ラジエーションハウスII で熱演中の 窪田正孝 の過去の主演作の中で、問題作だった今作。
青春学園ドラマかと思いきや、意外とハードな作風に、放送当時は、ビックリした。
正直、最終回の終わり方は、イマイチ、ピンと来なかったが良い作品だったのは、確か。
ドロドロというか、すっごく生々しい。
ちょっと前まで平凡な生活だったのに
ちょっといたずらしたつもりが大ごとになっちゃって
悩んで悔やんで開き直って…みたいな
事件の大小に差はあっても
青春時代に誰もがやってそうな悩みや葛藤みたいなのが
すごくリアルに感じられた。
出てる若手の俳優がうまいから、よけいに生々しいのかも。
主人公たちと同じ年代くらいの若い子が見たら、どう思うんだろうか。
こよいちゃんのお父さんwww怖いwww
最初からこんなお父さんがいると知ってたら、絶対手出さないわwww
イサミには申し訳ないけど、今回一番笑ったし唯一の清涼剤みたいなところがあった。
というのもラストがね…。衝撃的すぎるだろ…。
トビオにとっては、あの刑事の言葉以上の呪いになったんじゃないだろうか。
残されたほうは全部背負って生きるしかないからな。
マルならともかく、今までのトビオを見てると、このままれんこちゃんと幸せに…とかはならない気がする。
ところで…悪い山田裕貴もいい!
マルがどクズすぎて毎回開いた口がふさがらない…人間くさいといえば人間くさいんだけど、でも人としてやっていいことと悪いことくらいの分別はつけろや…というのが本音w
市橋もいっちょ前に夢語ってたけど、だったらあんなことしてんじゃねーよとしかいいようがない。
そういう世間というか、将来への甘えみたいなものが見え隠れして、高校生らしいといえばらしいのだけど、現実の高校生ならもうちょっと賢い子も多そうだけどな。
そして最後に怒濤の展開!あの俳優さん、ときどき脇役で見かけるけど、こういう得体の知れない怖い役ほんとに怖いからドキドキする。
原作は知らないけど、調べてみると原作も後味が悪い系みたいなので、ドラマも原作の雰囲気をきちんと引き継いでるんだと思う。
毎回毎回、ラストの後味は悪いんだけど、それでも引き込まれてみてしまうのは、やっぱりキャストがよかったからだと思うな。
主演の窪田正孝はもちろんだけど、周りの若手俳優たちもとてもよかった。
ストーリー的には、人間の汚いところとかいっぱい出てくるし、心底ムカつくヤツもいるし、ひどい目にあっても全然同情できないヤツもいるしで、見ていて楽しいドラマとはちょっと違う。
だから週初めの月曜とか、週末の放送じゃなくて、火曜夜ってところがまた、ちょうどよかったと思った(笑)。