このドラマをまともに見るのは今シーズンが初めてなんだけど、ドラマ全体のしっとり具合と同じで、犯罪とか事故の真実、そして遺体となった人が抱いた感情なんかを、ものすごく淡々と語るんだよね。

今回の流れなんて、ほかの刑事系ドラマだったらもっと感情的に、そしてお涙ちょうだいの壮大なBGMと演出があってもおかしくない。

でも、やらない。

だって実際、人ってものすごい衝撃的な事実に直面したときは、いきなり感情的になることがないような気がするから。そこが「監察医朝顔」の描くリアルなんだと思う。
どんなお仕事や現場だったとしても、たいていの日常は淡々と進んでいくし。
そのリアルさとフィクションのバランスの良さが、わりと広い層から支持されてる理由なのかな、と思いました。

そんなことより朝顔が妊娠してるっぽいのと、ラストの公衆電話の会話がなかなか衝撃的だったんだけど…。