突然やって来て、喜美子の作品に触れて、音が聴こえると喜ぶ小池アンリ。
芸術品とはお喋りができる、でも川原先生の作品から聴こえるのは音。
人差し指で音...音楽を聴く小池アンリの姿を見て泣けてくるのは何故だろう。
この人は絶対本当に音を聴いている。
その事実が心に響く。
突然やって来て、喜美子の作品に触れて、音が聴こえると喜ぶ小池アンリ。
芸術品とはお喋りができる、でも川原先生の作品から聴こえるのは音。
人差し指で音...音楽を聴く小池アンリの姿を見て泣けてくるのは何故だろう。
この人は絶対本当に音を聴いている。
その事実が心に響く。
全体に落ち着きが出てきたのを感じた回。
豪太と目黒のバデイ感の深まりが楽しく、弁護士の嫌味加減がちょうど良く、最後のスカッと感は最近観たドラマの中では一番だった。
重要なテーマと重い設定を、サラリと描いているところは制作の狙いなのかなと思ったり。
東出昌大のコミカルな演技も好き。
これこらが期待できる楽しみな作品!
なんだこの相棒は。
ラスト、右京さんと南井が対峙するシーンで思わずこんな言葉がもれた。
前回の冒頭、始まりのシーンとは思えないくらいの緊迫感と右京の凄みで、これまでと違う胸のざわつきを感じながら先週と今週の回を観ていた。
南井の犯罪は暴かれたが、そこには真実が解った爽快感はなく、一人の男に恋い焦がれながらそれ故に罪を重ねていた犯人の哀しさと、今まで見たことのない右京さんの姿があった。
ロンドンで相棒であった男の変化に大きく心動かされ、それを隠そうとせずにゆっくりと抱き寄せる右京さんに、右京さん自身の老いによる変化を見せつけられて思わず涙が溢れた。
右京さんのそんな姿が悲...
この回は、3話までと比べBGMが少なくなって人物同士の会話をしっかり聴かせるようになっていた。
この回で進行しているエピソードは
春田と武川
牧と春田
武川と牧
春田とちず
武蔵と春田
武蔵と蝶子
蝶子と春田
真堺コーポレーションと天空不動産
なかなかの複雑さだが、中心になっているのは春田の心の動きだ。
猿芝居をきっかけに急接近したちずを女性として意識し、牧に背中を押されて武蔵に本心を伝え、武川との関係を知り牧への想いが表面化する。
ずっと受け身だった春田が、自分から行動し始める。1話の中でこれだけ違う表情を表現できる田中圭に、すごいなあ...と感心す...
正確に言うと、田中圭と吉田鋼太郎の演技・Yuki監督の演出を堪能できる回です。
コメディがありつつ牧の切なみ色が濃かった2話と比べ、武蔵の春田への抑えきれない想いと、蝶子のまだ見ぬハルカへの嫉妬が大きな流れとなる3話。その二つの流れに翻弄される春田を最初から最後まで見届けられる。
大体、おっさんずラブというドラマは何回でも繰り返し観ることができる唯一無二のドラマなんだけど、観るたびに気になるポイント、心を動かされるポイントが変わる。
今回は、先週のオーケストラコンサートの余韻が残っており各シーンの音楽が今まででいちばん響いた。
そして、田中圭と鋼太郎さんの演技の繊細さ。二...
1話の武蔵の告白、牧からのキスをきっかけに、春田と牧、武蔵と牧の関係が大きく変わる回。
この回は構成が見事。
後輩カズの依頼をきっかけに、10年前に武蔵が春田を好きになった理由が明らかになり、夜のオフィスのマイマイとの会話で牧の春田への想いが語られる。
同時に、離婚を切り出されてその理由を探るべく蝶子が行動を開始する場面と、恋人との気持ちがすれ違い始める後輩カズをフォローするエピソードが進行する。
そして登場人物の感情表現がとにかくいい。
絶対に想いの届かない人を好きになり、押さえつけているその気持ちが時に爆発してしまう牧。
牧の想いを瞬時に理解し、春田の思いやりのな...
2018年の5月、リアタイではなく配信で観た。
その時の感想は、「何これ面白い!」ぐらい。
それから7話まで観て、完全におっさんずラブを拗らせたヒトとなり、公式の提供に全て乗っかり劇場版観てインザスカイ観てオーケストラコンサートに行って今に至り見返した感想。
物語の流れがスマートだなぁ。説明っぽいのは、合コンで春田をからからうマロの台詞くらいで、春田や武蔵の家の様子、仕事の内容がとても自然に頭に入る。
その流れの中で、武蔵の想いが募るところと牧が春田に惹かれていくところが描かれている。
何より春田が魅力的。武蔵に告白されたことをちずに話す場面で、春田の単純でおバカな一面...
滝藤賢一さんの演技が好きで、滝藤さん目当てで観ることにした。
冒頭から味のあるいい感じの喫茶店でコーヒー飲んでるいい感じの古舘寛治さんが登場で、もう目を離せなくなった。
古舘さん演じる古滝一路、明らかに所謂勤め人ではないし、押し入れから登場する二路も100%勤め人ではないし、そして道ばたに倒れてる宮藤官九郎は200%勤め人ではない上に所謂レンタルおじさん。
この設定で面白くないわけがない。
滝藤さんは笑ってるシーンが多い。特に後半の喫茶店ではほぼ笑ってる。というかヘラヘラしてる。このヘラヘラ具合が最高。
で、DVで額から血を垂らしている女性の離婚届の署名、私文書偽造...
春田と武蔵が結ばれて終わった最終回。ここまでに、春田や武蔵、成瀬や四宮の気持ちの動きはどうだったのだろう、という視点で観返してみた2話の感想。
2話は、武蔵が春田への想いを自覚して思いっきり告白したことと、緋夏と春田がいい雰囲気になるが武蔵と緋夏が親子だと分かることがメインの回。パワハラ騒動に巻き込まれた成瀬が、解決に尽力してくれた春田に少しずつ心を開き始めるという進展もあった。
春田の顔芸や武蔵の一人芝居などコメディ要素が多く、笑いながら気楽に観られる回だった。
そんな中で、2話には最終の8話に繋がる伏線が幾つかあった。
武蔵が春田に告白した言葉、「好きになってもいいで...
映画「相棒 XDAY」で大規模な金融絡みの犯罪を一緒に解決し、関係が深まったように見えた二人だが、仲良しこよしの雰囲気は一切なく、それぞれの個性全開で事件を追っていく。
そこに右京さんと甲斐亨、芹沢刑事と三浦刑事の持ち味が程よく加わり(女性への接し方)、かなり面白い展開になっている。
クライマックスで外国人の犯人に対し、右京さん、カイト、岩月が英語で話すシーンが格好良い。
そして、カイトに岩月との関係を尋ねられた伊丹が、多くを語らず立ち去るシーンで思わずにやりとしてしまう。
8日の「相棒 XDAY」放送の前に再放送があるので、未視聴の方にはぜひ観てもらいたい作品。