第1話鑑賞しました。
こういう、漫画原作が僕らの世代「ど真ん中」作品のドラマ化は、どうしても原作と比べて
「どうなんだろうか?」
という目線で観てしまうものだ。
しかし、この「浦安鉄筋家族」という作品は、原作がぶっ飛び過ぎていて、フアンではあるんだけど
「この漫画くだらねーな〜」
というなんだか良い意味で馬鹿にして笑ってた作品。(そうでない人もいるとは思いますが笑)
なので、まるで神格化されていなく
特に「こなってて欲しい」とか、「こうなってたらやだなぁ」とか、そいう気持ちが全く無く観れました。
漫画だと主人公は小鉄なのだが、ドラマの方は、小鉄の父親「大鉄」(佐藤二朗)が主役になっている。
なので、正直言って全く違う作品に仕上がってます。
しかも、大鉄のキャラに更に佐藤二朗さんのオリジナリティが加わり、「大鉄」は最早「大鉄」では有りません笑
ただ、それが凄く良いなと思いました!
こういう、漫画原作の作品は、大体、原作と全然違う方ががヒットする。
変に漫画に寄せにいこうとすると、大抵どっちつかずになり、なんとも言えないショボイ作品に仕上がる事が多い。
なので、「大鉄」の大鉄らしからぬという所は非常に良いのではないかと思いました。
後は、どんどんいろんな所を大幅に変えつつも、この、やはり名作である「浦安鉄筋家族」の「浦安鉄筋家族」らしいところをほんのり感じさせていただければ、我々の様なフアンは大満足なのです。
さて、1話の内容ですが、大鉄が禁煙を言い渡され、タバコの誘惑に負けまいと、大鉄が奮闘するという話。
漫画自体がギャグ漫画という事もあり、ドラマの方も、コメディーを通り越してコントといっても過言ではない内容でした。
しかし、佐藤二朗さんや、水野美紀さんがやっぱり上手なので、こんなメチャクチャなドタバタなのに、シッカリまとまって観れちゃいました
そんで、やっぱり、最後は
「浦安鉄筋家族」ってこうだったよなぁ〜
って、そう思わせてくれました。
監督やスッタフさんが本当に「浦安鉄筋家族」が好きだからこそ、出来る作品ですね、これは。
自分がガキだった頃に、なんだかよくわからない漫画なんだけど
読み終わった時、少しだけほっこりした、
あの「浦安鉄筋家族」
それが、これから毎週観れたら良いなぁ
と、少しだけ感傷的な気持ちに浸らせて貰いました。
オープニングの「サンボマスター」の曲も、エンディングの「BiSH」の曲も非常に良く、そこも観るのが楽しみな要素になって来そうです。
僕が原作で好きだった、バスが止まらなくなって、硬いウンチをバスの中から地面に突き刺して、バスを止めるというシーンがあると良いな〜と願っております!
楽しみにしております。