いやいや前回の「やめすこ」は痺れに痺れた・・。
桜子にとってあんな過酷な旅行はないだろう
というか恋愛ドラマ史上類を見ないほどの鬼畜旅行だ。
その名も
「島根県松江市一泊二日元カノ聖地巡礼ツアー別部屋ふられた帰りも一緒に帰れるお得な素泊まり地獄旅行」
おそらく桜子はこの帰りの飛行機で壱晴と隣の席で羽田につき、壱晴は京急で、桜子はモノレールで帰ったに違いない。
さあ、あの地獄から無事生還した桜子と壱晴がこれからどうなるのか気になる今回のあらすじは
桜子(奈緒)は、後悔はしていないと強がりながら、前に進もうとしていた。一方、壱晴(藤ヶ谷太輔)は覚悟をもって自分と向き合ってくれた桜子のために、必ず椅子を完成させると宣言する。悪戦苦闘する壱晴は哲先生(火野正平)に連れられ、とある場所を訪れる。そこで、哲先生の代表作「oubli」が一人の女性のために作られた椅子だったと知り…。ベストを尽くしたはずの「桜子の椅子」は「oubli」の足もとにも及ばず、壱晴は「桜子の椅子」を壊してしまう。そして、すべてを投げ出した壱晴に柳葉(五関晃一)はずっと抱えてきた本音をぶつける…。
前回がハードだったためか(ハードだと思ってるのは僕だけかもしれないが・・。)
今回は少し箸休め的な感じ
まあ30分ドラマやから、間をとるというか周りのサブの人たちが頑張る回ってところかな?
今回は桜子と壱晴が一回も会話することなく
お互いのことを未練がましく思い合う二人
桜子はともかく壱晴の感情がなんかよくわからないよなあ。
「ごめん恋じゃなかった。」
元カノのこと忘れられずに、似たようなタイプやったから気になってただけやった
という割に、なんかめっちゃ好きやった人にふられたみたいな感出してるのが不思議な感じ。
真織の話を桜子に打ち明けてからというもの壱晴のサイコパス感がすごいよね
めっちゃ物腰柔らかくて気遣いもできる、無駄口たたかず、悪いこと言わないのに
基本的に自分のことしか全く見えてない
桜子や、柳葉の気持ちを全く汲み取れないKYボーイ
実際おったらなかなかにやばいやつだと思う。
よく考えたらゆきずりの女の人に対しての対応もめちゃくちゃよな。
「次はいつ会える?」
「え?もう会わないよ」
見逃してたけどこんなやりとりあったよね。
ここ何回かで壱晴のサイコパス感が浮き出てきてるように思えるけど
よく考えたら第一話からなかなかやばい人でした。
この壱晴のキャラを演じきるってなかなかすごいよね。
だって、壱晴ってやってることめちゃくちゃ自分勝手やのに
優しい言葉と甘いマスクでなんか思いやりがある感じに見せてしまう。
そう、壱晴は自分のやりたいことやってるだけで別に周りのことなんかどうでも良くて
桜子の椅子も自分が作りたいから作ってるだけなんだよな。
木の素材に「桜」を選んじゃうところもね。
本当に桜子のことを思う気持ちがあるなら、桜子の椅子なんか作れませんよ。
そういうところを哲先生は見抜いているのかもしれないね
基本的に自分のテンションだけだから
ぶっ壊したくなったらぶっ壊しちゃう
「先生がお前に工房譲ったから俺はやめたんだよ!!」
親友の告白にもきっと
「え?そうなん?」
みたいに全くその気持ちに気づいてなかったに違いない。
やばいやつです壱晴さん
そして今回病み病み桜子
何回か前に
「自分のことしか見えてない」
って指摘されてたけど
桜子も桜子で悲劇のヒロインの自分に酔っちゃうタイプの女の子なのかもね
友達にも妹にも自分の言いたいことだけ言って
「私ってなんて不幸なの。。。」
と思う自己犠牲精神女性なのか?
だからどう見ても元カノ引きずりまくってる壱晴と島根までついていって
元カノの墓参りまでさせられた上に
「恋じゃなかった」
まで言われても壱晴に怒りの感情のかけらも見せず
友達にグチの一つもこぼさない
きっとこの時桜子は
「わたしの恋はなぜこう儚くも美しいのか・・。」
と悲しみに酔いしれていたに違いない・・。
と考えると桜子も桜子でなかなかやばいよな。
このドラマ、よくあるような恋愛ドラマに見せておいてなかなか奥が深いのかもしれない。
僕がひねくれた見かたをしてしまっているだけなのかもしれないけど
めっちゃしっかり見てるからね!!
この自分しか見えてない二人の恋愛がどうなるのか
本当に先が楽しみだ。。