今の時代の生徒だけでなく今の時代の大人にも見て欲しい渾身の最終回。
正直、NHK の よるドラ 枠の最終回でここまで良い最終回があっただろうか。
それぐらいに感じる。
見終わった後もなかなか感想が纏まらず。
こんな思いに感じたのは久々。
ラストのいち子(茅島みずき)がこちらに振り向いて終わって、今作のドラマタイトルを出して終わるのも最高だったな。
いち子が、高柳(山田裕貴)に告白するシーンは高柳が予想通り、振ってしまったが、ここは分かっていたとはいえ切なかった(泣)
でもいち子がその後、吹っ切れた感じで元気なのが救いだったな。
でもここで、高柳が告白をOKしてしまったら...
大好きなディベート回。個人主義と全体主義で対話する原作と異なり、チャットに戻るか否かというテーマに変わっていた点が少し心配だったものの、互いが意見を言い合う関係は原作通りで安心しました。
曽我くんの板書タイムは原作でも好きなシーン。残っていて良かったです。
驚いたのは都幾川くん。原作では由梨の陰に隠れながら喧嘩の仲裁をするので精一杯(それでも大きな成長)だったのに、ドラマではしっかり顔を上げて発言していました。
一瞬「これは都幾川くんじゃないのでは?」と思いましたが、紛れもなく都幾川くんの言葉で、とても深いセリフ。ドラマオリジナルの都幾川くんだからこそ活きたセリフでした。
告白シーンは...
原作でも大好きなディベート回。原作はまだ続くけどドラマはもう終わるので「これが私の最後の授業です。」というセリフも感慨深かったです。
香緒里がグループチャットを抜けようとした瞬間、視線を感じて顔を上げた時の恐怖感や孤独感、視線の怖さ、集団の中で浮いてしまう個というものが原作以上に際立っていてゾクッとしました。
また、いち子がチャットから抜けたあと、いじめの対象になってしまうまでの時間を、真っ黒い画面にチャットのコメントだけが浮かび上がる演出で表現したのも秀逸。
あれだけで、集団の怖さがよくわかります。
ディベートが始まる、最初の場面に戻ったところで次回に続くという展開もドラマならでは。...
グループチャットを先生に排除してもらえれば良いんじゃないかと思ったが、そんな簡単な事では収まらないなと感じた今回。
そうしたら、今度は、先生が虐められるかもだし。
結局、本人の意志や尊重すべき所が何処にあるのかだなと感じた。
高柳が生徒に授業で教えた、資本主義と社会主義の違い。
昔、自分も授業で教わったが、まさか、ドラマで大人になってテレビを通じてまた教わる事になるとは。
素直に高柳の授業を実際に聞いて見たいと感じた。
いち子の「恋愛至上主義」はまさにそう(笑)
改めて、ここまで見てきて、今作は、よるドラ 枠の中では素直にナンバー1かもと感じたが、生徒一人一人の心情に問い...
今週も素晴らしかった。
高柳(山田裕貴)が、曽我君(犬飼直紀)と食事していたシーンが印象的だが、曽我君が遂に、喋った瞬間は、なんか嬉しかった(泣)
高柳にだけは、心を許した感じなのかなと感じた。
そして、田村君(杉田雷麟)。
彼に自分の持論を良い、志望大学に言った後は、自分の為の勉強をしなさいと言う、高柳。
本当、ここも生徒を思う愛で溢れてるなと感じました。
前回の5話で落ち込んでいた感じもした、高柳だったが今回の回は、少しは立ち直ったのかもね。
良かった。
前回で描ききれなかったシーンが冒頭で描かれていて嬉しかったです。
仲良くなった都幾川くんと高崎さんのワンシーンもあり、ほっこり。
原作とドラマでやや展開が異なっていましたが、それがいい方向に働いていて、ドラマならではの楽しみ方が出来ました。
曽我くんとの問答は微笑ましかったです。自分のための勉強をすることは、自分を大切にするということ。他人のために頑張っていると忘れがちな「自分」という存在に目を向ける、よいきっかけになりました。
また、言葉を極力発さないがゆえの曽我くんの人間力のようなものを感じました。唯一のセリフ「1/2」も聞けてよかったです。
来週はいよいよ大好きなディベート...
高崎さんに関しては、原作にない宗教絡みの悩みが加わっていた点はやや気になったものの、都幾川くんとの話を見事に融合させ、30分にまとめた作りはさすが。
都幾川くん役の板垣李光人くんの演技は圧巻でした。愛着障害という難しい役柄ながら、見た目はもちろんのこと取り乱す演技や泣きの演技、繊細なライン。すべてが都幾川くんそのもの。
今後の活躍が楽しみな俳優さんが増えました!
複雑な問題を抱えつつもとにかくかわいい都幾川くんに癒されっぱなしでした。
抱きしめることができない(原作では抱きしめていたけど)高柳先生の葛藤や、どれほど倫理を説いても救えなかった高崎さんの心を、一瞬の激情で救ってしまった都...