大好きなディベート回。個人主義と全体主義で対話する原作と異なり、チャットに戻るか否かというテーマに変わっていた点が少し心配だったものの、互いが意見を言い合う関係は原作通りで安心しました。
曽我くんの板書タイムは原作でも好きなシーン。残っていて良かったです。
驚いたのは都幾川くん。原作では由梨の陰に隠れながら喧嘩の仲裁をするので精一杯(それでも大きな成長)だったのに、ドラマではしっかり顔を上げて発言していました。
一瞬「これは都幾川くんじゃないのでは?」と思いましたが、紛れもなく都幾川くんの言葉で、とても深いセリフ。ドラマオリジナルの都幾川くんだからこそ活きたセリフでした。
告白シーンは原作でも大好きな見どころのひとつ。「結婚には懲りた」というたかやなの言葉が印象的です。いち子にとっては辛いけれど、たかやなの誠意を感じたし、一緒に来てくれた谷口くんの存在に救われました。
卒業式での集合写真や、藤川先生へ「ありがとうございました」が言えた都幾川くん。ドラマオリジナルのシーンはグッときました。
卒業後の生徒同士の交流も描かれていて嬉しかったです。特に由梨と都幾川くんがゲームを通じてまだ繋がっている場面はとても温かく、安心しました。お部屋の都幾川くんとってもかわいくてリラックスしていて、心許せる相手なんだなぁとほっこり。
原作では都幾川くんの卒業後が気になっていたので、ドラマだけでも知ることが出来てうれしかったです。
数々のアレンジはありつつも、大切なメッセージはしっかりと伝えるスタンスを貫いていて、制作側の原作愛や覚悟を感じました。とても考えさせられる、愛すべき作品です。
土曜の夜に素敵な時間を届けてくれてありがとうございます!ぜひ続編を期待します!