偶然手に入れた薬のおかげで脳が活性化して、薬の効果がある時間だけ天才になる主人公が様々な事件を解決する刑事ドラマです。毎回、主人公が事件のことや色々なトラブルを解決しようと考えている時に、脳が活性化しているからなのか、もう一人の自分が目の前に登場して自分にアドバイスしているシーンが面白いです。
人間の脳はその大半が眠ったままと言われていますが、その眠っている部分の全てを使えるようになる薬を主人公であるパッとしない男ブライアンフィンチが手に入れるところから物語が始まります。一応1話完結のサスペンスですが、メインのストーリーも同時に進行はしていくかたちの話になっています。
個人的にはデクスターのヒロイン役だったジェニファー・カーペンターが非常に良い演技をしていたと思いました。はまり役でいえばデクスターのデボラの方が上ですが、作品としてはテンポも良いし展開も面白くて延々見続けられる魅力がありデクスターに負けないくらいの良作だと思います。
こんな薬があれば私も飲んでみたいです。
リミットレスは、映画の続きで、100%脳を活性化する薬を飲んだ主人公が、今までとは別人のように活発に考え行動する話です。
うだつが上がらないところに友人に薬をもらって、その効果に驚いて会いに行くと友人は殺されていて否応なしに巻き込まれて行きます。
主人公は、FBIの捜査に協力することになるのですが、FBIの管理で薬を飲んで働くとか、飲まなくなると禁断症状が出るとか、
たしかに凡人が急にスーパーマンみたいにアイデアがバシバシひらめいて活躍するのはおもしろいけど、
なんにしても薬に頼るのは良くないんではないかと全面的に楽しめなかったですね。
何をやっても中途半端だったブライアンがNTZという脳を活性する錠剤を副作用がなく使用できるのをFBI捜査官のレベッカが目を付け、彼をコンサルタントとして雇って相棒として様々な事件を解決して行きますが、超天才となったブライアンが奇想天外なアイデアを出して犯人を見つけてくのが面白いです。
さらに同名映画の続編となっており、その時の映画の主人公も登場しているので、NTZとはいったい何なのかということやブライアンに近づく、映画の主人公の目的なども気になります。そして、レベッカの父親もNTZに関連しているなど話が進むにつれて謎が深まる展開がよいです。