矢神家の思惑と、正確な相関図が
明らかになった回。
最後まで「お父さん」と呼べない伯朗だが、その理由に挙げられていたのが
”動物実験”。
医師の康治氏は何を調べたくての実験だったのか。
改めて妻夫木くん演じる伯朗の幼少期のトラウマが明らかになり、
それを経て獣医の道を選んでいるのも
父親への抵抗と何かの因果を感じさせる。
安蘭けい扮する祥子が言う「豚」発言があまりにはまりすぎていてお見事。
矢神家の思惑と、正確な相関図が
明らかになった回。
最後まで「お父さん」と呼べない伯朗だが、その理由に挙げられていたのが
”動物実験”。
医師の康治氏は何を調べたくての実験だったのか。
改めて妻夫木くん演じる伯朗の幼少期のトラウマが明らかになり、
それを経て獣医の道を選んでいるのも
父親への抵抗と何かの因果を感じさせる。
安蘭けい扮する祥子が言う「豚」発言があまりにはまりすぎていてお見事。
磯村勇斗くんファンにはたまらん展開だったでしょうね。
「京都の大学通ってた」って言って
京大っていう一番スマートなパターンでしたね。
停電、エレベーター幽閉、突然の出張同行に、手配ミスによる同部屋と
見事なあるある展開。
それから、不倫相手からの嫌がらせ(匂わせではなく嫌がらせ)に、
不倫相手と3者での話し合いなど
またひと昔前のベタ感だからこそ、
物語が加速していくのだ。
小泉孝太郎と木村佳乃が遂にくっついたようで、今後の展開も見もの。
今回はシム・ウンギョン扮するパク・サランの活躍回。
中園作品の『ドクターX』でも描かれる大病院の闇、癒着、拝金主義などが
ありありと描かれており、
そんな中粛々と病院長親子の悪事を暴くシム・ウンギョンに
彼女の主演映画『新聞記者』での吉岡役に通ずる静なる、でも激しい正義感や
憤りを見た。
最後の江口洋介扮するラーメン店店主が声をかけた「サランは医者じゃなくても、人を救ってるぞ」の後の彼女の表情の変化、固まって、どこから融解していくか、先に涙がこぼれるでも鼻にツンとくるでもなく、まずは口を動かし、これまで言葉にしてこなかった自分の想いなどが思わず込み上がってくるのを抑えて、少しはぐらかし...
本作の“正しさ”“こうあるべき”からの解放は、
華の兄で引きこもりハッカーの渉(栗原類)という存在にも及ぶ。
泥棒一家の長男ながら家業を継ぐのは荷が重く、“無理。頑張ろうと思っても頑張れない人間もいる”などの発言をする。
家族内でも端末を介して人工音声で会話していながらも、
杏に“華の元気がない”と泣かれると、“俺が頑張れば良いだけだから”とマッチングアプリでの婚活の再開に乗り出す。愛すべきキャラクターだ。
いつも華の両親とおばあちゃん(どんぐり)の掛け合いが最高だが、
今回は不倫にまつわる話で「あのSNSタテ読み不倫の」など
ちょっとどきっとするようなネタが放り込まれているのがまた...
登場人物全員の魅力が炸裂していた第3話。
全てシナリオ通りの浅羽社長も樹木のことだけは動きが読めず目を見張らせておく必要があると、
それはもしかすると「誰かのために、なんて嘘だろ」と言っていた浅羽も
樹木のスピーチを聞いて"そんな奴もいるのか"とどこかで心動かされたからこその実感なのかもしれない。
ラストシーンの浅羽が里保に掛ける言葉もまた非常に良き。
仕事上は常に風向きを読み自身がイニシアティブを握れるよう用意周到な浅羽もまた、
私的な感情が入るとアンコントローラブルなこともあるということか。
浅羽と里保の抱き合うシーンを見かけて樹木は自身の恋心の輪郭がはっきりしたのか。
新谷...
ドラマ作りの現場の裏側が見られるのがたまらなく嬉しい。
師弟争い共演NGな2人を中井貴一、
鈴木京香それぞれで説得に入るシーンがあるが、
正反対な2人だからこそ、それが功を奏して絶妙に噛み合う。
犬猿の仲だからこそ、持ち合わせている要素が正反対で補完し合え、互いに知らぬ間に惹かれ合っているところが大きいのだと思う。
山口紗弥加演じる妻の狂気が滲み出ていて、じりじりと中井貴一を追い込む様子がまた波乱の幕開けを感じさせる。何かしら鈴木京香に対して適わないと思う部分が先天的にあり、
女の勘が危険だと知らせているのだろう。
1話で強烈に印象的だった最後の
番組スポンサー表示のド競合2社「麒...
3時のヒロイン・福田麻貴が初めての演技にして、かなり注目度高い作品にアサインされたなぁと思っていたら、
物語上もますますのキーパーソンになっていて凄いし、
彼女は器用なんだなと改めて。
こういうお家騒動のドロドロって女性が裏で糸を引いている展開が本当に多い。
お家騒動あるあるの、いじめ・いびりに加えて、不倫ネタ(しかもW不倫ネタ)も登場して、後はなんだろう、残るは誰かが事業に失敗してお金に困っているとか、
血縁関係に疑念が生じるパターンかな。
明人が遂に登場かと思いきや、それは伯朗の妄想内だった。
この回想シーンがたまにくどく感じられることもあるが、そこは妻夫木くんだから許され成...
3人の元に恋愛の序章が。
とーくーに、吉田羊演じる林部長と部下の赤坂くん(磯村勇斗)の恋模様が
もう今から楽しみ。
今ノリにノッてる磯村くん、
なるほど「あざとい可愛さ」を持ち合わせているゆえの今回の配役も全く違和感なく、
なかなか通常だと起こりえない社内恋愛の形も“もしかしたら?!”という淡い期待を伴い見せてくれてしまう。
女性3人でファミレスのアルコール飲み放題でグダグダしているのもとても可愛く、「妻」「母親」「仕事での役職」など色んな立場や呼称が付与されても、あくまで女性の本質はここにあるよなぁとしみじみ。
仲里依紗演じるまりと今昔亭との密会のリークには、
まりの夫の愛人(森...
桜庭家の祖父・藤岡弘、の登場に、
円城寺さん×Lの一族×桜庭家という豪華共演による杏を囲んでのミュージカル、
また犯人の詐欺師役がコウメ太夫ともう見どころ満載。
しかし、警察一家と泥棒一家に囲まれて究極のダイバーシティーが進んでいる環境で育っている杏がどんな価値観を持ち合わせているのか、これは単純に興味があるし、対極にある価値観が家庭内に同居しているって最高の英才教育だと思う。
どんぐりさんが「横浜の伝説の娼婦メリーさん」をもじって白塗りにし
「大阪メリー?大阪シェリー?」に変装していたのもオマージュが面白かった。
橋本環奈演じる北條の想い人が和真だと発覚し、
そして渉が8年間片思...
7人の秘書の所属が把握できれば楽しめる作品だと思う。
杉田かおるがあまりにパワハラ上司のいわゆる老害役にハマっていた。
今回、「女性の足を引っ張るのが同性である女性」に置かれていたのも、“今”っぽくて秀逸な設定だったと思う。
同じく中園ミホ脚本で20年前に放送された『ショムニ』を彷彿とさせる。
個性豊かな女性複数名が、普段は別々の持ち場を担当していながら、馴れ合いでも惰性でもなく何か「目的」が出来れば集まり、プロジェクトベースで解決すれば散っていく。
自立心のある女性同士の結束力、連携は見ていて気持ちいいなぁと改めて感じた。
江口洋介演じる萬と、室井滋演じる家政婦は前科持ちなのか...