坂元裕二 脚本らしい会話劇の連ドラ作品。
松たか子 は、勿論だが、元夫達3人を演じる俳優陣3人の嵌り役っぷりは、最高👏
個人的には、豊嶋花 の演技が1番良かった。
ナレーションの 伊藤沙莉 の絶妙さは、今作に無くてはならない存在になった。
最終回を終えて…大満足!
結局、そんなに大きな事件などは起こらずに終幕を迎えましたが、色々と回収というか、人物関係を明らかにしてくれたことよかったです。
特に、とわ子のお母さんの思い人が、なんと風吹ジュンさんだったって所。今ではジェンダーレスという時代になりましたが、すごい話だ。
それから、お父さんと打ち解ける会話、これも良かったよ。なーんも考えていないようなお父さんだったのに、懐深いお父さんでした。
娘さん、うたちゃんとの距離感も、ちょっとだけ縮まったきがして良かったですし、更にお医者を目指すことになって良かったね。すんげーセレブだからこそ、簡単に医者を目指すとか言えるんだけど...
改めて、坂元裕二さんの脚本のすばらしさを感じたドラマだった。
日常のふとした”あるある”な出来事が散りばめられていたり。
ちょっとこじらせた大人たちの会話がクスっと笑えたり。
そして、その裏には深く考えさせられる闇が隠れていて、たまに顔を出す。
このドラマの魅力を上手に表現できない
自分の感覚の鈍さと文章力がいやになるけど。
大人のためのやさしい上質なドラマでした。
今までドラマを見返したいと思ったことはなかったけど。
このドラマは特別。
とわ子のように近所のパン屋さんでおいしいパン買ってきて
おいしい珈琲入れて、もう一回見返したい。
第7話から続く小鳥遊との関係に、やっと結論が出た今回。
書きたいことや感じたことが山程あるのだけれど、どうもコンパクトにまとまりそうもない。そんな思考の枝葉がぐんぐんと伸び広がっていくような視聴体験ができるのも、このドラマの素晴らしい所だと思う。
なのでとある事柄について。
今回、とわ子が八作、かごめと3人で生きていこうと決めたこと。そして第2話で慎森に「別れたけど一緒に生きていると思ってる」と伝えたこと。全ては繋がっているのではないだろうか。今まで無意識にこれが幸せの形だと思っていた(思わされていた)家族や夫婦、人と生きること、それらの画一化された姿が世の中にはあまりにも溢れかえ...
何だか最終回みたいな話だったな。
そっかぁ、そういえばハッサクのクローズアップ回、
とわ子とハッサクのことではなく、カゴメちゃんの話となっていて
思い返せばこ今回までとわ子とハッサクの関係はしっかり語られていなかったや。
そうかーーー。
タカナシとの関係を通してハッサクとの関係にも展開があり
ここで「3人で生きていこう」という言葉が出てきたのはもう、ほんと。
相変わらず胸がジーンとしてしまう。
ハッサクの店で聞こえてきた物音は多分カゴメちゃんだし、
ということは3回もカゴメちゃんが来てたんだ…
いや、でもカゴメちゃん、そんなに何度もハッサクの元を訪ねてくるかな?
いや、やっぱカゴメ...
「佳作」の文字みたら、もう、
ぶわーーーーーっと泣けてきてしまった。
カゴメちゃんには「この先」があったんだぁ
と思ったらワッと泣けてきて、
感傷的な気持ちが消えないままドラマを見ていたら
オダジョが登場して
「亡くなった人を不幸だと思ってはならない。生きてる人は幸せを目指さなければならない」
と話し始めたので、
そっか。そうだよなあ。
と。
勝手にカゴメちゃんの人生が「こういうものだった」
なんて、他人が決めつけちゃだめだよね。
でもね、やっぱ切なくなっちゃうんですよ。カゴメちゃん…。
今回はカゴメちゃんの佳作
シンシンのチャーミング爆発
そしてオダジョの背筋も凍るようなオンオフ...
衝撃の展開!!!!まさかの八作の恋心。そう来たか!?いったいどうなるんだぁ~???
まじヤバい。張りつめられた伏線もうっかりしてたら見逃すし、小ネタも多すぎるし、絶妙な間と飄々とした登場人物の妙。
知り合いの人たちの感想やSNS見てると、このドラマってすごく好き嫌いあるじゃないですか!?
特に坂元裕二の会話劇にハマらない人って、「どこが面白いんだか」っていう意見を良く見かけますよね…(涙)
そう思っている方々には、この衝撃の展開は何とも思わないんだろうなって…、残念に思います。
ボクはこのドラマにハマりまくっているので、この衝撃にプラスして、
何と、「超強力悪役社長」の登場で、いった...
第5話。このあたりから変化が訪れるかも……とは思っていたけれど、まさかこちらの方向に舵を切ってくるとは考えてもみなかった。
まず八作との関係で、直接の離婚の原因とも言える「八作はとわ子以外の人を思っている」問題について。とうとう、とわ子がその相手がカゴメだと気づいてしまう。とわ子は何せ察しが良い。察しが良いうえに他者を受け止めることに長けた人物であり、(望まずとも)人と人をつなぐ媒介のような役割を果たしてしまう女性だ。この「役割を果たしてしまう」という所が、とわ子にはあるんだと思う。
では、突如4番目の夫候補として現れた取引先の社長に対してはどうだろうか?とわ子は役割を果たしてしまう...
あああああーー!!
なんてことだ!本当に。
好きだけど、えぐられちゃうんだよなー
坂元裕二さんの作品て!!
門谷社長現れてから
「怖ー(笑)」
って感じで最初は苦笑いしながら見ていたけれど
いやほんと、ラスト数分は言葉も出ないと言うか…。
見終わってすぐに分類出来ない感情でズーンとなってしまい
さらに説明できない種類の涙がポロリと流れてしまった。
多分あれは、悲しいし悔しいし苦しかったんだと思う。
とわ子は譲り受ける形で社長になったけれど
もともと設計の仕事は大好きで
しろくまハウジングもとわ子にとって大切な場所なんだと分かる。
でも。
「問題のあるレストラン」でも主人公が言っていた...
第4話、とうとうラスボス(?)の八作の回。
しかし物語はそれだけでなく、とわ子の友人・かごめの人生も紐解いていく。とわ子とかごめの関係は小学生時代から始まり、一方のライフステージが変わったくらいでは簡単に壊れやしない特別なものであった。そして実は最初の夫・八作は元々かごめの知り合いであり、更に“恋をしない”と決めたかごめに片思いをしている(た?)のだった。八作はかごめに振られた後、とわ子と結婚し、そして「よく分からないまま」離婚したという。
1話を見たとき、夫3人の中でとわ子と一番合っているのは八作かな?と思っていた。とはいえ離婚してしまったのだし、今でも連絡を取り合うとはいえ、この...
いきなり来週の予告で谷中さんでてきて、なんで〜〜!と笑ってしまった。
いや、嬉しいからこその笑いです!
いいです!あの濃いめの色男な感じが大豆田とわ子の世界にどんな感じで馴染むのか
今から楽しみです!!!
で、今回なんだけれど
一番何を考えているか分からなかったハッサクの気持ちがやっと垣間見えたお話だった。
いや、まさかカゴメちゃんが絡んでくるとは…。
多分…多分だけれど、とわ子もハッサクの気持ちに感づいていたのじゃないだろうか。
でもとわ子とカゴメちゃんの場合は、「大丈夫な2人」という気がする。
喫茶店での2人の喧嘩をみたときに、
「あ〜、こういうケンカの仕方、あるよね。家族みた...
第2話は、とわ子の3番目の夫・慎森が、なぜとわ子と結婚し、そして離婚をすることになってしまったかについての物語。
慎森の口癖である「それ、いりますか?」は彼のコンプレックスの裏返しであったことも分かる今回。“普通は……”の外側にいることしかできなかった慎森は、少しひねた目線でそれらを否定し、そう否定することで自分を守っていたのかもしれない。なんとも邪魔なプライドのようなものがとわ子と慎森の関係を崩してしまい、未だそれを後悔しつづけている。イソップのすっぱい葡萄のように、手が届かないものを諦めるために“すっぱい”と決めつけるしかできなかった慎森だけれど、自分が忌み嫌っていた“普通”みたい...
シンシン〜!
なんだよ、やっぱ愛すべきキャラじゃないか〜!
今までの皮肉屋キャラクターたちのなかでもダントツで愛らしいよ、シンシン。
走るのが苦手なシンシンがとわ子のために走って
まあ、別に走らなくってもいいよってシーンなんだけど
でもシンシンにはシンシンにとって走る必要があったんだ。
第一話では、「いやぁ、こりゃ離婚するでしょ」
って感じの人物たちだったのだけれど
それをクルンとひっくり返すようなそれぞれの魅力。
なんでとわ子がシンシンと結婚したのか、分かったような気がする。
とわ子が社長になるって決めたカフェで
その理由であるいちごのタルトの話をしたとき
見ていた私は頭の中で「...
いやぁ~!坂元さんの脚本らしいですなー!
僕は大好きで、すっごく面白くて途中何度も大笑いしちゃって、手をたたいて喜んでたけど…
隣でみていた奥様はつまらなくて眠くなるって(涙)
これ、世の中の人達全般にある現象なんじゃないかなー。
この、一見中身が無いような、どうでもいいような会話を結構長めにぶっこんで来る脚本、ほぼ会話劇みたいなものなので。これを楽しめないのは仕方がないよ…。
『カルテット』とそっくりじゃんっていうのも、当たり前ですよね、そりゃ。おまつと松田にいちゃんがあの調子で、坂元脚本なら仕方ないよね。
元夫の三人がなかなかかなりイイ味出してて、それも面白くって、
あと、あ...
これぞ坂元裕二さんというドラマでした!!
まず設定がおもしろい。
松たか子さんが3回結婚し、3回離婚していて
元旦那が岡田将生さん、角田さん、松田龍平さんという豪華なメンツ。
キャスト豪華すぎませんか!!!
「ふとんがふっとんだのを初めて見たんです。母の葬式の後に」
こういうシュールでコミカルなセリフが
ほんとに坂元裕二さんってかんじ。
松たか子さんのドラゴンボール(初期)のエンディング曲
「ロマンチックあげるよ」熱唱もよかった。
(歌うますぎ!!お風呂のレベルを超えている)
坂元さんの脚本って本当に独特で、クセありでおもしろい。
間違いなく次週も見ます!!