時代は確実に暗く重たいほうへと流れていっているのにどことなく悲壮感が薄いのは、岡山という舞台のおかげかそうした演出なのかはわかりません。でも安子の性格をあらわすかのように、前向きさと明るさも感じさせていましたね。その分これからのことやすでに出征した人たちのことを思うと、この先を見るのがつらくなりそうです。
今週とてもよかったなと思ったのは、段田安則さんと甲本雅裕さんの父親同士の会話。かたや大企業の社長、かたや小さな和菓子屋の2代目と立場こそまったく違うものの、子どもを大切に思う気持ちはまったく同じでした。算太の顔を見ずに送り出したことを後悔している姿は胸に迫るものがあります。どんな立場...