鉄平と大介みたいな男同士のバトルも重厚でおもしろいんだけど、実は楽しみにしてるのが相子を中心とした女同士のバチバチ感。強そうな女優さんたちが揃ってるもんだから、これがまたなかなか見ごたえがあるんです。
キムタクが演じた、強いけど、ナイーブな一面を持つ青年。
でも、最期まで強さを貫けなかったという、心揺さぶられる、セクシーな鉄平がとても良かった!
父の態度に傷つきながらも、会社のために一生懸命頑張る姿が切ない。
家庭を持ちながらも、それらを捨て、自ら命を絶つなんて、そんな弱い役柄は、多くのドラマで様々な役に挑んできたキムタクを持ってしても、これまでにない役柄だと思う。
いい歳なのに、父親の愛情に飢えていた?ところが妙にセクシー!
皮肉にも、最期に明かされた真実で、ようやく父への思いが届いたという…。
それが父への復讐に?
切ないラストが最高でした!
主人公(木村拓哉)が、祖父から隔世遺伝で外見も性格も経営者としての才覚も受け継いだ故に、実父から祖父の子供ではないかと疑われ、本当の父と子でありながら
息子を追い詰め最期には、息子の会社を倒産に追い込み自殺させることになる悲劇のストーリーです。華麗で華やかな一族の内部での骨肉の争いもさることながら
主人公が亡くなった後に、戦後の動乱で産まれた時の血液型を間違えていたことがわかった時は、ショックでした。あまりにもタイミングが悪くとてつもなく不幸で泣けて
泣けてしかたがなかったです。