「MIU404」終わった!
途中のバッドエンド(幻覚)が本当にしんどくて
止まった時計を何度も見せられているのに本当に幻覚か自信がなくて
やめてくれよ〜やめてくれよ〜と祈りながら見る羽目に…。
結果、陣馬さんが目を覚ましたことで止まっていた時間が動き出し
本来のエンディングへと向かい始めたときには本気で「あーよかった」とつぶやきましたよね。
ただ、とらえどころのない犯人にたどり着くきっかけを作ったのが
警察という枠からはみ出してしまってもいいか、と一瞬諦めてしまった志摩のやりクチにプラスして
SNSにアクセスする人々の好奇心や野次馬根性のおかげだったというのがとっても皮肉…。
じわじわと内側から崩れていく志摩と伊吹の関係も見ていてツラかったし…。
ラスト直前は一旦落とすっていうドラマとか映画の手法だと分かっていても
思い入れのあるキャラクターたちが互いを傷付合うサマは見ているのがツライものです。
でも最後はキチンと4機捜がそれぞれの役割を持って事件へ向かい
連携しながら犯人を追い詰めていく姿は最高だった!!
メロンパン号~~~!おかえり!という瞬間もアガるアガる!
久住が伊吹から逃げても「志摩がまだいるもんね!」と思えるし
さらに逃げても「九ちゃんがいるもんね!」と思えるのが嬉しくなる展開。
最後の全部諦めたみたいな久住の表情も良かったし
大捕物がうまくいって本当に安心しました。
(とは言えまだ何かやらかしそう感ハンパない久住も良かった)
個人的に気になるのは、コロナじゃなかった時のラストは元々どう想定されていたんだろう?ということ。
4機捜の物語が2019年がメインだったコトの大きな理由が実はあんまり自分には見えてこなかった。
志摩と伊吹が2020年の今でも生きていて、
そしてバディを組んでいることの“実在感”は胸にくるものがあったし
その時に「ゼロ」というタイトルが出て「!」とはなったし
そういう意味合いでの2019年-2020年の物語とも思えなくもないけど…。
何か事件に絡んでいるのかな?と当初予想していたので
自分が思い込みすぎてしまっていただけかもしれない!
ただ延期になってしまったオリンピックやコロナが蔓延している今よりずっと前に脚本は書かれ始めていたと思うし
もしかしたら別のラストでそのあたりが回収されていたのかなぁ?と思ったり思わなかったり。
でもそのあたり今のムードを確実にとらえる脚本力で語り直されている感じもしたので
やっぱ野木亜紀子さん好き!となった次第。