4.0





出演者 4.0
ストーリー 4.0
演技 4.0
映像 4.0
俺の家の話 第1話
長瀬智也×宮藤官九郎のタッグは大好物なので、とても楽しみにしていた本作。しかも西田敏行さん、桐谷健太さんまで登場しているもんだから、いやでも「タイガー&ドラゴン」を思い出す。今回は師匠と弟子でありながら、実の親子を演じる長瀬さんと西田さん。長く見続けているからこそ、フィクションなのにこの2人が本当に親子に見えてくるから不思議だ。
クドカンを見続けていきたいと思える理由の1つとして、登場人物の“泣き”の演技だけで視聴者の涙を誘うのではなく、物語の運びや登場人物の抱えるものを描くことで、見ている人の気持ちや思い出を浮かび上がらせ、胸に訴えかけてくるところ。自らの人生や日々のこと、これから向き合わなくてはいけない問題、そういったときに人がどう感じるのか、どこで立ち止まってしまうのかを寿一と寿三郎の関係を通して魅せてくれる。役者さんの“泣き”の芝居につられて泣いてしまうというより、ドラマと自分が溶け合ってしまい、涙がでてくるような、そんな感じなんだよな。
私にも親がいて、親との関係や親の病気、介護、照れくささ、素直になれないこと、親子なのにうまく会話ができないことや、もっと話したいと思っていたこと。でもそんなことは口が裂けても本人には言えないこと。そういう一つ一つがドラマを見ている間中、全身に降り掛かってくる。まあ、要は親や家族や家に縛られてるとも言えるけど……。今回のドラマはガチガチに家系や家族にまつわるお話なので、これをクドカンがどう描き、どう壊してくれるのかがとても楽しみだ。