最終回直前の『駐在刑事』第6話は、ついに主人公の江波敦史(寺島進)と国会議員の小宮山勇人(眞島秀和)が一騎打ち!
紅葉の始まった奥多摩の山並みを背景に、にらみ合う江波と小宮山の姿がかっこよかったです。
この場面は地元の道の駅イベントが開催されており、ゆるキャラのわさぴーとタバスキーも画面に花を添えていました。
しかし、せっかく前回、江波と水根の人々が見つけた証拠品は、奥多摩署署長の緒方綾乃(黒木瞳)を陥れるため、小宮山の秘書の葛城竜蔵(本宮泰風)がしかけた罠だったことがわかります。
第1話から小宮山と葛城が裏で悪いことをしていることはそれとなく描かれてきたのですが、せっかくみんなで協力して見つけた物が裏目に出てしまうとは思わず、悔しい思いをさせられました。
綾乃は妹の中瀬由紀子(杉本彩)の娘・ひかり(山口まゆ)と共に、トランクルームで遺品の調査をしますが、小宮山の悪事を残した「ノート」は見つかりません。
しかし、ここで綾乃が見つけたパッチワークの袋から、由紀子が一時期、奥多摩にいたことがわかります。
そして、最終回で大きなヒントになると思われるのが、このトランクルームに保管されていた子供用のピアノです。
『駐在刑事』は夜8時からの放送のため、どんな年齢の人でもわかりやすく、楽しめるドラマになっています。展開の鍵になる物がはっきりと示されるのが特徴です。
第6回で由紀子のヒントとして示されたパッチワークも、第5回でひかりと綾乃が見つめるという場面があり、何度も画面に出てきました。
今回出てきたピアノも、綾乃がわざわざ弾いたこと、ひかりが気に入っていたという説明がありました。
由紀子や時雄が何かヒントを残すとしたら、ひかりに縁の深いピアノなのではないでしょうか。
ラスボスと思われた小宮山がまさかの中途退場となった『駐在刑事』、最終回がどうなるのか、真の黒幕は誰だったのか、今からわくわくしています。