吾郎と千明の孫の一郎が二人の意志を継いで、子供たちに勉強を教えるようになりました。
一郎は最初、進路が決まらなくて、フラフラしているような感じでした。
しかし、ようやく自分のやりたいことを見つけ、それを頑張っていく決心ができたようで良かったです。
そのきっかけを作ってくれたのが、吾郎が書いた「みかづき」という本だったのかもしれません。
たくさんの感動をくれたドラマ「みかづき」が
とうとう終わってしまった~。
後半以降は高度成長の高学歴教育ブ-ムに乗り
千明はすっかり「経営者」としての顔になり
家庭の経営を配慮することなど
すっかり忘れていた体だが
だんだんと家族の心も周囲の対応も
なんとなくすさんだものを感じた時
少しずつ本来の「価値観」を取り戻して終わった。
変えてはいけない価値観に気づくかどうかが
一番大きいと思った。
では「変えてはいけない価値観とは何だろうね、、。
その答えは人によってさまざまだろうね。
塾に通えない貧しい子供たち、家庭でサポートが足りない子供たちを助けようと思う初心を貫こうとする、ある意味ピュアな主人公の夫。
共感を覚えながらも徐々に時代に流され、方向を変えていかざるを得なかった強情な妻。
互いを愛し、思いやるはずの心が少しずつすれ違い、それに耐えきれず、一度は決定的になるものの、最終話的には気づき、分かり合える。
現代の学歴社会、モンスターペアレンツ、学校教育の在り方など、問題提起も織り交ぜつつ、夫婦の生きざまを鮮やかに描く佳作だった。
惜しむらくは、老けメイクが不自然でなじめなかったことか。