正直なところ、このドラマのレビューには手を出すまいと思っていた。
というのも、僕はこのドラマの原作であるアメリカの「SUITS」がめちゃくちゃ好きで全シリーズ見てしまっている上に
なんと言っても織田裕二さんが大好きなのだ。
ただ「東京ラブストーリー」は小学校低学年の時だったので見てないので、この鈴木保奈美さんとのタッグについてはそんなに心を動かされなかったのだけど
「お金がない」や「振り返れば奴がいる」以降のドラマは大概見ているし
最近だとAmazonプライム限定の「株価暴落」も見ているくらい好き
「踊る大捜査線」はって?
「踊る大捜査線」のことを聞かれると織田裕二が好きとか言っているのが恥ずかしくなるのだけど
テレビドラマ全シリーズと2時間ドラマスペシャルに映画全作品に暮らししか見てないのです。
なんで他のスピンオフは見てないのかって?
いや織田裕二でとらへんからや!!!!!!!
エビフライ抜きのミックスフライ定食頼まへんやろ!?
じゃあ、世界陸上は見てるのかって?
見てへんわ!!!
織田裕二さん走らへんやろ!!!!
織田裕二さんが十種競技するなら絶対見るけど!!!!
一時期カラオケでも織田裕二さんの歌を歌ってたくらい好きなんです。
いや、カラオケで織田裕二の歌を歌ってる奴見たことないやろ?
じゃあ織田裕二さんの全曲歌えるのかって?
歌えるわけないやろ!?
ムッチャ曲だしてんねんぞ!!!!
三曲くらいや!!!
これ以上言うとなんかそこまで好きじゃないと思われるのもいやなので
レビューを書くのも躊躇ってたのは、絶対贔屓目に見てしまうことがわかってるからだ。
このドラマに関してだけ、ファンとしての目線でレビューしています。
シーズン2の第1話のあらすじは
敏腕として知られる『幸村・上杉法律事務所』のパートナー弁護士・甲斐正午(織田裕二)は、代表の幸村チカ(鈴木保奈美)にも相談せず、ボストンにいたアソシエイトの鈴木大輔(中島裕翔)を突然呼び戻す。パラリーガルの聖澤真琴(新木優子)とも再会を果たした大輔は、さっそく彼女を食事に誘った。だがそこに、甲斐のライバルでもある蟹江貢(小手伸也)が現れ……。
甲斐は、復帰のリハビリだと言って、大輔にある案件を任せる。それは、小説のアイデアを盗用されたと元契約社員の女性から訴えられた大手出版社の案件だった。
同じ日、甲斐は、クライアントのひとつで、ロケットや航空機の技術開発をしている『フューチャースカイ』の社長・三津谷聡(反町隆史)から呼び出される。そこで三津谷は、新開発した無人航空機制御システムの売却をしたい、と甲斐に告げる。全米最大の宇宙ロケット開発会社との業務提携を進めようとしている三津谷は、宇宙事業に一本化する方針を固め、新システムの売却益もそこにつぎ込む予定だという。三津谷は、今後も顧問料を払い続けるかどうかのテストだ、といって最低売却価格を100億円に設定する。
大輔は、出版社を訴えた吉野麻帆がアルバイトをしている書店を訪れる。そこで事情を聞いた大輔は、麻帆に同情してしまい、和解交渉を進めようとする。
そんな折、思わぬ出来事が起きる。事務所の共同代表でもある上杉一志(吉田鋼太郎)の妻が病死したのだ。かつて甲斐とチカは、上杉の弱みを握り、事実上、彼を事務所から追い出していた。復帰への意欲をのぞかせる上杉。それは、幸村・上杉法律事務所を揺るがす、新たな闘いの始まりだった――。
まずこのドラマ、シーズン2だから仕方ないけど、シーズン1見てなかった人たちは置いてけぼりだね。
まあ、今はFODで全話配信してるから、そっち見なはれやってことなんだろうけど
ちょっと不親切かな?
せめて、鈴木大輔が人目見ただけで全てのものを記憶してしまう特殊能力があるということと、無資格の潜り弁護士で、その秘密を甲斐、幸村が共有してるってことくらいは説明欲しいかな。
ただやっぱり主演が織田裕二さんということもあってか、キャストがめちゃくちゃ豪華
原作のハービースペクターはめっちゃかっこよくてこんなリメイク誰ができるねん
と思っていたけど
やっぱりさすが織田裕二さんです。
めっちゃくちゃかっこいいです!!
踊る大捜査線でのイメージは少し三枚目な役回りなんですが
今回はバリバリの二枚目!!
スーツめっちゃかっこいいです!!!
原作のスーツはTOM FORDのオーダースーツをバシッと着こなすのですが、織田裕二さんはどこのスーツなのかな?
とにかく、台詞回し、表情、動き、めちゃくちゃかっこいい!!!
他にもルイスリット役の小手伸也さんも原作に忠実にそして無理がないキャラ作り
まあ、なんでハーバードロースクール出身の人間が日本で弁護士やってるのかは謎なんだけど・・・。
一番気がかりだったのはドナ役の中村アンさん
僕は原作スーツの中でドナに夢中で、ドナの色気、キャラ、台詞回し全てにおいて今まで見たドラマで最高のセクシーさを持つ超お気に入りキャラなんです。
これを中村アンさんが・・・・。
と思ったけど
いい!!!!!
めっちゃいい!!ほどよい色気に日本人的な出過ぎない感じ、そしてウィットに飛んだジョーク!!
中村アンさん、さらに好きになりました。
そして主役のマイクロス役の中島裕翔さん、この人少しだけ演技が物足りなく感じるんだけどそれがなんか逆に原作のマイクロスの少し抜けてる感じが出てていいですね。
濃すぎる織田裕二さんと対照的にフレッシュな感じでいいコントラストになっている。
というのも織田裕二さんのドラマは基本的に主役織田裕二無双状態がメインで
他のサブ出演者の見せ所より、いかに織田裕二が織田裕二らしく映るかという
主役織田裕二ワントップのセンターフォワードに全員がパスを出すという
織田が裕二であるためのオーバーザトラボー状態
になるので
この感じで逆に全然ラブサンバディトゥナイトだと感じました。
そして新木優子さん
本当に綺麗すぎます。めっちゃくちゃきれいです。あなたに関しては演技うんぬんどうでもいい、そこにいてくれるだけでドラマが華やぎます。
キスする演技の時のあの「え?この子あんまりキスしたことないんちゃう?」って思わせてくれるところも最高です。
正直原作のメーガン妃より新木優子さんの方がこの役にあっているような気がしました。
もちろん、主役の中島裕翔さんとのバランスが良い気がします。
ただ、一つだけ懸念があるのが
鈴木保奈美さんにどうしてもボス感がないんだよな。。。
めちゃくちゃお綺麗ですごくセクシーなんだけど
この大手事務所を経営してる、凄腕感が感じられないのだ。
言葉悪いけど、どうしてもOL感が出てしまってる。織田裕二さんの方が圧倒的に大物で存在感があって
この人の上司には思えない・・・。
だから織田裕二、鈴木保奈美の二人のシーンになるとどうしても変な感じがするのよね。
ちょっと口やかましい先輩OLって感じにしか見えないかな。
年齢の割にわかわかしくて綺麗すぎるのだよ・・。
鈴木保奈美さん、あなた美しすぎます。
しばらく第一線から遠ざかっていたとは思えない美貌なのだけど
やっぱりどこか可愛いんだよな。
その可愛さが少し役どころとのバランスが取りにくそうな感じがしました。
そして、この日本版「スーツ」はアメリカの原作にかなり忠実に作られていて
オフィスの感じや、キャラ設定なんかもすごく原作に寄せているのがわかる。
こういう、海外原作のリメイクって韓国ドラマがすごくうまいんだけど
このドラマを見て思ったのが、あまりにも原作に寄せすぎかなって思った。
まず、日本とアメリカの司法制度が全然違うからちょっと違和感があるのだけど
日本で、無資格の弁護士が大手事務所で仕事することは可能なのかな?
原作でもそこは微妙なんだけど、原作ではハッキングして書類を改竄したり、ハーバードの同級生に無理やり証言させたりとか
かなりここを掘り込んで納得できるように作っている。
日本版ではちょっとそこに割く時間はないので割とふんわりしてる。
まあ、原作はアメリカ人がやっているということで日本人の僕らにはフィルターがかかっているだけなのかもしれない。
基本、原作もこの日本版も「ビジネス」のシーンでの交渉がベースなんですが、ちょこちょこ刑事事件とか出てきます。
僕はこのドラマに関して法廷のシーンと刑事事件に関する話はしなくていいんじゃないかと思います。
シーズン1でも出てくるんだけど、日本とアメリカでは司法制度が違いすぎるので
刑事事件で、証人が検察側と交渉して刑期を短縮させるとか釈放されるとかそういうことは日本ではあり得ないと思うし、日本の有罪判決から冤罪が立証されることの難しさは社会問題になるくらいのものだから
そこを取り扱うとなんかすごく薄っぺらくなるのだよね。
ビジネス交渉に特化した弁護士のドラマにして欲しいな。
まあ、ツッコミどころは結構たくさんあるんだけど
そういう小さいところは織田裕二さんの抜群の存在感でかき消してくれるので十分楽しんで見ることができます。
ただ、このドラマは平成生まれにはちょっと渋すぎるやろな〜。。。
昭和に生まれた人たちがめっちゃ喜ぶキャスティングで、月9の時間帯で視聴率叩き出すのはきついんちゃうかな〜。
30後半から40代以降に照準を合わせたドラマで、いい意味で王道という感じの「スーツ2」
僕はこれからも観ますよ。
楽しみにしてます。