家政婦の仕事はかなりいろんな家に行くし、それぞれの家の事情があって物語にするには最高。そして松岡の演技が最高のドラマ。
ピクリとも笑わないあの演技がまた魅力的。
ちょくちょく出てくるぽたぽた焼の裏に書いている知恵袋のような話も役立つし、ドラマで生活に役立つ話ってとこも面白い。
あんな家政婦がいたら頼みたいな。退屈がなくなり一緒に住むのが面白そう。
「花子とアン」という少女マンガのような題名ですが、実在した翻訳家村岡花子の半生をモチーフにしているだけあって、物語がしっかりしていた印象です。
山梨県の貧しい農家に生まれ育った主人公はなが、東京のお嬢様学校に通い英語を身につけ翻訳家として生きてゆく物語。田舎娘が成長していく過程を面白く観ることができました。
特に、女学校で知り合った葉山蓮子さん(実存した詩人白蓮がモチーフ)との関係性が面白く、九州の石炭王嘉納伝助との結婚、そして白蓮事件と発展していく様子が興味深く描かれており、物語に重厚さを与えています。
主人公を演じた吉高由里子さんの演技力には多少物足りなさを感じましたが...