




金城一紀 脚本は、どの作品も傑作だが、この作品もそう。
SP と同じく、最終回の結末に衝撃を受けた作品。
死者と話せる主人公だが、浮世離れせず、ストーリー展開に入り込めた傑作。
波瑠 が演じる比嘉ミカも良かった。
配信で一気見。
本放映時にリアルタイムで見ていたら、2話くらいで切っていたかも。
どこが不満というわけではないけど、BORDERというタイトルには、人間の道徳心と悪意の線引きという意味も含まれて、犯罪をおかす側がとにかく不気味だった。
何かイヤな感じが全編を貫いている。
配信で見ていたからわかったことがいくつかあって、回を重ねるごとに、画面が暗くなっていく。
気のせいかと思っていたら、主人公(小栗旬)のスーツの色がどんどん暗くなっているため。
粒子の荒い映像も、不安をかきたてられる。
刑事だった主人公が、殺された被害者の亡霊と接触するところが随所にある。
被害者のほと...
人は死んだら、どこへいくんだろう・・・
・・・死者と話ができるようになった。
この最初の、音楽と小栗旬の声がいい。
これから起こる事件に引き込まれていく・・・
頭に弾丸を受けたことで死者と交信できる能力を手にするという特殊な話なのに、違和感なくすんなり観れてしまうところが、このドラマのすごさだ。
このドラマを観ると、必ずしも特別な能力を持ってることは幸せなことばかりではなく、悩みや苦しみも多そう。
自分は平凡でよかったと思う。
「明」か「暗」かというと、常に黒い影が迫ってくるような「暗」のドラマだ。
だけど、毎回観たくなるし、考えさせられるけど、後味は...