第2話を鑑賞させて頂きました。
今回の依頼は
「仕事で大きなミスをしてしまい、今日それを会社に行って報告しなくてはならないんだけど、会社一人で行くのが怖いので一緒に行って欲しい」
との事。
正直なんじゃそりゃ、というような依頼。
しかし、なんもしない人は、これを、快く了承します。
そして、依頼者と朝待ち合わせをして一緒に会社に行く事になるのでした。
ドラマの作り的に、比較的ゆっくりと「なんもしない人」の過去が明かされていくのかな、と思っていたんですが、第2話は結構、「なんもしない人」の過去に迫っていきます。
「なんもしない人」は元サラリーマンで、会社にうまく馴染めず、奥さんの助言でドロップアウトした方みたいです。
なので、今回の依頼は、過去の自分にも重なるところがあり、前回よりも、なんかしてた感が強かったですね。
それにしても、序盤は依頼人の一人喋りによりまたしても、「なんもしない人」と共に、観ている僕も聞き役になる。
やっぱり、この「なんもしない人」に頼ってくる人物は、まあ、当たり前というべきか、かなり、心が弱っている。
逆に言えば、かなり心が弱ってなければ、こんな意味のわからない人に依頼してこないのだろう。
僕のように、この依頼者を「心の弱い人」と言ってしまうような人がこの世の中には多い、だから、こういう人は行き場がなくなって、いつか、主人公みたいにドロップアウトするか、もしくは自殺するのだろう、、、
そんな時に、こんな「なんもしない人」がいれば、救えるとは、言わないが、ほんの少しは気持ちが軽くなるのでしょうね
良いドラマなんじゃね、これ?
結局、大分時間はかかったけど、依頼人は無事出社することが出来るんですが
「なんもしない人は」依頼者に、行きたくないなら、行かなければ良いんじゃないかと、提案するんです
しかし、その意見が後押しになり依頼人は会社に行く決心をする
そこで会社に行った依頼人と、結局はドロップアウトした「なんもしない人」の対比が妙に物悲しく描かれていました。
これは、「なんもしない人」がいつか「なんかする人」になるまでのドラマなんだろうなぁ
と偉そうにドラマの行き先を見立てました。
(全く違っても反論受け付けません)
今回みたいな、話を観ると、僕は会社に行った事が無いので、依頼者の気持ちも「なんもしない人」の気持ちも、全く良く分かりませんでした
しかし
僕らのように、仕事に行くのに、なんだか楽しみな気持ちで、現場に行ける仕事は、非常に恵まれているんじゃないか?
1日現場に行っても、実質労働時間は30分足らずのくせに、毎日シンドイ、とか、もっと金欲しいとか、そんな事ばかりを言っているのは、クズなんじゃないだろうか?
どんなに仕事でうまく行かなくても、帰りに皆んなでお酒を飲んだら全てを忘れてしまう
そして、また次の日も昼くらいに出かけていく、、、
僕らは、一生「なんもしない人」をレンタルすることはなさそうです