いやいや、ここまでベタなことをサラッとやってのけ、イヤミぽくないドラマもめずらしい。
でも、それでいいんですよねー、これは。
トラブル⇒改修⇒ドラブル⇒改修の連続だったけど、最終回もまさに同じ。いろんな事ありました。
一年して、突然帰ってきて、何も言わず近くにいても森生に怒らず、
凄く苦労して入社した会社も一年でやめてしまったり、
いきなり、お料理教室へ通い、あげくキッチンカーを買ってしまったりする森生、
獅子王がサクっつカミングアウトしても、驚くそぶりもほとんどなく「ありがとう」で答えたり、
そのうえ、獅子王がそれを聞いてたお姉ちゃんとうまく行っちゃったり、
弱視同士の難しい恋愛の二人も、あくまでも明るく自分の夢に突っ走るし、
お父さんもハンバーガー屋の店長もみんなみんな凄いことをやってのけてる。
凄くドラマチックな内容なのに、それを飄々と描いていて、そして全てがハッピーエンドで丸く収まる。
これは、森生がヤンキーとは名ばかりの素直なヨイ子なので、周囲もみんな救われていくというほんとうに、最近では珍しく、
ヒネリのない、ベタでハッピーなドラマでよかったよ。小難しいことをそれらしくやることだけがドラマじゃないね!という初心を思い出した作品でした。
続編かスペシャル版もぜひ見てみたいな。
お金さえ出せれば、アレくらい見えている弱視はもう少し見えるようになる手術を受けられるので、そんな感じで続きが見てみたいなー。
ま、このまま見えないほうが、幸せなのかもしれないけどね。
いずれにせよ、このままずーっと見ていたい、幸せなドラマで良かったよ!