観終わって、わたくしの中に浮かんだイメージが
タイトルとなっております。
(いや、無理やりタイトルつけなくてもいいのかもですが
わたくしのイメージ備忘録として、タイトルに持ってきました。)
第1話は、ずっとクールなようで熱いポイントもある志摩と
おちゃらけてるように見えて、え…怖い…と思わせといて
やっぱり陽気な伊吹が垣間見えた感じでした。
1話ごとの区切りはあるようですが
このふたりの過去が,
それぞれだんだん明かされていく感じ…ですかね。
志摩も伊吹も、ちょいと重めの何かを
抱えてるように思えます。
さて、第2話。
朝ドラ「スカーレット」にも
出演していた松下洸平さん演じる加々見。
彼は努めている会社の専務を殺した
犯人として追われる身…で、
たまたま居合わせた田辺夫婦を人質に
逃亡をはかります。
えぇ…スカーレットでは誠実で真面目なハチさんが
殺人犯!?いやそんなはずはない!きっと誰かに
はめられたんだわッ!
…そう思いながら観続けたのは
恐らくわたくしだけではないでしょう。
(だって事務所にいた我が家の谷田部さん
怪しく見えませんでした?わたくしだけかしら…💦w)
そして人質とされた田辺夫婦も
加々見のやっていないという言葉を信じ
自分の息子として、検問をくぐり抜けます。
いえね、脅されてて怖いからなのかな…?と思ったけど
息子の写真が学生服だったのを見て、
あれ…?おかしいな?って思ったんですよね。
そして田辺夫婦が語ったのは、
息子が中学生の時、自殺をしたこと。
息子のことを信じてやれなかった自分たちの後悔でした。
生きていれば、加々見と同じくらいの年だったろう…と。
わたくしにも中学生の娘がおりますので
この両親の心情を慮ると、もうね…しんどかったです。
わたくしはちゃんと娘の話を聞いてるだろうか?
何かあった時、ちゃんと信じてやれるだろうか?
心はすっかり田辺夫婦に寄り添っていました。
そして加々見…結論として、彼はやはり
殺人を犯していたわけですが
そこに至る経緯が…もうね、悲しい。
彼は父親にかなり厳しく育てられていて
ひどい仕打ちをするのに
一度も謝ることのなかった父親を憎んでいて…
それが専務の態度と重なり爆発して、殺人に至ってしまった。
その後の彼の演技がもう…鳥肌が立ちました。
血のついた手でふらつきながらあちこちに触れる、
震える手を必死で洗う。
実家にたどり着いた志摩と伊吹に
高ぶりながら過去を語り、しゃくりあげて泣く姿。
加々見の全身から溢れる感情。
観ているこちらまで
心が苦しく締め付けられました。
これは、半年間朝ドラで観てきたハチさんでも
リモートドラマで観た、居酒屋の店長でもなく
悲しい過去を抱えた青年、加々見そのものでした。
松下洸平さんと言う役者さん、
「スカーレット」が始まる前までは
まるで知らなかった存在なのに
もうね…すごいですよ…!
このカメレオンっぷり。
何なら顔つきまで全然違って見えました。
「どんなに憎らしくても、
どんなにムカついても
殺したら負けなんだよ」
これを言う伊吹も、どこか悲しそうで悔しそうで、
なにかわけがありそうな感じもありましたね。
連行される加々見に駆け寄りながら
「ごめんね」「いつかまた」を伝える田辺夫婦に
もうね…涙腺がぶっ壊れました。
田辺夫妻にとっての加々見も
加々見にとっての田辺夫婦も
これまでの辛さからの救いになってる気がして。
実の父親には恵まれなかった加々見だけど
この夫婦ともしかしたら、
いつか親子のような関係が
築けるかもしれないな…日和見かもしれないけど
そんな微かな希望も持たせてくれました。
いやぁ…重たいししんどい話だったけど
こういう小さな灯火が見えるドラマって
いいですよね。
実はアンナチュラル未見なのですが
(多分解剖のグロさでリタイヤした気がします💦)
これは…観てみたほうがいいかも?と思いました。
来週は、そのアンナチュラルに出ていた刑事さんが
同じ役名で出演するそうです!
きっとファンの方々は予告で歓喜されてるのでは!?
まだ2話目ですが、これは…ハマりそうな予感がします。
【いや既にハマってんなこれ!】