MIU404
始まりましたね!待望の野木先生脚本のドラマ!
しかも
プロデューサーが新井順子さん
演出が塚原あゆ子さん
主題歌が米津玄師
これって
あの「アンナチュラル」メンバーじゃないですか?!
期待せずにはいられないすっよね!
キャストがもう新井さんらしいサプライズを仕掛けてくれてます。
まず、綾野剛さんが普段では演じないチャラいキャラ。
そして、星野源さんはいつも優しい役が多いけど今回はその優しさが一切匂わない。
正直、1話はこの新井マジックに戸惑いストーリーがあまり入ってこなかったけど
2話から綾野・星野バディになれたのでスッキリした状態で鑑賞できた。
2話の感想を言わせてください!
最高過ぎた!
やっぱりアンナチュラルメンバーだけあって深い!
演技も、物語も、考えさせられる事も… 全部が深い!
2話は
職場の上司を殺害した容疑の男がとある夫婦を人質に取り車で逃亡を図る。
その夫婦には息子が中学の時に自殺したという悲しい過去があった。
逃亡中に話しを聞く、どうやらその男は冤罪。
職場に行ったら上司が死んでいて、驚いて逃げたと言う。
その夫婦はなぜ息子が死んだかを語り出す。
息子は学校でお金が紛失した事件があった。その容疑をかけられた息子を両親は信じてあげられなかった。両親は息子が盗んだと責め立てた。そして、その息子は自殺してしまう。
死んだ後に、息子の無罪を知る。
子供がいる私は、自分に置き換えた。
異常に胸が熱くなった。そして涙が止まらなかった。
ドラマが開始して20分くらいだがもうこのドラマが只者ではないと確信した。
メッセージの送り方が秀逸。
秀逸な脚本を鶴見辰吾さんという秀逸な役者が演じ、それを秀逸なカメラワークで収める。
脚本とプロデューサーと演出の掛け算でとんでもない桁数のパワーが産れてた。
そして
このドラマが只者ではないと思ったのは
この容疑者が結局は上司を殺害をしていたというオチ。
普通、大衆向けのドラマって、どこかで救いのある安定のオチで終わらすもの。
けど
この作品はそのその安定を破棄します。
人間の愚かさという部分をさらに深追いした。
またこの男を演じるのが松下洸平さんっていうのが良かった。
最後、逮捕され富士山をバックに人質夫婦に深々と頭を下げるシーン。
このシーンは「MIU404」がどんなことがあっても手を取り合って高みを目指そうという気持ちの表れではないか?
間違いなく「アンナチュラル」と肩を並べるドラマになるでしょう。
今日の3話が楽しみだ!!