一話の段階で一度レビューを書いてみた。
今期一番か二番くらいにすきなので見続けているので新たにレビュー。
一話の段階では、原作を読んでいて期待が大きくて…。凪のストレートの髪がヅラぽかったり、息ができない演出として水(プール?)が使われていたけど、演出、映像はあまり洗練されていないのかも…とちょっとがっかり感すらあり、むむむ、これはどうなんだ?と思いながら終わった感じでした。
キャスティングについても、高橋一生さんのことは元々大好きだけれど(演技も人柄も)年齢がちょっと無理ないか?慎二のあの飄々とした軽快さ出せるのか…?と勝手に心配したりしていて。
それはしかし杞憂でした!
一...
一話の段階で一度レビューを書いてみた。
今期一番か二番くらいにすきなので見続けているので新たにレビュー。
一話の段階では、原作を読んでいて期待が大きくて…。凪のストレートの髪がヅラぽかったり、息ができない演出として水(プール?)が使われていたけど、演出、映像はあまり洗練されていないのかも…とちょっとがっかり感すらあり、むむむ、これはどうなんだ?と思いながら終わった感じでした。
キャスティングについても、高橋一生さんのことは元々大好きだけれど(演技も人柄も)年齢がちょっと無理ないか?慎二のあの飄々とした軽快さ出せるのか…?と勝手に心配したりしていて。
それはしかし杞憂でした!
一生さんの泣きの演技、特に、凪がゴンさんと青春して堕落したときの雨の中のは、切なくてとてもよかった。なぜかどんどん若がえって見えるのが驚き。
演技派の好きな俳優さんばかりが出ていて、子役のうららちゃん、うららちゃんのお母さんに至るまでキャスティングがとにかくとてもよい。(市川さん特に大好きです!)
みんな何か欠陥を抱えながら生きていて。凪も単純に素晴らしいいい子なわけでもなく。身近にいたら苛つきそうだな、同僚みたくいびってしまうかもとも思いつつ。
それでも日々を、自分と丁寧に向かい合おう生きよう、息しようと奮闘する姿を見るのは心地よくて、周りの人がどこか欠けつつも温かく…ああ、こんな住民たちのいるアパートに住みたいと思ってしまうのです。
「お暇」したことがある身としてはこんな人たちが近くに居てくれたらもっと期間短くて済んだのかもと思ったりもする。
人間関係に疲れてお暇したはずだけど、人と関わりを断つことでは進めず抜けられず、むしろ人と関わってこそ穴からぬけられるのかもなぁと改めて感じさせてくれる作品。