まったく正反対の性格のコタキ兄弟が巻き起こすドタバタ劇かとおもいきや、
二人とも肩の力が抜けた自然体な演技で笑いありの感動的なストーリだったと思います。
シミジミと良きドラマでありました。
さっちゃんに帰る場所と帰る理由ができて良かった。
クズ親父を変に理由つけていい親父へ持っていくことを最後までしなかったのも良かった。
クズ親はクズ親のまま。
チルチルミチルちゃんの両親とも分かり合えないまま。
そんなこともあっていいじゃん。
子どもは子どもでシアワセになれればいいじゃん。
「親は子どもの人生変わってやれねぇんだもん」
その現状を肯定しつつ、結果としてさっちゃんが「兄ふたり」を望む形でちゃんと手に入れてくれたのも本当に良かった。
ローマ万歳!
以前の回で、クズ親父に振り回された人生を振り返りつつ、こんな思い...
さっちゃんが芳根京子さんでよかった。心からそう思えた回でした。
さっちゃんの元カノ・ミチルちゃんに対する思いと、ミチルちゃんのさっちゃんとの思い出と、それを取り巻く環境と。
さっちゃんが今に至るのもわかるし、ミチルちゃんの親御さんの気持ちも理解できないとはいえないし、みんなの気持ちがよくわかるし伝わってくるだけに、見ているこちらもなんとも切ない気持ちに。
途中までの一路だけは、心の中で盛大にツッコミを入れてましたが…(笑)。
それにしても勉強した経験があったとはいえ、あれだけだらしない印象の二路でも、人の気持ちをくみ取るのはすごくうまいんですよね。自分のことは客観的に...
まずは父親を前にたかちゃんのことを話す滝藤さんの演技に圧倒された。
誰にも話すことのなかった母親への想い、母親の最期に際した辛い思い出、それを母親の不幸を作り出した話の通じない父親に向かって涙をこらえて語る二路。
その内容に直接のコメントをしない一路と合わせて、名場面だったと思う。
前回のボブが調べさせた身元調査が兄弟の過去に繋がり、さっちゃんが腹違いの妹だという事実に繋がる展開。新しいことが次々に解るけど、まだ何も何処にも着地していない。この絶妙な宙ぶらりん具合が流石の脚本だな。
ラスト、一路が村田さんをレンタルするのが良かった。とても良かった。
来週は現...
いつもはドラマがスタートしてからあれこれ起こるパターンが多いものの、今回はメインがすでに起こっていたこと、苦は“老い”、そしてコタキ家のダメおやじが登場します。
前回のラストから引き続き、少しずつコタキ家の過去と今に至るまでのいろいろが明らかになってきて、ドラマを見ているこちらとしては、デッサンや下書きが清書されて整っていくような、そんな工程を見ている気分です。
しかもテーマが老いで、生きていれば誰もが通る道でもあるので、見ていておもしろいのと同時に、なんともいえない苦さも感じました。
次回はさっちゃんがまた過去と向き合いそうな感じ。兄弟おやじがさっちゃんに真実を伝えることはあ...
なんだかんだで調子に乗ってたコタキ兄弟(とさっちゃん)が、リンカーンとルパン(と峰不二子)の格好のままでボブに説教くらう物語。
何気に深い回だった。
人を表面だけで判断してはいけない。
これははさんざん耳にするし、判ってるつもりなんだけど、やっぱ表面しか見ないことってあるんだよね。
シュンとしてるリンカーンとルパンを見ながら同じような心持ちにさせられたよ。
そして村田さんを怒らせてはいけないよ。
あんな真っ当な人を怒らせたら、そんな自分が心から嫌いになってしまうかもしれない。
そしてラストシーン。
とんでもない方向に転がろうとしてるよこのドラマ。
ど...
古舘ルパンと次元滝藤(完成度高過ぎ)を、今までで一番のお遊び回や〜ん💓(寅さんにはちょっとムリあるで〜💓)とホクホク見てたら最後にすんごいブッ込みが来てのけぞった。
さっちゃん。
そうなのか。
ということは、残りの回はいよいよこの古滝家を中心にディープな展開になっていく訳ですね。楽しみです。
振り返ってみると、このドラマには “何かが起こる!”“そして誰かの人生が動く!”みたいな所謂ドラマティック要素って本当に少なくて、
ものごとは既に起こっていて、
人々は既にそこに生きていて、
画面のコッチ側の私たちだけがその内に在る現実を知らなくて。
事件...
悪徳?セミナー商法からおじさんを救おう、と説得を始める兄弟おやじ。
最初こそ善意でおじさんに話を聞かせていたものの、徐々に規模が大きくなってきて、次第に兄弟おやじも憎んでいたはずのセミナー商法に…(笑)。
これは痛い目にあうのでは…と思ったタイミングで、ムラタさん登場。兄弟おやじをきっちりと締めてくれました。外に貼ってあった告知ポスターのロゴが、もろにルパンのそれだったので、一体…と思っていたら(笑)。完全に調子に乗っていましたね(笑)。さっちゃんまで一緒になってるし!
ボブさんは結局いい人なんだか悪い人なんだか、よくわからない人ではあったけど、筋が通った人ではあるのかなと...
この尺のドラマでどうしてこんなに面白くできるんだろう。
さっちゃんの過去と現在が少しだけ明らかになる回。
コタキ兄弟は、さっちゃんの大事な過去と大事な現在に少しずつ関わっている。
関わっているのに本人達は知らない。
知らないままで、呑気にさっちゃんに頼ったりさっちゃんを助けたり、さっちゃんに軽蔑されたり感謝されたりしている。
発展もなく後退もなく、その場で一緒にドリルでち地面を掘っているような関係性が、見ていてとても心地よいし面白い。
入れ替わった3人の演技、あと5回は見返したい。
面白すぎる。
ラストのタヌキ、溜め息が出た。
巧すぎるでしょ。
入れ替わってるぅ〜!?な前回の予告に、そんなファンタジーな回が!?とワクワクすること1週間。
中の人がちゃんと入れ替わってるように見えちゃうコタキ兄弟ふたりの演技力がすごい!話し方や細かいくせをちゃんとひろってる!俳優さんってやっぱりすごいですね…。
そして三河屋の所業もあり、自分が男と入れ替わりたかったさっちゃん。実際入れ替わってみたものの…四十肩!
さっちゃんが突然バールくんのバールを出し始めたあたりで、おや?と思い、入れ替わりが繰り返され…もしや?と思ったらホントにそんなオチでした。
こうやって笑わせてくれながら、最後はタイトル通りきちんと「苦」に落としてくれる。改...
汚部屋と一体化している門脇麦ちゃんがなんとも言えない表情で…。
そしてなんとか励まして汚部屋から脱出させようとする兄弟おやじ(主に一路)でしたが、見事に負の感情がどんどん伝線していって…その過程をセリフで説明することなく、きっちりお芝居で伝えてくれる脚本と3人の演技に脱帽です。
植物になったときにエンディングテーマが流れてきて、思わず再生時間を確認してしまった…(笑)。
…それにしても、中村のあの言葉というか言動はなんなんでしょうか…。
麦ちゃんはたぶん中村のことがずっと好きで、でもその気持ちを押し殺し続けていたのかもしれないけど、私だったらあの「待たせてごめん」って言われた...
レンタル兄弟おやじはそれぞれ初めてのソロ活動。
一路はいつものシャバダバで、二路はなぜかタワマンへ。
最初のほうこそコメディ要素が強めで、この路線なのかーと思っていましたが、4話や今回のような話が間に入ると、連ドラとして話がギュッと引き締まるような感じがします。
二路とユカさん、ケンカ別れしたっぽいこと以外はあまりそれぞれ話をしてこなかったけど、今回でお互いが思っていたことを口に出せたので、ちょっと前進できたのかな。リッカちゃんが思っていた以上に立派に育っていて、親は無くとも子は育つとか、反面教師…とか思ってしまいました(笑)。
タワマンセレブのみなさんが醸し出す、自称「アッ...
さっちゃんがシャバダバのレジから高額紙幣を抜き取って、ポケットにしまうのを目撃してしまった一路。何か事情があるのかもと勝手に察したつもりで余計なことをする一路に、さらにあらぬ疑いをかける二路。抜いたつもりのお札がまた入っていて困惑するさっちゃん…。
というすれ違いが重なり続けた今回。こういうお話大好きです!
しかもみんなそれぞれがよかれと思ってやっているっていう、善意が集まってぐちゃぐちゃになっちゃうところがまたなんともやるせないけど、思わず声を出して笑っちゃうくらい面白かったです。
バールくん、再登場すると思ってなかったのでこっちもちょっとニヤッとしてしまいました。
結局来...
4話は深いテーマ 四字熟語じゃなく死苦
樋口可南子さん ぜひにとオファーしただけあってぴったりの役だし演技に引き込まれていった
働いて同僚もいたし友達もいたけれど 死ぬと分かって同情されたくないし心配かけたくないし 自分も弱ってく姿を見せたくないしで後腐れないレンタルおやじを頼んだ
それなのに…好き勝手言う自分をよく思う訳ないのに 2人は寄り添ってくれた
それがすごく嬉しいと共にいたたまれないような気持ちになったんだろうな
名前をなにろうで呼んでたのも意味があったと分かったとき泣けてしまった
毎話ごとに現実にありそうな闇みたいなものがテーマになってるけど あの兄弟のし...
一路とニ路の無職の兄弟がレンタルおやじをすることになったお話なんだけど、むさ苦しい風貌の二人が本当におもしろくて、何故かホンワカする。芳根京子演じるさっちゃんがいい味出してて、今回は結局さっちゃんがまとめてて、レンタルおやじの意味あった!?みたいなことになってるのに笑った。でも、しょーもないレンタル兄弟おやじのやりとりがあったからこそ、さっちゃんのアドバイスがしみる〜ということかな。こういうテイストのドラマは好みです。ちょっとこの間までやってた『俺の話は長い』に雰囲気似てるかな?まだ今週分見てないけど、楽しみです!
第3回は青年からの恋愛相談。これまでそれほど詳しく語られてはいないけど、かたや独身、かたや離婚を突きつけられている兄弟なので、どっちの話も聞いてるだけでどこか胸がキュッと、いや胸じゃないな、胃がキュッ…となってしまいます。
しかもムラタからすっかり兄弟おやじとしていいように使われているし、兄弟も自ら「兄弟おやじ」と名乗って定着?しているようなのが笑ってしまいました。
結局、経験からのアドバイスは役に立たなかったものの、兄弟+さっちゃんで青年・坂井くんの本音を引き出したうえで奮い立たせてしまった。これで1000円と飲食実費はものすごくお得だったのでは…。
以前も書きましたけど、古...
1話を見逃してて 2話始まる直前にTVerで観て 続けて2話視聴
見た目そんな派手な展開ではないけど やってることはなかなかのことで(離婚届にサインとか知らない人の披露宴に出席とか)見た目と内容の差の塩梅がいい
レンタルおじさん 一時期ニュースで見たなと思って検索したら実際たくさんいらっしゃるのね
兄と弟の真逆さが お互い真剣に自分は正しいと思ってるだけにコミカルになっててくすぐられた
どっちも極端なんだけどなんか羨ましいって思えたり
タイトルの四字熟語が読めないし意味が気になるしで最後に分かるのもいい
でもすぐ読み方忘れちゃうんだけど💦
野木亜紀子脚本×山下監督
ってだけで面白さプンプンしてたけど
期待通りに良い作品だった。
テレ東ドラマ24枠らしい
低コスト感満載のゆるゆるしたストーリー展開。
レンタルおやじを、どう扱うのかなーって思ってたけど
レンタルしに来る人の人生を
垣間見れ、コタキ兄弟が成長する?
ような展開なのかなー。
兄・古舘さん、弟・滝藤さんがとにかくはまり役。
なんかくだらないやり取りしてるなぁ
とか思わせといて、最後はちゃんといい話っぽくしてくるとことか。
絶妙で素晴らしい!!
こんなの見たかったなーってドラマ。
来週も楽しみ!!!!!
予想はしていたけど…好き。
すんごい好き。
自意識過剰で優柔不断な堅い兄・古舘さんと、クズで調子いいのに人間としては何となく間違ってない感が漂う弟・滝藤さんがドンピシャハマってて、このまま上手くいけばそれぞれ代表作になりそうな予感…そして振り切れる女・芳根京子ちゃんがチャーミング!初回ゲストの血まみれ市川実日子さんは圧巻だし、あと、一挙放送の『カルテット』と併せて改めて認識したけど、私は役者としてのクドカンがどうやらとても好きらしいw
いや、あのヌルい空気感はなかなか出ないでしょ?出ないよね???とにかく好き。
これだけ“痛い”登場人物が集まって結構エグい離婚話を軸にナ...
滝藤賢一さんの演技が好きで、滝藤さん目当てで観ることにした。
冒頭から味のあるいい感じの喫茶店でコーヒー飲んでるいい感じの古舘寛治さんが登場で、もう目を離せなくなった。
古舘さん演じる古滝一路、明らかに所謂勤め人ではないし、押し入れから登場する二路も100%勤め人ではないし、そして道ばたに倒れてる宮藤官九郎は200%勤め人ではない上に所謂レンタルおじさん。
この設定で面白くないわけがない。
滝藤さんは笑ってるシーンが多い。特に後半の喫茶店ではほぼ笑ってる。というかヘラヘラしてる。このヘラヘラ具合が最高。
で、DVで額から血を垂らしている女性の離婚届の署名、私文書偽造...