喜美子は八郎とのぎこちなさを取っ払うために
こんなことも出来る、と手を握り
こんなこともできる、とハグをする。
固まる八郎、はっとしてゆっくりと八郎から体を離す喜美子…
あの距離感…恐らく八郎の匂いで一気に
八郎と喜美子の時が戻ってしまった。
「あ…」って表情の移ろい
もう見事としか言いようがないです。
匂いって、記憶の中にかなり残るものだとわたくしは思っていて
その昔、大好きだった人がつけてた香水の香りなどは
街でふと同じものを嗅いだ時に、胸がきゅんとしたものです。
(え?それ何十年前?とか言わない!)
香りって、記憶と寄り添って生きてるとこあります...
喜美子は八郎とのぎこちなさを取っ払うために
こんなことも出来る、と手を握り
こんなこともできる、とハグをする。
固まる八郎、はっとしてゆっくりと八郎から体を離す喜美子…
あの距離感…恐らく八郎の匂いで一気に
八郎と喜美子の時が戻ってしまった。
「あ…」って表情の移ろい
もう見事としか言いようがないです。
匂いって、記憶の中にかなり残るものだとわたくしは思っていて
その昔、大好きだった人がつけてた香水の香りなどは
街でふと同じものを嗅いだ時に、胸がきゅんとしたものです。
(え?それ何十年前?とか言わない!)
香りって、記憶と寄り添って生きてるとこありますよね。
だからこそ、八郎も喜美子の匂いを感じ固まって
喜美子もハッとして身を離したんだろうなぁ…と思うと胸熱…!
でも、八郎は目が潤んで「これ!これだよ!」って
若干喜びが浮かんでるようにも見えたけど
喜美子は「なんやこれ」な感じで、本能で
離れた感じが否めないんですよね。
思えば喜美子は、自分自身の湧き上がる感情に
目を向けることはずっとしてきたけど
そこに八郎が絡むと、途端にポンコツになる。
それは八郎を「意識しているから」なのかな?と思ったり…
こういう状態でも、喜美子なりに八郎のことを考えたのが
「前に進むために、賞をとった紅い皿を割る」だったんですよね。
それはもしかしたら、八郎がこれまで大切にしてきた
自分への思いを砕くことになるかもしれないのに
それでもいいから、と八郎が前に進むのを優先させる…
こういうとこがよく言えば「男前」だし悪く言えば「冷徹」
なんですよねぇ…喜美子は。
勿論、どっちがいいとか悪いとかないです。
受け手がようやった!って称賛するのもアカン!って苦々しく思うのも
どっちも有りだと思います。
このふたりが、これからどうなるかは書かれなかったし
もしかしたら書かれないままかもしれないけど
そういうのも有りなのかな。
自分のこと、一番わかってないのは自分自身かもしれないから
答えを出せないまま終わるのも、あるかもしれない…
そんなことを思いましたとさ。
今日もいいもん観させてもらいました…【礼】