ついに「やめるときもすこやかなるときも」も最終回だ。
38歳のおじさんが恋愛ドラマを面白いと思えただけでもなんだか世界が広がった気がする。
ジャニーズに全く興味なかった僕が、忖度なしに藤ヶ谷くんと奈緒さんの演技に引き込まれたし
素朴ながらも世界観に引き込まれる演出に心を奪われた。
ここまで素晴らしいドラマだと思って見ていたドラマがどんなふうに最終回を迎えるのか楽しみだった。
最終回前に、ちょっとごちゃついた感じや
あと1話くらいほしいよな〜
という気持ちもあったのも事実
壱晴と桜子の恋愛はすごくスローペースだったから復縁もスローペースで時間をかけてほしいなとも思っていたら
さよならしてから結構時間が経ってまっせと言う展開なのね。
そら、哲先生も半年の命やって言われてたから半年は経ってるという設定なのか?
30分ドラマのせいだからか
時間の進み方がなかなかピンとこないところはある。
だから、あの壱晴の手紙を見たとき
「急に!?」
ってなってしまった。
「いなくなってから大切さに気づくパターン」
これをもっと実感させるためにもう一話欲しい〜!!
声が出なくなった壱晴を探す桜子
あーこれで桜子に会ったら声出るようになって二人キスして終わりかなー。
なんて思ってたらここで狂気が・・。
「採寸は初めてあった時に済ませてるんだ」
恋愛サイコパス!!!
こう言うことを普通に言ってしまえる壱晴くんの普通の男の子と違うところ
そしてそれを受け入れちゃう桜子も恋愛サイコパスです。
そんな桜子も最終回に見せ場を作ってくれました。
よく考えたら第一話で出てたのですが、完全に忘れてました。
DO!!GE!!ZA!!
土下座!?
「その荷物私に背負わせてもらえませんか!?」
これぞ恋愛サイコパスの真骨頂です!!
私は今まで38年間女性の土下座なんか見たことありません。
もし目の前で女の人に土下座されたら普通めっちゃびっくりしますよ
めっちゃ笑いますし、めっちゃ止めますよ!!
しかし壱晴はその遥か上をいく答えを出します。
「それってプロポーズ?」
いや、そこちゃうやん!!!!
土下座はスルーなの!?
土下座やで!!!!
土に下座すると書いて土下座やで!!!
田舎のヤンキーがシマムラの店員に強要して捕まるやつやで!!
桂三四郎、急にテンションがマックスに上がりました!!
やはりこのドラマ、素朴な恋愛ドラマじゃない!!!
あの元カノ聖地巡礼事件以降、僕はこのドラマにこう言うものを求めていたのかもしれない。
あの回以降このドラマの見方が完全に変わってしまったのだ!!
これこそが真織の呪いなのかも!!!
正直この土下座のインパクトに心奪われてしまい
藤ヶ谷くんと奈緒さんのいいシーンが入ってこなかったのは僕だけだろうか。。。
臭いセリフの応酬なんだけどあっさり終わって桜子の実家のシーンへ
うーん。。。
ここのシーンいるかな?
ただ親父のポンコツ具合が妙に可愛く見えたところが救いだったかな?
お母さんのあの軽いビンタ一発で全て納得させ
川沿いで一人泣く親父
ポンコツ通り越してもはやコツポンです!!!
願わくばここでワンカップ一気し飲みして声出して泣いて欲しかった!!
「えーん!!!!俺はなんで俺なんだー!!」
とかわけわからないこと叫んでて欲しいよー!!!!
今回、あの踏切のシーンはもっと欲しかった。
あそこが藤ヶ谷くんの演技力の凄いところが見えるよね。
真織に対しての表情。
決して動きの大きい表情じゃないねんけど
心の動きが目にあらわれる
あそこいいシーンやな。
終わり方も爽やかな終わり方でよかった。
最初の方のエロエロな壱晴くんは一体どこへいったんだ?
でも30分という短い時間で主演の二人の素晴らしい演技
そして世界観に浸れたこのドラマ
すごくいいドラマでした。
藤ヶ谷くんの違うドラマも見てみたくなりました。