストウィスパー「もう子どもに見えなくて困ってるよ」
    …説明のしようがない!このドラマはココ見るだけでもいい!日本ドラマ史に残るキラーポイント!

    この2シーンだけは絶対に見逃さないでいただきたいKTP(ケイタナカポイント)である。

    またね、ケイタナカがね、まだ今みたいなマッチョになる前のちょっと細い線なケイタナカなのも良いのである。サラフワ前髪の、ギリギリあざとい手前の、キラースマイルの爽やかイケメンなのも良いのである。

    こう書くと、なに?福士蒼汰も出てるしイケメン祭りのミーハードラマなの?と思われるかもしれないが、それはそれはなトンデモ誤解。
    ラスト、記者会見での毬江ちゃんの心からの叫びには胸を抉られるし、現代日本で“自我を認識し、信念を持って生きる”ということについて考えさせられる問題作でもあると思う。

    エンターテイメント大作。
    文句なしの五つ星。
    観て。


  • コタキ兄弟と四苦八苦 第12話

    5.0
    • 出演者 5.0
    • ストーリー 5.0
    • 演技 5.0
    • 映像 5.0

    続編!三と四で続編!!


    シミジミと良きドラマでありました。

    さっちゃんに帰る場所と帰る理由ができて良かった。
    クズ親父を変に理由つけていい親父へ持っていくことを最後までしなかったのも良かった。
    クズ親はク...
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    シミジミと良きドラマでありました。

    さっちゃんに帰る場所と帰る理由ができて良かった。
    クズ親父を変に理由つけていい親父へ持っていくことを最後までしなかったのも良かった。
    クズ親はクズ親のまま。
    チルチルミチルちゃんの両親とも分かり合えないまま。
    そんなこともあっていいじゃん。
    子どもは子どもでシアワセになれればいいじゃん。
    「親は子どもの人生変わってやれねぇんだもん」
    その現状を肯定しつつ、結果としてさっちゃんが「兄ふたり」を望む形でちゃんと手に入れてくれたのも本当に良かった。
    ローマ万歳!

    以前の回で、クズ親父に振り回された人生を振り返りつつ、こんな思いをするのはオレたちだけで充分だ、と弟が呟いたとこ(もっと言うならその前に既に兄がオレ1人で充分だと言っていたとこ)、「カルテット」でマキさんが危篤の親に会おうとしないスズメちゃんの手を掴んで「会わなくていい。帰ろう」と言ってくれたシーンを思い出した。

    いいんだよ。親子の関係がドラマ的美談で終わらなくたって。
    許せないもんは許さなくたって。
    キレイごとじゃなく、前を向いて生きていくために、自分に非道いことするクズな奴を自分の人生から締め出すことだってあっていいんだ。
    そんな風に仁王立ちで妹を守ってくれる兄たちの頼もしさときたら!

    (でも、そう言いながら、時の流れには憎しみや許せない気持ちをちょびっとだけ発酵させてくれる効能があることもチラと見せてくれるんだよね、コタキは…(【 第9苦・老苦 】参照)

    (そして、前から薄々感じてはいたけれど、私はこのドラマを通じて芳根京子という俳優さんを今後の映像界を背負って立つ類いまれな逸材と認識いたしました。
    さっちゃんがさっちゃんたれた大きな要素は彼女の好演にあると信じている。したたかで、ドライで、でも無垢で美しい生命力に溢れたさっちゃん素晴らしかった。好き。)

    ここまで12の「苦」の中には一つひとつ本当に重いニンゲンの業が詰まってて、ニッチもサッチもやりきれない、身につまされる世界が淡々と冷静に描かれてきた。
    それでもそれがただ冷静なだけでなく、何気なくみせかけた台詞の端々、瞬間カメラに切り取られた表情ひとつでそこに色と温度が加えられ、40分間見終わった時にはその馬鹿なニンゲンが何故か愛おしく思える賛歌になっているところ、
    野木亜希子さんという書き手の比類なき力量と、楽しみながらその世界に身を投じた演者・演出チームの美しきチームプレーの成果がそこにはあった気がする。
    毎回、スタレビの🎵もしきみがぁ〜が聴こえて来た時のホッコリ感ときたら、本当に筆舌に尽くし難かった。それが何かはわからないけれど、何かが満たされた!そんな気にさせてくれるドラマだった。

    兄妹ごっこの「ただいま」「おかえり」で始まり、最後はさっちゃんの心からの「いってきます!お兄ちゃん」を聞けた最終回。

    コタキ家、良かったね。
    ローマ、通じてたね。

    12苦、最後の最後に三と四のナゾを二路が発見した時、私は声に出して叫んだ。

    「続編!!!!!!」

    本気で待ってます。

    三と四で続編。




  • スカーレット 第150話

    5.0
    • 出演者
    • ストーリー
    • 演技
    • 映像

    好きちゃうわ!大好きやぁ!


    見たことないくらい静謐で、たっぷりと豊かな時間が流れる、最高に贅沢な最終回。
    ついにスカーレットが終わってしまった。

    前回のレビューで「普通の連続ドラマなら最終週をある意味おいしく美...
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    見たことないくらい静謐で、たっぷりと豊かな時間が流れる、最高に贅沢な最終回。
    ついにスカーレットが終わってしまった。

    前回のレビューで「普通の連続ドラマなら最終週をある意味おいしく美しく盛り上げてくれるであろう『主要人物の死』を、水橋脚本&中島演出は全くそういう悲劇的なクライマックスとして描こうとしていない。きっとこのまま淡々といくんじゃないか」的な予測をしていたら、本当にその通りの最終回になった。

    喜美ちゃんと武志はいつもの工房で親子ふたり、ゆったりと土に向き合い、幸せなハグでけらけらと笑う。その後カメラは誰もいない縁側へ。そして淡々の極致、まさかの「ナレ死」で武志は逝ってしまった。

    大崎先生は武志を看取ったその両手でシュッとしたクールな皿(?)を作り、ハチさんと喜美ちゃんが縁側で蜜柑を剥きながら“また話そうな”の約束を交わし、穴窯は火入れされ、また新しい作品を生む。
    繰り返される日常。
    窯と対峙する喜美ちゃんの、変わらぬ燃える瞳を映したまま、物語は終わりを迎えた。

    最後の一週、
    ともすればご都合主義的に登場人物を整理し、未来を指し示して、“良かった良かった!”“この先安泰!”な大団円になりがちな朝ドラの最終局面。ここまで“何も起こさない”朝ドラ最終週もかつてなかったのではないだろうか。

    勝手にこの物語の一つの軸になるのではと踏んでいた、モデル・神山清子さんの骨髄バンク設立エピソード(ちや子さんの再登場で実はちょっと期待したんっスよ…)を気持ちの良いくらいバッサリとすっ飛ばし、
    武志の未来に安易な救済策を与えず、
    その上で信楽の町に流れる普通の時間、親子が並んで土を捏ねるいつもの風景をたっぷり淡々と見せてくれた構成には、作り手側の強い信念とメッセージを感じた。
    脚本も演出も音楽もお芝居も、皆お涙頂戴の盛り上がりに訴えたいわけじゃないんだよね。

    スカーレットの制作陣は本当に根性が座っていると思う。怯まない。ブレない。
    人はどう迷い、どう生きていくか。どうにも抗えない大きな壁の前で何を信じ、どう大事にしていくか。
    しつこいくらいその意味を問いかけてきた物語にふさわしく、リアルに淡々と、でもこれ以上なく優しく人間の営みを描いてみせた、本当に贅沢な最終回だったと思う。

    個人的に恐れていたロス感は全くなく(そういえばハマりにハマった私的熱愛ドラマ・おっさんずラブの時もそうだった…)、本当にいいドラマって、終わりを迎えてもロスにはならないもんなんだなあ、信楽行ったらまだサニーでホットケーキ食べられそうだもんなぁ、などと考えながら、気が付くとボーッとチコちゃんを眺めていた。

    ここ数年、習慣的に朝ドラはずっと見てきたけれど、ただの1回も見逃すことなく半年間全ての放送を完走したのはスカーレットが初めてだ。
    もともとは林遣都くん目当て、“祝・朝ドラ出演!”というノリから入ったこのドラマに、まさかここまでハマるとは自分でも思っていなかったので、逆に信作よ ありがトウッ!くらいの気持ちである。

    ネット上では、よくわかっていないのであろう一部コピペ記者の皆さんに“地味”扱いされていた本作だが、こういうチャレンジングで骨太なドラマがもっと増えてくれば日本のテレビもまだまだ面白くなるのになぁと思った次第。
    えねっちけぇにはこれから先の各種ドラマ制作にも是非ブイブイがんばっていただきたいと願うばかりである。

    とりま、お見事でした。

    好きちゃうわ!大好きや!スカーレット!



  • スカーレット 第148話

    4.5
    • 出演者
    • ストーリー
    • 演技
    • 映像

    何が大事か、どう大事にするか。


    「大事なもんを大事にせえ」

    今日の喜美ちゃんが直ちゃんに向けた言葉。ズンと来ました。
    この半年を振り返ると、結局のところ、このシンプルなメッセージがスカーレットの唯一の核であり真骨頂...
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    「大事なもんを大事にせえ」

    今日の喜美ちゃんが直ちゃんに向けた言葉。ズンと来ました。
    この半年を振り返ると、結局のところ、このシンプルなメッセージがスカーレットの唯一の核であり真骨頂だった気がします。

    大事なもんをちゃんと大事にするにはパワーも覚悟もいる。お金や人の協力が必要になる時だってある。しかも大事なものはずっとひとつじゃない。1日1日を生きていく中で、大事なもんは増えるし、変わるし、でも人は生きている限りその毎日の中でその時その時の一番大事なもんを見極めてもいかなければならない。

    喜美ちゃんにとってそれは家族のために稼ぐことだったり、フカ先生からの学びだったり、ハチさんとの生活だったり、穴窯を成功させることだったり、今は武志が生き生きと過ごす日々がきっとその「大事なもん」。

    日々を生きていく中で移り変わる大事なもんにどう気付き、どう向き合い、どう選び取るのか。そして、どう守るのか。

    スカーレットという物語は、そういう「大事なもん」に対する

    ウチはこうするで!

    っていう、ひとりのヒロインの「選び取り方」「向き合い方」を、決して派手ではないその一生をかけて実直に辛抱強く見せてくれた、そういう物語だった気がする。

    そして、
    ここでこのドラマが凄かったところ…いわゆる“他の朝ドラとちゃうなコレ!”と言われた所以は、その「向き合い方」「大事に仕方」について独善の正解を作らなかったことだと思う。

    例えば喜美ちゃんとハチさん。
    サニーのカップを作った代金をどうするのか。2人の生活を何を軸にどう組み立てていくのか。大事にしようとするものは同じ「大野家への思い」だったり「ふたりで生きていくこと」なのに、どの方法をとるかで対立が起こる。
    代金を貰うべきなのかそれとも贈り物とすべきなのか。その葛藤を残酷なまでに詳細に見せた上で、最後まで決して「こっちが正しかった」「あれが間違いだった」というジャッジは下さない。
    ただそこに示されたのは「納得出来んけど受け入れます」という受容の姿勢と、その後淡々と進む毎日の描写だけだ。

    登場人物にしてもそうだ。

    借金取りのおっちゃんは残酷だが、それは常治が金を返さなかったからであっておっちゃんは自分の職責を真面目に全うしているただの仕事人。“悪い人”ではない。
    その常治はといえば喜美ちゃんを自分の所有物として扱い、女を見下すような昭和のクソオヤジだが、喜美ちゃんや家族に対する深い愛情に嘘偽りがあるわけでは決してない。

    じゃあ「間違った人」「悪い人」ってどこにいるの?

    「自分と違う人」は沢山いる。
    てか、世の中に自分と全く同じ環境で同じ条件で同じ考え方を持って生きてる人間なんて、それこそ絶対にひとりもいないのだ。
    では、その価値観や環境や趣味嗜好が「違う人」たちを自分の対極に位置する「悪者」と捉えて排除していく行為は、人生の豊かさを損なうことに繋がらない?

    水橋脚本は、そんなことを常に「問い掛ける」脚本だったなと思う。

    テンプレな予定調和と程遠いこの物語描写、人物描写が
    「えっ?私こう思うんだけど喜美ちゃん違うの?」
    「ハチさんの言うことも分かるけどソコはこっちのが大事じゃない?」
    「で、この人いい人?悪い人!?」
    と、見る側を“自分の価値観との葛藤”に巻き込んだ。
    そして、皆が考えた。

    「私ならどうする???」

    モデルとなる人物の歴史も翌週の粗筋も全て明らかにされている中で、そしてある意味、予定調和の物語を順を追って見ていくことがデフォルトとされる朝ドラにおいて、ここまで見る者を巻き込んで

    「アンタは何が大事なん!?」

    「アンタはそれをどう守るん!?」

    と投げかけ、考えさせたドラマは稀有であったと思う。
    (いやまだ終わってないけど)

    武志の病気というトピックにしても、普通の連続ドラマなら最終週をある意味おいしく美しく盛り上げてくれるであろう「主要人物の死」を、全くそういう悲劇的なクライマックスとして描こうとはしていない。
    水橋脚本&中島演出は、きっとこのまま

    武志にとっても明るい明日、希望の未来は続くねんで。
    生きてる限り、続くねんで。

    という終わり方を極上の空気感で見せてくれるのではないかと勝手に期待している。

    大事なもんは大事にせにゃいかん。
    大事にするやり方はいろいろあんねんで。
    あんたはどれを選ぶん?
    どう進むん?
    いろんな人や出来事を受け入れながら、
    でも、最後、
    自分の人生に責任持てるのは自分だけやで?

    ほんまや。
    喜美ちゃん、ありがとう。

    こんなに終わるのが惜しい朝ドラ、
    初めてです。



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