イギリス貴族の生活を垣間見る事が出来るだけでも、興味深いドラマだと思います。貴族の屋敷内の様子、「毎日のディナー時にはわざわざ洋服を着換える」などといった生活習慣、使用人の住む小部屋の様子、食堂、居間、玄関ホール、書斎などに置かれている調度品の美しさ、それを日々手入れする使用人達、といった一般庶民には想像だに出来ない貴族の様子が判って大変面白いドラマだと思います。優雅な生活の裏で、困窮している事もわかり、また、使用人同士の人間関係も次の展開が楽しみになる内容です。
ダウントンアビーは、歴史ファンにおすすめのドラマです。
イギリス貴族の館が舞台で、主人公はクローリー伯爵家の一家だけでなく、使用人たちもそれぞれ世代も違って個性を持ってきちんと描かれているので、
視聴者は誰かに共感してドラマに没頭することが出来るんですね。
また、クローリー伯爵夫人がアメリカの富豪の娘であることなども、当時の世相を反映しています。
1912年から1925年まで、タイタニック号沈没から始まって、第一次世界大戦など歴史的事件も登場するのでとても興味深いです。
まず、タイタニック号の沈没シーンが忠実に描かれていたので良かったです。
また、継承者についても中流階級のマシューだったのでとても意外に感じました。そして、マシューとメアリーの関係性に関しても好きでした。
1920年のイギリスを舞台とした、貴族の日常を描いたドラマです。登場する屋敷は実際の建造物であり、衣装や食器類もかなりこだわりを持って用意されたことがわかります。人々は身分によって完全に扱い方が決まっており、貴族の屋敷では執事や食事番、メイド達が主人のために忙しく働いています。貴族は貴族で、屋敷存続のために四苦八苦しています。貴族の娘の結婚問題など、頭を悩ませています。また屋敷内での秘密のロマンスなど、昼ドラ的要素もあってとてもリアルです。淡々と過ぎていく日常の中の人間模様と、屋敷や美術品の素晴らしさが見どころだと思います。