や〜…毎週観ながら、これはどう見るのが正解なの?と
首を傾げながら見ていましたが
最終回まで見て、やっと…やっと把握できた気がします。
結婚トライアル4日間の間、メイちゃんはほぼ家事もせず
自分の仕事にのみ邁進し、ナギサさんからの
今後のことを話し合おうという提案もスルー…
あれ?これ結婚って形じゃなくて
これまで通りナギサさんに匹敵する家事できる人
雇ったほうが良くないかな?と思えました。
なのに、3日間でナギサさんがいなくなってからようやく
この結婚はナギサさんに何のメリットもない…と気づく始末。
そこから、どうメイちゃんが変化するかな?と思ったんだけど
結婚を祝う家族の宴席でも、
一切ナギサさんを手伝うこと無く
どかっと座ったまま…しかも
「ナギサさんの仕事を邪魔したくない」と
もっともらしい理由つき。
ここでようやく気が付きました。
この結婚は、あくまでメイちゃん側から見た
「理想の結婚」だと言うことに。
同じ局の制作した大ヒットドラマに
「逃げるは恥だが役に立つ」がありますが
こちらは、お互いのメリットを追求した結果
「契約結婚」という運びだったけれど
このドラマはメイちゃん側から見た「理想の結婚」であって
ナギサさん側のメリットが見えてこなかったんですよね。
いえね、ずっとひっかかってたんですよ。
ナギサさんの「お母さんになりたい」と言うワード。
これも、最終回のシーンで把握しました。
お母さんとは…家族の世話を無償でやく人という意味だったのかと。
これはわたくしの偏った意見なのですが、
色々運んだり並べたり、そういうのを一切手伝わないで
どっかり座ってるアレ…家族団らんに見えないんですよね…
(そういうバラエティありますけど、あれも…ね💦)
ナギサさんのメイちゃんに対する
特別な思い(恋とか)みたいなものも
あまり見えてこなかったし
お母さんってそういうことなの?とモヤモヤしてました。
そして今後のことはなし崩しに話し合ってないままだし…💦
ざっくり言えば、これはメイちゃんの仕事も恋も結婚も
「そうだったらいいのにな」ストーリーで
見てる側の人が自分に「刺さる」部分を
全て肯定していくドラマ…と言えば聞こえはいいですが
その結果ヒロインだけがおいしいとこどりしてしまう
ドラマになってしまった気がします。
お母さんポジションの夫をゲットする前から
メイちゃんの周りには、常に支える人が寄り添ってくれてましたね。
家事のできない姉を心配して、家政夫を雇ってくれる妹、
同業者で仕事ができ、メイに思いを寄せる隣人(イケメン)、
自分の想い人の片思いの相手が、メイちゃんだと知り
潔く身を引き、かつアドバイスをする同僚などなど…
しんどいこと辛いことがあった時
「こういう人がそばに居たらいいな」と思うことは
きっと誰しもあることだと思うのですが
メイちゃんの場合、それが揃いすぎてたんですよね…
この話、他の女優さんが演じていたら
もしかしたら嫌味っぽく見えるくらい
危うい感じだったと思うのですが
多部さんのソフトな佇まいやファッションにも
だいぶ助けられたのでは?
大森さんも、一方ではかなり強面の
ハードな役もやってらっしゃるけど
エプロン姿の意外性と可愛らしさで、だいぶ救われたのでは?
人生ここまでうまくいったら、いいよなぁ…と
ツッコミながらも、やさぐれずに最終回までこれたのは
このキャスティングも大きかったかもしれません。
そして来週…2時間スペシャルがあるそうです💦
ここでメイちゃんの成長ぶりが見られたらいいんですけどね…
とにもかくにも、最終回、大団円でした!