黄昏世代(中高年)の恋愛ドラマっていうことで気になり、俳優陣もすばらしかったので、放送前から期待していました。
見れば見るほど、人間関係の複雑さに脱帽。
人物相関図を書いたら、矢印がぐっちゃぐちゃになりそうなくらい入り組んでいて、
その複雑さがすべて、ものすごくおもしろかったです。
主演は佐々木蔵之介。その奥さんが中山美穂で、不倫相手に黒木瞳。
この豪華な顔ぶれの三角関係がメインのお話です。
瀧沢完治(佐々木蔵之介)は銀行マンで、真璃子(中山美穂)の夫。
優秀な銀行マンでしたが、ある日突然、倉庫会社に左遷され、そこで出会ったのが目黒栞(黒木瞳)。
実は栞とはスイス旅行の時に知り合いになっていて、倉庫会社では偶然再会したのです。
そこから二人の不倫はどんどん発展していきます。
とまあ、それだけなら、よくある不倫ドラマなのですが・・・
完治には年ごろのお嬢さん、美咲(石川恋)がいます。
美咲は結婚を控えているのだけど、なんと絶賛浮気中。
その相手は父親の完治よりも年上の大学教授戸浪(高田純次)で、確実に本命は戸浪なのです。
婚約者は日野春輝(藤井流星)というイケメン弁護士で、形はすごく整っている結婚。
でもお互いに、愛情のない結婚で・・・なんと春輝は、美咲のお母さんに好意を抱いてしまうのです。
それがこのドラマのすごいところだと思います!
母親が、娘の婚約者と不倫するという、前代未聞の設定。
3組の恋愛が、どう発展していくのか、毎週めっちゃくちゃ楽しみでした。
・・・が!
結局、3組とも成就しちゃうんですよね。
なんだよ、不倫肯定かよ、みたいな。
しかも、母親の恋愛相手を娘が知ったときの反応を期待してたのに、それはわからないままだし・・・
なんとなーく、終わり方が雑な気がしました。
でも毎回すっごく面白かったです。
なんといっても俳優さんたちの演技レベルが高い。
みんなそれぞれ存在感があって、見ごたえ十分でした!