35歳の少女
秋ドラマが続々と始まっていますね。
コロナの影響で春ドラマや夏ドラマはイレギュラースタートが目立ちましたが
秋ドラマでやっと通常に戻ってきました。
その中で私の秋ドラマの1発目のレビューは
『35歳の少女』
10歳の少女が事故で昏睡状態になり25年後に目を覚ます物語。
脚本は遊川さん。
遊川さんは一流の人気脚本家です。ですが、私は遊川作品にそこまでハマっていない派。
アイデアは素晴らしいと思います。ただ、エンディングの後味の悪さに違和感を感じる作品が多く、気がつけば遊川作品を避けることが増えていました。
決定打となったのは朝ドラの『純と愛』
例えるなら大好きだった牡蠣であたってしまった感じ。
牡蠣であたった人ってその後、絶対牡蠣を食べないって言うじゃないですか?
その後、遊川先生の作品は観た記憶がほとんどない。
今回の「35歳の少女」で久しぶりに遊川作品と向き合ってみたいと思います。
第1話を観ました。
最初に言いたい…
柴咲コウさんが素晴らしすぎる!!
10歳の少女が目覚めたら35歳。
35歳の体と10歳の心を持つ少女。
25年後の現代に全く体と心がついていけてない主人公を見事に見事に演じきっている!
ストーリー自体はいつもの遊川作品のように暗い(私が観てなかった期間で明るい作品があったかもしれないが)
少女が目を覚ました時には
家族は離婚。妹も家を出てしまい。母だけが残っている状況。
25年ぶりに目を覚ました娘のために母は別れた旦那と家を飛び出した次女に家庭円満の演技をして欲しいとお願いする。
そして、少女と同級生だった男(坂口健太郎)にもリア充アピールして元気づけて欲しいと家に招く。
だが、その同級生が早い段階で嘘だと言うことをカミングアウト。
お父さんも離婚していることがバレてしまう。
1話の20分くらいでもう不幸まっしぐらな展開。
ここで目覚めたばかりの望美(柴咲コウ)は自分が思い描いていた25年後でないことに号泣してしまう。
この泣きの演技がやばかった!
もう10歳そのもの!!
ネットでもこの泣きは話題になっていましたが、そりゃなるよ!!
だってすごいんだもん!
もう柴咲コウさんの演技を観れただけで、このドラマを観た意味がありました。
それくらい凄い衝撃。
1話でこんな後味悪い不幸スタート切っているので今後もっと不幸が続くとは思いますが私は柴咲コウさんの演技を観たいので最終回まで観ようと思います。
同級生役の坂口健太郎さんもドラマであまりお見かけしてなかった印象でしたが
久しぶりに見た坂口さんの演技に厚みが出ていた。
坂口さんの演技もすごく気になるので、このドラマは観ます!