日暮旅人が視覚以外の感覚を無くし、視覚のみで全てを補うという設定は現実にはあり得ないが、旅人の過去に関わる政治家やヤクザ、そして警察の悪事は現実に起っていそうだと思った。
特に雪路照之が『悪い奴にしか出来ない正義もある』と真っ直ぐに言い放った場面は『本当にそうなんだろうな』と思えた。逮捕されるときに支援者が『先生が居なくなったら、あの政策は』と訴えていたシーン雪路照之が悪事で得た金を政策の為に使っていて、その政策を必要とする人にとって雪路照之が正義であることを表している。
正義とは?と考えると、かなり辛かったです・・・。