ヒロインの再起がテーマではあるけど、業界トップの貫井、若手トップの壮吾、トップ営業マンの吉武という秀逸な三人がそろう無敵な会社でもさまざまな困難がやってきて、それを平凡OLの藤子が、広い視野と真っすぐな心で救うというキャスト全員の成長物語だった。楠木文具の社長やネズミえんぴつ、小田和正さんの主題歌なども含めて忘れられない感動作。貫井や藤子たちが仕事で奮闘していく姿に影響をうけて自分も頑張ることができ、恋愛のときめきもあって、その過程がとてもよかった!20年近く前のドラマだけど、オトナになった彼らの姿を見てみたい。続編があってもすごく楽しそう。
「やまとなでしこ」の製作陣が手がけただけあり、主人公ヒロインの本宮藤子の描き方が素晴らしい!夢も見失い自堕落的な暮らしをしている藤子の姿はとてもリアルで、もう一度、夢に向かって進みだしてだんだんとキラキラしていく彼女の姿といったら!深津絵里さんがもつ魅力が全て詰まっていた!そして、仕事は優秀だけど女性関係には鈍感な貫井役も堤真一さんにとってマストな役どころでしたね!周りのキャスト&登場人物も絶妙で、個人的には吉武さんを演じた西村雅彦さんが最高に好きでした。そんな吉武さんが貫井に語った「本宮は間違い採用と聞いたが、実は掘り出し物だったのでは」の一言に震えた!!
深津絵里さんの魅力がすべて詰まった作品で、深津絵里さんにとって最高傑作だと思う。藤子さんはアラサー干物OLの凡人だし大酒飲み、なんだけど、とーーーーってもキュート!その藤子さんが、深津絵里さんでなければ演じられなかったと思うほど、とても絶妙にマッチしていた。そして、仕事は出来るが女性には鈍感という貫井さんも堤真一さんにピッタリ。あんなに見た目も中身もかわいい春菜ちゃんに対しての最後は殴りたいほどに(笑)。当時は、藤子が常に前向きで頑張る姿にも心を打たれ、私も元気や希望、頑張ろうと思う気持ちをたくさんたくさんもらえてました。18年前のドラマなのにいつ見ても自分にとってのチカラになる名作。
「やまとなでしこ」のスタッフと、堤真一さんや矢田亜希子さんとか共通キャストということで見てみましたが、出てくる登場人物たちのもつ人間力が素晴らしかった!そして、貫井企画は理想の会社ですね。ドラマを見て、仕事に対するテンションも上がったし、恋もがんばろうと思えたし、馴れ合いだけではない人との関わり方も含めて感動作だと思います。特に藤子というキャラクターが魅力があり、彼女が貫井を叱咤するシーンや、楠木文具の社長が出てくるシーンが好きでした。手に入れた楠木文具のえんぴつネズミは今でも宝物だし、忘れられないドラマです。
「恋ノチカラ」は少し古いドラマにはなるが、「やまとなでしこ」のスタッフが集結して作った名作。いつ見返しても、働くことや、人生観に関してヒントを得られると思う。主演の深津絵里が演じた藤子はとてもキュートだったが、生活ぶりや心境はとてもリアルで、同世代OLなら共感するであろうキャラクター。私は貫井の生き方に影響され、仕事に対する考え方がいい方向に変われました。そしてファンになったのは志賀廣太郎さん。楠木文具の社長役で、「エンピツネズミ」の開発を承認するのだが、登場人物の中でも最も好きで憧れで、ドラマの中でもとても大きな存在でした。
深津絵里さんのイメージに本宮藤子がとても合ってて、同世代にとってはかなりリアルで等身大で、オシャレさと家でのダサさが絶妙なヒロインでした。深津絵里さんの作品の中で、今でもこのドラマが一番ダントツに好き。最初は三十路干物のただのOLだった彼女が、環境ひとつでここまで情熱をもって前向きになれた姿に憧れていました。仕事だけできても人生はなかなか上手くいかず、何かのチカラが必要ですね。あと、登場人物の中では、ねずみ鉛筆の楠木文具の楠木社長が大好きでした。いろんなことに気付かされるドラマです。自分を奮い立たせるためにも定期的に見てます!