登場人物全てがカンペキな配役。原作本の雰囲気を損なわないばかりか、さらに昇華させてる感じ。
小説をドラマ化した作品で、これ以上完成度の高いものはない感じ。
特に、憎まれ役で登場する斎藤工がかもしだす、気味の悪い雰囲気が秀逸。
原作のなんともいえない哀愁ただよう雰囲気が好きだったけど、
佐々木蔵之介と黒木瞳だと完全に失楽園的なムードに変わっていた(爆)
なんだろう…ムズムズする。
50過ぎた2人のデートが登山とか!!ムズムズする!!(でも見る)
そしてルンルン気分でいざ不倫デートに出発!!の時かかってきた電話。
そしてその始まってもないデートが終了しちゃう理由がボケてしまった母の介護施設からの呼び出し…(涙)
もう色んな角度でしんどい…主人公たちがどちらかというと自分の親世代に近い部分と
立場と感情的には私にもきもちが分かっちゃうっていう部分とで、
見るのに若干しんどいドラマなんです...
最終回では、ぎこちないながらも夫婦仲も戻っていた感じだったので、元の鞘に納まるものと思っていたら、これが違ったんだな~。
結局自分の心に従って、それぞれが新しい人生を選択したんだけれど、それってやはり子供がもう成人して自分の人生をしっかりと歩んでいると言うのが大きいと思うな。
子育てが終わって、とりあえずは責任を果たした訳だし、後は自分の好きなように生きたいって感じなのかしら。
でも人生の折り返しあたりで、この人だと思える人に出会えるって言うのは、すごいことだと思う。
そういう経験をしてみたいような、でも実際そうなったら怖いような複雑な気持ちを、十分味あわせてくれたドラマでした。
いい大人が不倫するドラマの「黄昏流星群」。
不倫が問題視されている中で、何で放送するのか、興味があって見ていました。
第1話の、黒木瞳と佐々木蔵之介が出会うシーンでこれは、何か違う!普通の不倫ドラマじゃないと確信。
回を重ねる毎に、不倫をみんな認めてしまう、何て不思議?
個人的には、中山美穂が娘の婚約者から求愛されているのに、中々振り向かない所がもどかしくて、もどかしくて。いいなぁー。あんな若い子に好枯れて、、、笑。
夫も、他の女性に心が奪われてるのに、何で?って、すごく疑問でした。
結果的には、みんなハッピーにというか不倫どうしでくっついて、終わりでしたが、...
大人のウルウル恋愛ドラマだと思って、とても楽しみにしていたのに、びっくりするぐらいしょーもない内容でびっくり!(笑)
いくら、作り物のドラマだとはいえ、あまりに現実味がなさすぎて、「次はどんなドン引きストーリーが来るのか…」と逆に楽しみに
していました。ラストの笑えるくらいのハッピーエンド!さすがです。
唯一よかったのが、平井堅さんの主題歌です。でも歌が素敵すぎてほんともったいなかった。
もっと素敵な恋愛ドラマの主題歌だったら、歌も生きたのになー。
出演されてた俳優さんたちはどんな気持ちで演じていたのかな。
お疲れさまでした。