本編1話まるごと、光秀が悩みに悩んでいるのが伝わってくる作りでした。ドラマの最終回前というと最終回に向かって上向きに盛り上がっていくイメージがありますが、今回はとにかく下へ下へと落ちていくようなイメージ。家康とのやり取りのときは少し心穏やかに見えたものの、今の光秀には駒でも溶かしてあげられないよう。そこへ現れたのが帰蝶。やはり今の光秀を作った根底は、美濃時代にあったということなのでしょうか。
宴の席での理不尽からのシーンもすごかったです。ここ数回の光秀は毎回ものすごい顔をしているので、長谷川博己さんのすごさを実感するとともに、こんな心境の光秀を演じるのは本当に大変だったろうなと思います...