第4話、とうとうラスボス(?)の八作の回。
しかし物語はそれだけでなく、とわ子の友人・かごめの人生も紐解いていく。とわ子とかごめの関係は小学生時代から始まり、一方のライフステージが変わったくらいでは簡単に壊れやしない特別なものであった。そして実は最初の夫・八作は元々かごめの知り合いであり、更に“恋をしない”と決めたかごめに片思いをしている(た?)のだった。八作はかごめに振られた後、とわ子と結婚し、そして「よく分からないまま」離婚したという。
1話を見たとき、夫3人の中でとわ子と一番合っているのは八作かな?と思っていた。とはいえ離婚してしまったのだし、今でも連絡を取り合うとはいえ、この2人にはもう修復できない何かがあったのだろう…と考えていたけれど、今回の話をみて、修復できない何かではなく、元々この2人の間には続けて行くことのできない大きな理由があったのだね。
かといって、好きだった女性の友人と結婚するか???とも思うけれど、この、人間のどうしようもなさが本作の魅力の一つだと思う。かごめも当たり前のことが簡単にはできない人物。そして、自分の人生にとって恋愛が邪魔だと考えている。かごめのような人物がこうしてドラマに出てくるのが私は嬉しい。そしてかごめの言った、「社長業を全うしているとわ子の存在がきっと若い女性達を勇気付ける…」という言葉も嬉しかった。
どんなに仲が良くても知らないことがある。でも、かごめのそれを、とわ子はそのまま受け止める。最高だよね。