4.0
出演者 -.-
ストーリー -.-
演技 -.-
映像 -.-
35歳の少女 第2話
10歳の自分
このドラマを見る人の多くがそれを思い出して、その自分との対話を自然と迫られているのではないか.
一般のドラマを見ているときとは違う、もやっとした感じを受けるのは、そのためのような気がする.
今の自分は、あの頃の自分の望む大人になっているだろうか?
あの頃の自分が今の自分を見たらどう感じるだろうか?
堂々と胸を張れるひとばかりではないはずだ.いやむしろ、そのような人は少ないのではないか.望美のような真摯な目で直裁に問われたら、しどろもどろになってしまうに違いない.
難しい役柄を演じきる柴咲コウさんの力量と、それに寄り添う自然と坂口健太郎さんの不器用な優しさが胸に迫る.
結人くんのやさぐれ具合の根底にはとてもピュアなものがあり、それが少女・望美と響き合い、この重い物語に安心感をもたらしている、とも感じる.