チャリまほ　最終回を鑑賞。

いやー
泣いた。

BL作品で涙したのは初めて。

以前にも話したようにBL作品でよくある特殊感がほとんどない、純粋なラブストーリー。そこは最後回までブレずにやりきった印象。

ここまで話題作になっていたら話題になる過剰なセリフや描写を付け加えたくなるはず。でも、全くそういう付け加えを感じない。

演出家の信念を感じた。

あと
役者のスキルに尽きる。
役者が役の人間を愛していた。

ここで、役に対して少しでも引っかかりがあったらここまでの熱演は絶対なかったし、視聴者をここまで夢中にはできなかった。

役者が役と向き合い、理解し、気持ちを整えた上でインストールして挑んだんだろうなぁ。

赤楚さん、町田さんはしっかり役を愛していた。
そしてこの役を演じることへの覚悟も確固たるものだった。

最終回で職場の女性社員の藤崎さんが大活躍。

２人の関係に気づき
安達の背中を押してあげ
最後は花火を打ち上げ祝福する。

藤崎さんがどういったキャラなのかがボヤッとしてたけど
まさかのスーパー助っ人だったとは・・・

またしゃしゃり出ず、さらっとエール送る感じ・・・嫌いじゃないです（違うドラマのフレーズ使っちゃった）

ロスタイムにシュート決めるくらいの盛り上がり見せてくれたましたね！

安達へプレゼント渡すとき
「結婚してください」じゃなくて「ずっと一緒にいてください」っていうところがめちゃ好き。

今回の大ヒットで２匹目のドジョウを狙って類似ドラマが出てくると思うけど
役者が役の気持ちを理解し、インストールしないととてもじゃないがチャリまほレベルの仕上がりは難しいだろうな。

このドラマを通じてLGBTへの考えが変わった人が多いんじゃないかな？
人を愛することに男性か女性かは２の次なんですよ。
それをこのドラマは教えてくれた気がする。

遅れての鑑賞だったけど本当にいいドラマを見せてもらいました。
間違いなく今年ベスト３に入る傑作ドラマでした。