横領したりゆすりをしてのし上がっていく女性を描いたドロドロとした内容だけど、最後まで目が離せず引き込まれるドラマだった。
これまで武井咲の演技を見てなんの感情も持ったことがなかった。
しかし「黒革の手帳」の主人公を熱演する彼女の姿を見て、これはまさにはまり役だと思った。
正直、米倉涼子の後釜は彼女のような若い女性には無理だと思っていた。
圧倒的に貫禄が足りないと思っていたからである。
でも、こんなに狡猾でふてぶてしい夜の女性が似合う女性だったとは驚きである。
そしてただふてぶてしいだけではない。
どこかにフワッと漂う上品さがあるのだ。
最後に警察に踏み込まれたとき、ニヤッと笑う彼女の姿が忘れられない。
是非とも続編を期待したいドラマである。
今まで何回か違う女優さんでドラマ化していたということでしたが、初めて見ました。
主役である武井咲ちゃんが、とにかく綺麗!!!
武井咲ちゃんの当たり役だと思います。
和装からドレスと様々な衣装を着ていますが、どれも似合っていてこんなに綺麗な方だったんだと再認識しました。
こんなママがいるお店なら足しげく通う常連さんもいるだろうなぁ。
そして、若いのにのし上がった感が良く出ていました。
みんな悪者なのに立ち向かっていく若い美人。
ドラマですが応援してました。
ストーリー自体はもう2話くらいやってほしかったかな。
黒革の手帖は、前作も見ており面白かったのですが、今回は少し違った印象の作品になっていました。
主役を演じていた武井咲の元銀行契約社員役は、リアルティがあり良かったです。
周囲を固めるベテラン俳優の演技やサブストーリーも良く、ラストシーンは映画並みのドラマチックさでした。
前作の方が松本清張風で、今回のは現代的なアレンジ作品に感じました。
原作には続編がなく、完結してしまうのが残念です。
原作では時代的な事情から、罪を犯している主人公は許されない結末ですが、ドラマでは強く生きる主人公を応援気味です。
フィクションで良いので続編を見たいのですが、そうなると「風と共に去りぬ」と同じ...
これまで米倉涼子さんが演じていたドラマの続編。
銀座で夜の女としてのし上がっていく野心家のママを武井咲が熱演する!
武井咲なんてまだまだ若いし、銀座のママの役なんて無理でしょ、なんて思ってたがこれが実にはまり役。
ずるがしこくて狡猾、周りを押しのけながらふてぶてしくのし上がっていく主人公を見事に演じています。
ピンチをチャンスに変えてどんどんとのし上がってく姿は憎らしくも応援したくなるから不思議なもの。
きっとこれが女優、武井咲の魅力なんだろう。
新しい彼女の魅力を確認したドラマだった。
一行員であった原口元子(米倉涼子)が夜の銀座でのし上がっていく様を描いたドラマ。
横領して得たお金を元手に男も女も手玉に取って利用しながら銀座一の店を手にした彼女だが、次第に思惑通りにことが進まなくなって…。
松本清張原作なので筋立てに間違いはないと見ていられた。
でも恋愛色が強すぎたかなと思う。
民子の恋の相手である安島富夫(仲村トオル)はドラマでは民子にぞっこんだけど、原作ではまったくそんなことはない。
原作ラストの悲惨さはドラマにはない。
原作の悲惨さを多少なりとも求めてしまう私は、民子に感情移入できなかったということかな。
衣装や髪型などとても凝っていて毎週...
とにかく武井咲さんがきれいでゴージャスでした。
ストーリーは松本清張原作なので間違いありません。ただ今回はちょっと、余りに昭和を意識したようなセオリー通りの演出で薄っぺらに見えた点もありました。
有名小説なのでこれまでも数多くの映像化を行われ、さまざまな女優さんが主役を務めています。
比べてしまうと、武井咲さんはちょっと若すぎ多様に思います。きれいだけれど屈折していて、頭脳明晰でゆったりと艶やかな笑顔を持ち、その下に隠れた憎しみや欲望を表現するには至ってないかなあ、と。
今後キャリアを重ねて行って円熟した武井さんがまた同じ役を演じたらどうなるかと想像するのも良いのではないでしょうか。
たまたま見始めたらどっぷりはまってしまったドラマ。
武井咲は正直苦手な女優さんだったのですが、「お芝居こんなにうまかったんだ!!」と印象が180度変わったドラマでもありました。
私自身も銀座でホステス経験があるのでなんとなく感情移入しやすかったのもありますが笑、女のドロドロ、日本経済のウラ、心理戦…とスリル満点な要素がいっぱいで毎週目が離せなかったです。
武井咲の甘い声と、やってること考えてることとのギャップがまぁ恐ろしく。また助演陣の仲里依紗、江口のりこも良かったです。仲里依紗は前半の純朴そうなキャラクターからの豹変ぶりがさすがという感じだったし、江口のりこは一見、フツーで地味な...
米倉涼子の強烈でセクシーなインパクトがあるドラマリメイクに全くかけ離れた武井咲が主演を務めたが初めは武井咲の抜擢に違和感を感じていたものの徐々に悪女役が板についてきて面白い作品だった。若い武井咲をカバーしたのはライバル役の仲里依紗や個性的な役を演じたらピカイチの高嶋政伸や伊東四朗達だろう。あえて爽やかなイメージの江口洋介を金に縛られた悪役に据えたのも良かったと思う。ただ武井咲個人としては役不足感が否めない。対象的に銀座一番のママ役の真矢みきは美しく官能的で存在感が素晴らしかった。武井咲には年齢や経験、そして真矢みきバリの存在感を身に付けて再度続編の主演を演じて欲しい。
今まで何度も映像化されている『黒革の手帖』。
「いくら何でも若過ぎるでしょう!」
と思った武井咲さん演じる主人公・元子は意外と(失礼!)似合っていたなぁ。
「銀座で一番若いママ」の設定で、和服でも眼のキツさが貪欲さを醸し出していたから浮いては感じられなかったし。
(もっとも、今となってはハヅキルーペ……)
ただ、全体的には「コントか?」と思えてしまうような塾の理事長・高嶋政伸さんや、オネエ系の美容師役の和田正人さん、妖怪のようなドン・伊東四朗さん等、男性陣の印象が強いドラマだったかな。
次は、藤原紀香さんの元子を見てみたいかも。