やめるときも、すこやかなるときも
最終回直前の回
冒頭で言わせて欲しいのが
最終回の前の回としてはベストと言っていいほどの起承転結の「転」を収めることができている。
壱晴は家具職人としての葛藤。桜子は家族と。最終回前に向き合った印象を残す回。
壱晴は哲先生が余命6ヶ月と知る。哲先生には告げないが余命が長くないことぐらい自分自身が知っていると言わんばかりに弟子の壱晴に「桜子さんのために椅子を作れ」と命がけで訴える。
今度こそ目が覚めたのか壱晴は再び、椅子作りに向き合う。
そして椅子のアイデアが思いつき、模型を持って先生の元へ。
哲先生、その模型を見て
壱晴の髪を掴む。
うあ〜、またダメ出しか〜
と思った瞬間
『良い椅子じゃねぇか!』
初めて壱晴を口に出して褒める。
よかったぁ〜。
でも髪を掴まれて褒めらるってなかなか斬新(笑)
本格手に椅子作りを開始。普段以上にじっくり時間をかける。
時間は気がつけば8ヶ月もかかっていた。
その間に哲先生は天国に逝ってしまう。
哲先生の死をあえてオーバーに演出せず、CM明け、アトリエで先生の写真の前で酒を交わす壱晴と優太のシーンは、この回で一番好きなシーン。
そしてさらに時は流れ
12月10日を迎えていた。
そう、元カノの真織が死んだ日
声が出なくなってしまう日。
この1年を座ってほしい人のための椅子作りに没頭できた。
今年こそ
今年こそ・・・
その日は壱晴の個展の最終日。
最後に個展の感想を求められ壇上に。
どうだ?
声は出るのか?!
その時でした!
喉に手をおさえる壱晴。
ざわざわするお客さん。
そこで9話は終わり!
すっごく気になるところで終わらしてくれたな!!
でも最高の形で最終回につなげてくれましたね!
良いドラマである証ですよ。
本当に申し訳ないけどこんなハマるとは思いもしなかった。
今日ドラマを語る取材の仕事があったんですがライターさんもこのドラマを見てて
「やめるときも、すこやかなるときも」トーク。取材時間よりこっちの話しが長かったくらい!笑
来週が最終回ってことは再来週から壱晴と桜子に会えないんですよね?
いやだ!
そんなの嫌だ!!
せめてあのアトリエはどこにあるものなのか教えてくれ!
聖地巡礼させてくれ!
来週は気になる部分が多いな〜
壱晴の声は出たのか?
壱晴と桜子の恋の行方は?
30分で収まるのか?
とにかく月曜の夜は夜更かしオンタイム視聴します!