第6話観賞させて頂きました。
宮藤官九郎脚本の長瀬智也主演のこのゴールデンコンビドラマも、あっという間に折り返しです。
こんな事いうのもなんなんですが、正直僕は宮藤官九郎さんの脚本のドラマが苦手でした。
不思議なテンポ感で小気味良くボケていき、それでいて言いたいことはするりと残していく。
「このドラマ面白い」と言えば何かオシャレな感じに見られるような
そんな、これぞ天才というような脚本
そうゆう眩しい存在が僕は苦手だったのです。
しかし、今回は違いました。
老人介護という、おふざけでは触れないテーマに古典芸能という難しい舞台、その二つを全面的に打ち出して、泥臭い感動ドラマに仕立てつつ、そこにするりと置いてくるクスリとくるボケ、、、
ああ、やっぱり天才だ
宮藤官九郎さんからしたらこっちの方が本当のスタイルなのかも知れませんが、あっさりと天才の虜になってしまいました。
民放のドラマで笑いを取るのは本当に難しいと思う、ベタベタだと脂っこすぎて寒くなるし、何より演者の技術がかなり必要になってくる、シュールにすると変な感じでずっとスベってる感じが付き纏う危険性がある。
要するにベタとシュールのバランスがかなり重要になってくるし、微妙な配合になってくるのです
その点に置いて、今回のこのドラマ
100点です!
僕はモノマネの採点でいったら「は針すなお」クラスの辛口なので、この100点は凄いですよ!(批判は受け付けません笑)
そして、このドラマに出ている演者たちの技術が半端なさ過ぎて泣けます
こんな高次元で、穴のないキャスト久しぶりに見ました
まあ、いつものお笑いキャラの西田さん江口さん、荒川さん辺りは言わずもがな、それに引っ張られるかのように、永山絢斗さんや戸田恵梨香さんがメチャクチャ面白い!
僕は2人ともの凄いファンでいっぱい出演ドラマを観ていますが「え?こんな面白く演技出来るの?」と正直驚きました
やっぱり、現場によって演者の能力というのは変化するんだなぁと改めて実感しました。
勿論、そこまで出せるポテンシャルがあっての事だとは思いますが
こんだけ、笑わせて貰えると、この重い重いテーマの老人介護もなんだか笑顔で観れてしまうのです。
そりゃ実際の介護はこんなんじゃないと言われればそれまでですが、僕もいづれ、それこそ近い将来介護をする事になるでしょう、その時出来れば、こんな感じでお互いが寄り添いあって、笑いながら介護出来たらなと、いや、したいなと思わせてくれる、辛い時こそ笑わなきゃって、そう感じさせてくれるドラマなんです
だから、泣けるとき本当に真っ直ぐに泣けるんです
こんだけ笑いでフッたら誰だって泣くよ
ズルい
天才ってズルい
天才の周りには天才が集まって来てズルい
本当にズルいドラマです
しかし、笑えるのもこの辺までかな
来週辺りから、かなり現実に向き合ってく形になるのかな?
それでも笑い飛ばしてくれるのかな?
全員で一丸となって、天才達の力で笑い飛ばして欲しいな
そう心の中でお願いしながら来週を待ちます
ブリザード!!