考察もしなくなり、ドラマの展開も追う事もしなくなり、すっかり自分の中で今期のドラマでもワースト2位ぐらいになってしまった今作。
35歳の少女 みたいに登場人物皆に感情移入できないのはこの作品も一緒かも。
元美さんは本当に強くて素敵な女性だ。
楓さんが苦しみながら嘘をついていることも見抜いて、それを責めるでもなく伯朗さんをこれ以上傷つけないでほしいと頼む姿に泣けてしまいました。
明人のふりをして危篤の康治さんを励ます伯朗さんにもうるっときたけど、「母さんと3人での生活は楽しかったですね」という言葉に、指で4を示す康治さんに涙腺崩壊。
こんなに泣くと思わなかったけど、康治さんはほんとにいい人で最後まで伯朗さんのこと息子だと思ってくれていた。
矢神家の人たちも、最初は何考えてるんだかわかんない冷たい人たちだと思ってたけど、祥子さんと牧雄さんもちゃんと姉弟に見える・・・自分でおねえちゃん呼び...
ラストの親子がめっちゃよかった~!
これまで誰かの今際の際に立ち会ったことはないから、実際にどんな感じなのかはわからないんだけど、妻夫木聡の臨機応変さ、康治さんの大きく変わる表情と息づかいがすっごくよくて。小さい動物たちを看取ってきたとき、だんだん呼吸が大きく少なくなって、最後にすっと手の中で命が閉じていく瞬間を思い出してしまった。
今週の蔭山さん。
先週抱きついたところからの続きで、キスの流れになって妄想だとすぐわかり、蔭山さんいけ!殴れ!ビンタ!とか心の中でエールを送っていたら、そのままズバリ蔭山さんがビシッとビンタしてくれて爽快。私にも蔭山さんみたいな有能で冷静で発破かけてくれる...
相変わらず親密な様子の楓を突っぱねる伯朗。まあいろいろ理由があって嘘ついてるんだろうけど、伯朗も傷ついたんだからそれくらいしたっていいでしょう。元美さんもズバッと言ってくれてスッキリした。
矢神家にもう一人隠し子がいると聞いて、ある作品が思い浮かんだけど、使用人の君津と知ってやっぱりカラマーゾフの兄弟ぽいなあと感じた。
今回では、君津の父親の名前を知って何か思うところがあったようだけど、それ以上はわからず。
ここでそんな暴露があるということは、ただ遺産の分け前が減るというだけでなく、君津の父親が何か関係してくるんだろう。
とりあえず明人が無事でよかった。楓に近づきすぎたっていうことは...
妻夫木聡演じる伯朗と康治のラストの和解シーンがなんだかリアルで良かった。
最期の最後まで変な意地や強がりが
少しばかり混ぜ込みになりながらも
伝えたいことをちゃんと伝える様子が
生っぽかった。
明人が言った「母さんは僕より兄さんを愛していた」って言葉、また切ないよな。
伯朗は伯朗で矢神家と血縁関係が皆無な自分と母親は疎まれている、
そんな中明人が母親に矢神家との唯一の繋がりをもたらした「救い」だと考えていた訳で、
互いに満たされなさや少しの無いものねだり感もあったのだなぁとつくづく。
最終回目前、9話です。伯朗と父の最期の別れがリアルで泣けた。やっぱり妻夫木聡さん演技うまいです。明人のフリして、最後はちゃんと伯朗になってきちんとお別れができて、理想的な最期のようにみえました。
そしてここにきて君津が康之介さんの隠し子だとは?しかも彼、使用人になる前はマッチングアプリでホストまがいの生活してて、浪恵さんに呼ばれて使用人になったと。両親の話も入ってたし、父親の「君津しゅうへい」という名前で佐代さん反応してたし、、、。これは君津主人公で連ドラできそう(笑)。ホストまがい生活のころの君津が少し映りましたが確かに今とはちがう雰囲気だったのでもっとライトなやつとか(笑)?
公...