3.5
出演者 3.5
ストーリー 3.5
演技 3.5
映像 3.5
大豆田とわ子と三人の元夫 第3話
第3話は引き続きとわ子の元夫についての物語。
今回フィーチャーされていた鹿太郎は、演じている角田さんの特色もよく活かしている配役で、見ていてとてもスッと馴染む物悲しくも愉快なお話だった。1人目の夫・慎森と同じく鹿太郎にも強い自身へのコンプレックスがあり、そのことで器の小ささをあえてバリバリと出していくようなキャラクターだったのだけれど、とわ子が社長という立場に少しストレスを抱えていたときに、ハードルを下げることを良しとする鹿太郎の考え方に触れることで、その心がふっと軽くなるのは彼のそのキャラクターゆえ。
実は3話を終えてなお、とわ子自身が一体どういうキャラクターなのか?についてはハッキリとは分からない。小さな日々の積み重ねから伺える人柄というものはいくつもいくつもあるのだけれど、ここまでの間に元夫たちについての物語が語られているので、とわ子自身の根っこの部分はまだミステリアスなまま。大きく分かりやすい筋が今の所用意されている訳ではないので、各人物に愛着持てるか持てないかで今後の視聴する気持ちが変わってきそうだなぁ。とはいえ、個人的にはすでに登場人物のほとんどに愛着を持ちはじめているけれど。